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【用途形式別】CD-Rの容量目安7つ|容量に関する3つの注意点

更新日:2024年11月03日

雑学・歴史

音楽CDを自分で聴く用に焼いたり、家電製品の説明書がデータでディスクになっていたりなど、パソコンがあるのが普通の生活において欠かせないツールなのがCD-Rです。データを保存するときに、書き込み可能な容量のことや、データの種類に合った保存方法を知っておきましょう

CD-Rとは

みなさんは音楽やデータの保存や、友人への受け渡しなどはどうしていますか?そこで使われるのがCD-Rです。一度は手にしたり、使ったことがある方が多いのではないでしょうか。 CD-Rとはコンパクトディスクの1つで、書き換え不可能な1つのデータを書き込むことのできるものです。CDを再生する機械ですぐに再生することができるため、近年のデータでのやりとりやUSBを使った方法よりも重宝される場合があります。

CD-Rの種類

CD-Rは「データ用」と「音楽用」の2つに分けられます。 「データ用」のCD-Rは、パソコンで使えるデータファイルを焼き込むことができるコンパクトディスク(=CD)です。ビデオカメラを購入したときに、CDが付いていて、説明書のデータが入っていることがありますが、それがいわゆる「データ用CD-R」です。 「音楽用」のCD-Rは、個人的に音楽用CDを書き込むために著作権料を含み、販売されているものです。

CD-Rの使い方

CD-Rの使い方はとても簡単で、誰でも使うことができます。パソコンさえあれば、すぐにでも使用可能です。 CD-Rは書き込み可能な容量内のデータを取り込むことができ、用途は基本的に「バックアップとして使うもの」か「(人に渡すなどの)共有用として使うもの」としての役割として使うことが多いです。 では「データ用」のCD-Rと「音楽用」のCD-Rの使い方はそれぞれどのようなものなのでしょうか。

音楽の書き込み

パソコンの音楽プレーヤーでは「MP4」「WAV」などの形式で音楽を聴くことができますが、CDプレーヤーで聞く場合は音楽用のディスクに書き込みをしなくては聴くことはできません。 しかし、CD-Rに直接「MP4」「WAV」の形式でデータを入れても一般的にはCDプレーヤーで再生することができません。パソコンで音楽プレーヤーの機能を使い音楽ファイルを「オーディオCD」の形式にしてからCD-Rに書き込みます。

写真の書き込み

友人と一緒に行った旅行の写真データを渡したいときや、パソコンだけに写真データがあるのは不安だからバックアップとしてデータを残しておきたいときに役立つのがCD-Rです。 容量があまりに大きいときにはCD-Rだと足りない場合がありますが、一度の旅行を記録した写真データなどの容量であれば十分足ります。写真のCD-Rへの書き込みはとても簡単で「ドラッグ&ドロップ」ですぐにCD-Rに書き込むことができます。

【用途形式別】CD-Rの容量目安7つ

CD-Rにデータを書き込むときに必ず確認しておかなければならないのが「書き込み可能な容量」です。 冊子の写真アルバムに入れることができる枚数が決まっているように、CD-Rにも「これ以上入れることはできない」という量、つまり「データ容量」が決まっています。見た目ではなんの違いも分からないCD-Rですが、その容量を確認するにはどうしたらいいのでしょうか。

音楽を書き込む場合の目安5つ

オーディオデータをCD-Rに書き込む場合にはオーディオデータの形式によって容量の大きさは変わっていきます。 オーディオデータの形式とはつまり「音質の違い」であり、「音質がよければよいほど容量は大きくなる」のです。CD-Rに音楽を書き込む場合の容量の目安は、形式によってどのくらい書き込める量が違うのでしょうか。 CD-Rの容量が650MBもしくは700MBであるということを基本にまとめていきます。

音楽を書き込む場合の目安1:標準音声形式で書き込む場合

音楽を標準音声形式、つまり「非圧縮音声ファイル形式」でCD-Rに書き込む場合、もともとの音質そのままに劣化なしで書き込むということなので、一番容量を使う形式になります。 このファイル形式で書き込む場合は、70〜80分くらいの音楽を書き込むことができます。音楽が1曲5分とするとだいたい14〜17曲くらいです。windowsの場合は「WAVファイル」、macの場合は「AIFFファイル」になります。

音楽を書き込む場合の目安2:WMA形式で書き込む場合

次は「音質にはそこまでこだわらないけれど、より多くの音楽データ量をCD-Rに書き込みたい」という場合に使いやすい「圧縮音声ファイル形式」の容量の目安です。圧縮された音声ファイルの形式は、数種類ありそれぞれ音質が違います。 WMA形式はwindowsで標準的に使われる圧縮形式で、音楽データを約22分の1に圧縮します。ファイル拡張子は「.wma」となります。

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