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メーカー別CPU交換方法と交換する際の注意点や必要な道具

更新日:2024年08月24日

ガジェット

皆さんこんにちは、今回は「メーカー別CPU交換方法と交換する際の注意点や必要な道具」と題して、「メーカー別CPU交換方法と交換する際の注意点」についての詳細情報をご紹介します。CPUはパソコンの中枢機能を司る部分なので、ぜひ参考情報として役立ててみてください。

基本的に現代のノートパソコンでは、ほとんどの機種において「CPU交換」が可能になっています。中にはCPUだけでなくビデオカードまで交換部品項目に含まれているノートパソコンもあり、「一台のノートパソコンを購入すれば、確実に10年以上は寿命が持つ」とも言われる時代になりました。 しかし、ATOM機種のノートパソコンの場合は「CPUソケットの交換(取り外し)」が基本的に不可能なため、デスクトップパソコンのような応用の利くCPU交換ができません。それはATOM機種のノートパソコンの場合は、先述しましたマザーボードに直接溶接付けによって各部品が付けられているため、CPU交換そのものがむずかしくなるためです。

ASUSノートパソコンのCPU交換

ASUS機種ノートパソコンの場合、CPU交換する際にはまず「メモリー増設することがむずかしい(あるいはできない)」ということに注目する必要があります。この場合もATOM機種の場合と同じく、マザーボードに各部品を直接溶接付けしていることに原因があり、部品の交換が不可能になっているためです。 しかし最近では、このASUS機種ノートパソコンのCPU交換時のパターンも増えてきていて、特定のパソコン専門店ではこの「溶接された各部品を上手く取り外し、CPU交換を可能にしてくれる場合」が認められるようになってきました。しかしこれはASUS X551MAの機種のノートパソコンに限る情報ですので、一般的にはまだ普及されていません。

ACERノートパソコンのCPU交換

ACER機種ノートパソコンの場合も、ノートパソコン本体のHDD(ハードディスクドライブ)交換やメモリー増設はされることがありますが、CPU交換の場合はマザーボードに直接溶接付けされているため、CPU交換は不可能と言えます。 その代わりにACER機種ノートパソコンの場合であれば、HDDからSSD(ソリッドステートドライブ)へ変更することに伴い、パソコン内の空き容量を増加させる、デスクトップにある不要のアイコン(アプリ)を処理する、セキュリティソフトを最新バージョンに更新するなどのメンテナンスやバージョンアップによって、データ処理速度を速めることができます。

NECノートパソコンのCPU交換

NECノートパソコンの場合はCPU交換が可能で、メモリー増設・交換も普通に行なうことができます。Windows 7 64bit辺りのノートパソコンではこのNECノートパソコンの需要が高い傾向があり、現代でも多くのユーザーが当機種のノートパソコンを使用しているでしょう。 特にOS(オペレーティングシステム)機能が落ちてきた辺りをメドにCPU交換のタイミングがうかがえ、主にメモリー機能を司るスロットを交換する形のCPU交換が行われます。この際に特に冷却装置であるCPUクーラーの状態確認にも配慮したく、CPU交換時にはあらかじめ冷却ファンのケーブルを外しておくとよいでしょう。

VAIOノートパソコンのCPU交換

VAIOノートパソコンのCPU交換の場合は、一般的に3D対応VPCF2のCPU交換となりますが、ノートパソコン本体の裏側にあるHDDカバー、メモリーカバー、バッテリーHDD,ブルーレイドライブの交換を行なうため、ノートパソコンの裏面のカバー全体を取り外してCPU交換が行われます。 この際にはドライバーでビスをこじ開けての交換となるため、もしユーザーが自分でCPU交換する場合は、専門店で必要なキットを先に購入しておくとよいでしょう。そして裏面のカバーを外すと、CPUクーラーがまず見えてきますので、そのクーラー部位を取り外し、CPU交換が可能になります。 インテルSSD520シリーズを使用されている場合は、特にCPU交換がスムーズに進展するでしょう。あらかじめCPU交換されることを想定してカバー、内蔵部位のセッティングがされています。

富士通ノートパソコンのCPU交換

富士通ノートパソコンのCPU交換を行なう場合、よく聞かれるのが「富士通支社に問い合わせても、サポートしていないという旨を聞かされる」という返答でしょうか。富士通本社・支社ではこのCPU交換そのものへのサポートは行なっておらずCPU交換する際には、パソコン専門店か、あるいは自分で交換することになります。 先述でご紹介しましたように、CPU交換時に最も注目する点は「ハンダなどで直接マザーボードに溶接されてあるタイプのCPU」か、「ソケットタイプのCPU」であるかのどちらかです。ノートパソコンの場合はこの2つの種類によって「CPU交換が可能かどうか」が決まってくるため、この項目は必須の確認事項となります。 富士通ノートパソコンの場合は、この2種類のCPUタイプがあるため、まずどの機種かを確認する必要があります。ソケットタイプであればCPU交換が可能となります。

東芝ノートパソコンのCPU交換

東芝ノートパソコンの場合も富士通ノートパソコンの場合と同じく、ソケットタイプのCPUか、溶接付けタイプのCPUかでCPU交換の可否が分かれてきます。東芝ノートパソコンの場合も、この2種類のCPUタイプがあるため、まず「CPU交換が可能かどうか」を前もって確認しておく必要があります。 しかし東芝ノートパソコンの場合は、最近のモデル機種であればソケットタイプのCPUがかなり増えてきているため、CPU交換ができるタイプも自ずと増えています。ソケットタイプのCPUであれば先述のように、CPUのメモリー部位や冷却部品・加熱部品を直接変えることができるため、CPU交換もスムーズにすることができるでしょう。

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初回公開日:2018年04月20日

記載されている内容は2018年04月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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