「コクリコ坂から」のコクリコ/メル/ルフランの意味

この記事ではスタジオジブリから2011年に公開された映画「コクリコ坂から」の「コクリコ」の意味についてご紹介します。 この映画は宮崎駿さん脚本、宮崎吾郎さん監督で公開された映画で、宮崎吾郎監督作品はゲド戦記に続く第2作目です。コクリコ坂に込められた意味を知っていくためにも、まずは「コクリコ坂から」のあらすじを今一度確認するところから始めましょう。

乗った船が遭難し、行方不明の父と大学の先生の母を持つ松崎海は、コクリコ荘の家事全般を行っていました。その頃、松崎海らが通う高校の文化部部長の風間俊などが巻き起こす騒動を海は冷ややかに見つめていました。しかし、カルチェラタンに行った頃から海は風間が気になるようになり、俊も海に惹かれ始めます。 俊が海の家に招待された際に、海と俊の父親が同一人物であり、2人は異母兄妹であることを知ってしまった俊は、父親のことを隠して海との距離をおくようになります。しかし、距離をおかれた海は俊を待ち伏せ、道中で問い詰めます。その時に海と俊の父親が同一人物だと知らされます。 そんな時、カルチェラタンが取り壊されると聞いて、直談判をするために俊と海、生徒会長の水沼の3人で東京へ出かけます。その帰りに海は俊への思いを伝えます。家に帰るとお母さんが戻っており、行方不明の父親のことを尋ねて真実を知ることになります。

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みなさんは「コクリコ坂から」の映画をご覧になりましたか？こちらの映画をご覧になって、疑問は浮かんできたでしょうか？ 「コクリコ坂から」という映画には、変わった言葉や聞きなれない言葉などをはじめ、不思議な点がいくつもあります。今回は「コクリコ坂から」に散りばめられている秘められた謎について取り上げながら、それらに込められた意味を詳しく解説していきます。これを機会に「コクリコ坂から」の魅力についてさらに関心をお持ちいただけたら幸いです。

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「コクリコ坂」とは作品中に登場する坂の名前を指します。実際に存在している坂ではありませんが、モデルになった坂は横浜にあります。作品中では、このコクリコ坂が直接海に繋がっている設定となっています。 そんなコクリコ坂の「コクリコ」という言葉の意味をご存知でしょうか？この「コクリコ」とは「ヒナゲシ」という花のことで、この花をフランス語で表現したか言葉のことです。 ヒナゲシは画像のように赤色やオレンジ色の花を咲かせ、グビジンソウという別名も持っている花です。ヒナゲシの花言葉には「恋の予感、思いやり、忍耐、妄想」などの意味がありるので、この映画にベストマッチした花であることがわかります。

コクリコ坂からに登場する言葉には、常用しないものも多くあります。ここでは、意味がわかるとより世界観を感じやすくなる言葉についてご紹介します。

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映画「コクリコ坂から」は、東京オリンピックの開催を控えた1963年の横浜を舞台に、ストーリーが展開されています。オリンピックの開催とあり、町全体、日本全体が高揚している様子が伝わってきます。このような時代に暮らす松崎海と風間俊の距離とを少しずつ近づけていく展開がこの映画のメインストーリーになっています。 ヒロインの松崎海は、映画の中ではみんなに「メル」という愛称で呼ばれています。映画の中ではこの愛称についての説明がなされることがないので、疑問に思った方も多いでしょう。 では、この「メル」という言葉は一体どのような意味なのでしょうか。そして、なぜ「メル」という愛称が付けられたのでしょうか？ それは「メル」という愛称は、フランス語で「海」を意味する「la mer(ラ　メール）」からとった言葉に由来しているために「メル」という愛称が付けられました。

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「コクリコ坂から」の物語の中で、風間俊が所属している男子文化部の部室があるカルチェラタン。カルチェラタンは多くの男子生徒が部活動をする場ですが、荒廃していて取り壊し寸前でした。そんな状況を脱するために奮闘していた風間俊に対し、メル(松崎海)がカルチェラタンの掃除をすることを提案します。 メルの働きのおかげで、カルチェラタンの取り壊しに反対する人も多くなり、反対派と賛成派に分かれ集会が開催されるまでに事態は大きくなってしまいます。 そんなメルと俊が距離を縮めるキッカケともなったカルチェラタンの意味はなんでしょうか？ちなみに、カルチェラタンとは学生間で呼ばれている名称であり、本当の建物の名前は「清涼荘」で、明治時代に建てられた歴史ある建造物です。