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更新日:2024年10月22日
今回は「今一度(いまいちど、いまひとたび)」という言葉のもつ意味や、「もう一度」や「再度」など他の言葉との違いについて見ていきましょう。日本語には場面によってふさわしい言葉やふさわしくない言葉があります。「今一度」がどんな言葉なのか、チェックしてみてください。
「今一度(いまいちど)」という言葉がありますが、これはもう1回やもう1度という意味で使われている言葉です。 一般的に今一度は「いまいちど」と読みますが、「いまひとたび」と読むこともあります。有名な小倉百人一首にも和泉式部が読んだ「あらざらむこの世の外の思ひ出に 今ひとたびの逢ふこともがな」という句があります。 かなり古くから日本で使われている歴史ある言葉のひとつと言えるでしょう。
今一度という言葉の意味は2つあると考えられ、もう一度という意味ともう一度をさらに硬い表現に、強い表現にした意味があると言われています。 今一度はもう一度という意味ではありますが、少し硬い言葉です。今一度という言葉を使う場面を思い浮かべてみても、友達相手や気軽な場面で使うことはないでしょう。たいていはかしこまった場所や、ビジネスシーンなどでクライアントや取引先の方を相手に使う言葉になります。
今一度の意味としてもう一度という意味がありますので、「もう一度」という言葉と言い換えて今一度を使うことができます。 「今一度チャレンジする」というように、自分が何かを再度するという際には「もう一度チャレンジする」と言い換えることができます。どちらでも意味あいに変化はありません。むしろ今一度をもう一度に言い換えた方が、この場合は言い方として自然になるでしょう。
今一度はもう一度よりもより硬い表現をするために使われますが、これはもう一度よりも今一度の方が硬い文章だからでしょう。 今一度、という言葉の由来は古いとすでに紹介しています。古くからある言葉ということで、硬い場面で使う言葉というイメージがついています。ビジネスシーンで今一度という言葉をよく使うのは、このためもあるでしょう。 もう一度、よりもかしこまった言い方をしたい場合に今一度を使って表現します。
もう一度と再度の違いですが、意味的には違いはなく使い方に違いがでる、という言葉になっています。 もう一度と再度という言葉は、言葉の意味としてはどちらも違いはありません。もう一度という言葉も再度という言葉も、どちらも再び行動をおこなうことや繰り返しの行動を意味している言葉だからです。
もう一度と再度は言葉の使い方に違いがあると上で解説したように、「再度」と言う言葉はもう一度よりも強いニュアンスを含んだ言葉になっています。 例えば、「もう一度お願いします」という例文があります。これを再度に置き換えてみることができ、「再度、お願いします」という例文になります。もう一度を使った場合の例文と比較してみると、より強い意味合いの込められた文章になっていることがわかるでしょう。
もう一度と再度の使い方の違いとして、「再度は丁寧な言葉とは言えない」という点があるでしょう。もう一度よりも強い意味を含んでいるために、他人に対して使う場合はとくに注意が必要になります。 もう一度は、敬語として「もう一度、お願いいたします」という使い方をしても問題ありません。再度の場合は「再度、お願いいたします」でやはり強い言い方に見えてしまうため、相手によっては使わない方がよいでしょう。
記載されている内容は2019年10月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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