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更新日:2024年10月20日
アメリカは米、イギリスは英など、世界の国名は漢字で表記されることもあります。欧州にあるオーストリアも漢字で表せるのはご存知でしょうか。今回はそんなオーストリアを漢字で表記する際、どのように書くのかについて、また、どうしてそのように書くのかについても紹介します。
目次
オーストリアは、ヨーロッパの国です。首都は「音楽の都」とも称されるウィーンです。秋篠宮家の次女・佳子さまが初の公式海外訪問で訪れた地としても知られています。 アメリカやイギリスのことを米、英というように、実はオーストリアも漢字で表すことができるんです。
オーストリアという国名は漢字で書けるだけでなく、なんと漢字での表記方法が複数あるんです。 今回は、その中から「墺太利」、「澳地利」、「墺国」の3つの表記とそれぞれの漢字について紹介します。
最初に紹介するオーストリアの漢字表記は「墺太利」です。 一文字目は土へんに奥と書くように見えますが、奥の米の上にノを書きます。二文字目は太い、三文字目は利益の利です。「あ」と読む感じを使わなくとも、この3文字で「オーストリア」と読むことができます。 この表記は「オーストリア」という発音に対して、似たような発音の漢字を当てはめた、当て字表記です。 漢字の読みや意味は、次の項目で説明します。
次に紹介するオーストリアの漢字は「澳地利」です。 1つ目に紹介した「墺太利」の一文字目と「澳地利」の一文字目は似ていますが、「澳地利」の一文字目は土へんではなく、さんずいです。二文字目は地球の地、三文字目は「墺太利」と同じ「利」という漢字です。 こちらの表記は、オーストリアで話されるドイツ語の表記に寄せて漢字を当てはめられたと考えられています。
最後に紹介するオーストリアの漢字表記は「墺国」です。他の2つとは違って、この表記だと2文字で「オーストリア」と読むことができます。 1つ目に紹介した漢字表記「墺太利」の一文字目と同じ字である土へんに奥と書く「墺」という字を使います。この「墺」に国でオーストリアと読みます。 アメリカを「米国」というように、オーストリアのことを「墺国」と表記する場合があります。
よく新聞記事の見出しなどで、アメリカは「米国」、「米」、イギリスは「英国」、「英」などと表記されることもあります。日本のことを「日」と一文字で紹介することもあります。 「オーストリア」も、実はこのように1文字で表記できます。「墺」という字だけで、オーストリアを表します。 第二次世界大戦中に起こったことであるオーストリア合併も、合併したドイツを表す「独」とあわせて「独墺合邦」と表記することもあります。
記載されている内容は2019年10月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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