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選民意識の意味(エリート)・選民意識が強いのはどんな人/どんなとき

更新日:2024年04月26日

言葉の意味・例文

選民意識を持っているのはどんな人か?選民意識は周囲にどんな影響をもたらすのか?さまざまな事例をもとに選民意識について考察します。世界を縦の線で考え上下の関係を築くのか、横の線で調和を目指すのか。これからの時代に求められる資質とは何かを考えていきましょう。

官僚や裁判官は狭き門をくぐってきたこともあり、中には選民意識が強い人もいます。官僚は国を動かす政策を考えることから、自分は優秀で強大な力を持っていると勘違いをしがちです。官僚として人を動かせるのは国という看板があってのことですが、どうしても自分の力と思ってしまいがちです。 裁判官は人を裁くという職責から神のような錯覚を抱きがちですが当然、これは法の番人としての仕事であって人が偉いわけではありません。そのことを忘れ暴走してしまうことがときとしてあるため、注意が必要です。

白人

人間には個人ごとの能力の差異はあれど人種間の優劣はありません。もちろん向き不向きというのはあるでしょうが、それは違いであって優劣ではありません。 しかし人類の歴史上、白人は自分たちこそ優秀な人種だと錯覚し異なる人種を差別、虐待、搾取してきました。奴隷制度や帝国主義による植民地の正当化はその最たる例です。白人こそ優れた人種だというのは、まさに選民意識の最も端的な発現です。

フラットな世界

いかがでしたでしょうか。数々の例で見たとおり、選民意識というのは客観的に見ると独りよがりで、周囲に迷惑を及ぼす滑稽で思い上がったものでしかありません。多様性が尊重されている現代では、時代遅れな思想でもあります。人間を縦の関係で支配被支配で考えるのではなく、横の関係で広がりを持つことがこれから求められます。 他人に対して寛容でいるからこそ、自分自身を受け入れてもらうことができます。そのためにはフラットな開けた世界を自分の周りに築いていきましょう。

初回公開日:2017年10月18日

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