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サブウーファーの設置位置・高さ|車/PC・パソコン/後ろ/

更新日:2024年01月21日

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今回はサブウーファーの位置についての特集です。サブウーファーは音楽鑑賞などの際、低音域を増強・付加してくれるスピーカーのことです。けれどその位置に迷ってしまうのがサブウーファーです。効率よく低音を響かせるためにはどうしたら良いか?徹底解説いたします。

サブウーファーについて

サブウーファーとは低音域を専門に担うスピーカーのことです。低音域とは100Hz以下の音域を指します。サブウーファーは単体で独立している場合が多いですが、サブではないウーファーは中音域・高音域のスピーカーと同じボックスに組み込まれることがあります。このようなスピーカーをマルチウェイスピーカーと呼びます。 一組(ステレオ)のマルチウェイスピーカーBOXで高音部から低音部までをカバーしようとすると、どうしても低音域が聞き取りにくくなってしまいます。この問題を解決したのが今回紹介するサブウーファーです。サブウーファーには2種類あります。メインのスピーカーの低音部を「増強」するものと、さらなる重低音域を「付加」するタイプです。 そのサブウーファーは実際どこに置けば良いのか、自家用車の場合、パソコン仕様の場合、TV用として、机上に置く場合など順を追って考察していくことにします。

サブウーファーの位置は後ろがいいのか

サブウーファーの位置は後ろが良いのでしょうか。サブウーファーは後ろに置くイメージがありますが、左右(ステレオ)のメインスピーカーの近くに置けば問題はありません。左右のスピーカーの間に配置するようにしましょう。その際の位置は中央(ど真ん中)である必要はありません。 どうしても外側にしか置けない場合はメインスピーカーから離れすぎないようにしてください。壁際やコーナーに置くのはおすすめできません。最近のサブウーファーは前後左右の位置に何も物体が無い状態で鳴らすことを前提に設計されているからです。これをフリースタンディングと呼びます。 フリースタンディングのサブウーファーを壁際やコーナーに置いてしまうと放射される音波の状態が乱れて音質が変化してしまいます。例外として、壁際やコーナーの位置に寄せることを前提に設計されているサブウーファーもあるので仕様書に注意してください。

サブウーファーの位置について

音響のベテランになると壁との位置関係を測って音質の調整をしたりします。基本的に低音域は直進する力が弱い傾向にあります。直進性のことを音響用語では指向性と呼びます。周りと後ろを覆われた光源は前方に進むしかありません。これが指向性です。 一方、囲いのない光源は上下左右360度、あらゆる方向へ進みます。光が分散されるので、その分暗くなります。低音にはこうした性質があります。その低音域を増強・付加するのがサブウーファーの役割です。 【サブウーファーの位置】 ◆左右のスピーカーの間に位置させるのがベスト ◆間に位置できない場合は左右のスピーカーのすぐ外側 ◆やむを得ず壁際やコーナーにしか置けない場合は音を聞きながら位置確認 ◆サブウーファーは指向性(直進性)が弱いので角度は関係ない

足元のイメージ

低音域を担うサブウーファーの位置には後ろや足元のイメージがあります。音には低音よりも高音の方が減衰しやすいという性質がるのをご存知ですか。高音の方が減衰しやすいのに、なぜサブウーファーによって低音を増強させる必要があるのでしょう。 それは先ほどの指向性が大きく関係してきます。豆電球を比べた時、裸のままの豆電球よりも懐中電灯の方が明るく感じます。音にも同じ原理が働きます。中・高音域は懐中電灯で明るく、低音域は裸の豆電球で暗くなってしまいます。アンプが出力を与えても低音は小さな音しか出ません。サブウーファーにはそうした低音域を増強する役目があります。

サブウーファーの必要性

最近の小型スピーカーは低音域がしっかりしていますが、本来の低音が聞こえているわけではありません。100Hz以上の倍音を響かせることでそのように聞こえるだけです。原音を忠実に再生するには昔ながらの大型のスピーカーが最適です。しかし最近は小型のスピーカーが増えたため、サブウーファーの存在が次第に認められてきました。

車のサブウーファーの位置

自家用車の場合のサブウーファーの位置はどこが良いのでしょう。セダンタイプ乗用車でのサブウーファーの位置はトランクが一般的です。先ほども説明したとおり低音は指向性が弱いので位置はさほど気にしなくても大丈夫です。 低音が利きすぎてしまうとドンシャリ(低音部がドンドン、高音部がシャリシャリ聞こえること)に加えて音全体が後ろに引っ張られる感じがします。ただし必要な部分をデッドニングしないとトランク自体が鳴ってしまいますので注意してください。

デッドニングについて

デッドニングとはサブウーファーを耐震材や遮音材で囲い、音の逃げやサブウーファーの振動によるノイズを軽減させる作業のことを言います。デッドニングを施すことで音質が驚くほど向上します。デッドニングはサブウーファーの位置よりも重要な意味を持ちます。

パソコンとサブウーファーの位置関係

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初回公開日:2017年12月19日

記載されている内容は2017年12月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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