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深淵の意味|深淵の意味と3つの類義語と対義語|深淵の言葉のイメージ

更新日:2024年10月27日

雑学・歴史

いろいろな意味で「深い意味」を持つ「深淵」という言葉についての記事です。ここでは「深淵」の意味や類義語(谷間・深遠・どん底)・対義語(浅瀬)、またはイメージなどを記載しています。「深淵」について知りたい方は、参考にしてください。

深淵の意味合いは

深い淵、または底知れぬほど奥が深いことを意味します。「深淵」とは、一般的に「しんえん」と読みます。意味としては「深い淵」「深潭(しんたん)」「水深の深くよどんだ場所」「とても奥深く、終わりがないくらい底が知れないこと」などが挙げられます。 「深淵」は、物理的な「深さ」を指す以外にも、精神的、または心理的に「浮かび上がることが難しいくらいに苦しい心境や境遇」を表す場合にも用いられることがあります。

深淵の使い方・例文

「深淵」は、どのような場合に使うのでしょう。「深淵」は、精神的、または心理的に悪い意味の場合に用いられる場合が多いといえます。ここでは「深淵」の具体的な使い方をご紹介いたします。 深淵をのぞく・悲しみの深淵・深淵に飛び込む・深淵のよどみ・深淵へ落ちる・深淵に失墜する・深淵のような深さ・深淵におびえる・深淵をくぐる・深淵の深さを測る・深淵の淵を歩く・心の深淵・空間の深淵・社会の深淵などのように用いられます。

深淵の成り立ち

「深淵」の成り立ちはどのようなものなのでしょう。「深」と「淵」の漢字の成り立ちをご紹介いたします。「深」は「水(さんずい)」「穴+火+又(手)」の象形で成り立った文字で「奥深くに手を入れて火をさぐるさま」を意味します。 「淵」は「水(さんずい)」「両岸の間にたまった水(水が深くたたえているというさま)」の象形で成り立った漢字です。では、「深淵」にはどのような言葉の成り立ちがあるのでしょう。

キリスト聖書から?!

新共同訳聖書では、「創世記」に登場する単語に用いられています。「深淵」という言葉は、英語の「アビス(abyss)」にあたり、新共同訳聖書(聖書の日本語訳)では、「創世記」の中で使われている単語「テホム」の日本語訳として用いられています。 『悪魔の辞典』(フレッド・ゲティングズ著)によると、「深淵」とは悪魔学において「進化の終着点」と意味され、「人類の行き着く最後の場所」と解釈されているといわれています。

みんなが持っている深淵のイメージ

「深淵」には、どのようなイメージがあるのでしょう。「深淵」という言葉は、どこか深く重みのある言葉だと考えられますが、どのようなイメージがあるのでしょう。 「深」「淵」という漢字の並びや、「深淵」の「とても奥深く、底が知れないこと」などという意味からは、あまり明るいイメージや印象を持つことは少ないと考えられます。ここでは「深淵」という言葉のイメージがある「闇」と「絶望」の意味についてご紹介いたします。

「闇」には、「光の差さない、暗い状態」「先の見通しがないこと」などという意味があります。「闇」は、「暗闇」「暗黒」「暗がり」「月の出ていない闇夜」「裏側」「陰」「光が差さないこと」「(物事の)先の見通しがたたないこと」などの意味で使われます。 また「闇」は、物理的な事柄以外にも用いられることも少なくなく、「心の闇」などと精神的、または心理的な事柄を意味する場合にも使われることがあります。

絶望

「絶望」には、「希望を失うこと」「全く期待できないこと」という意味があります。 「絶望」は、「望みが絶えること」「希望を全く失うこと」「望みを捨てること」「うまくいく可能性がなくなり、何の見込みもなくなること」「まったく望みがもてないほど物事が悪くなっていること」などの意味で使われます。 また「絶望」の類義語には、主に「失望」「絶念」「悲観」「自棄」「自信喪失」「挫折」などが挙げられます。

深淵の類義語3つを紹介!

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初回公開日:2019年10月30日

記載されている内容は2019年10月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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