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県職員の志望動機の書き方|職種別の志望動機例文(履歴書/面接カード/面接時)

就活ノウハウ

希望職種として高い人気を誇る公務員。なかでも人気の県職員の志望動機が、「地元のために働きたい」というのでは少しありきたりでアピールに欠けますね。ここでは、県職員をめざす誰もが悩む志望動機の書き方について、具体的な文例をあげながらポイントをご紹介します。

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県職員の志望動機ってどの場面で使われるの?

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公務員は、景気の波に左右されず安定して勤めることができ、充実した福利厚生、社会的信用度の高さなどから、就活生や転職者の希望職種として常に高い人気を誇っています。公務員には国家公務員と地方公務員がありますが、市町村よりも行政規模が大きくやりがいもあり、しかも全国転勤がない県職員は特に人気が高く、その採用試験は狭き門となっています。 各自治体によって細かい内容の違いや多様化傾向はあるものの、採用試験の大半が第1次試験(筆記試験:教養試験と専門試験)と第2次試験(適性試験、論文試験、面接試験)の2段階で行われるのは、どの都道府県もほぼ同様です。そして第2次試験において、面接カードに記入したり面接の場で問われたりするのが、志望動機です。 今回は、県職員の採用試験を受けるにあたって誰もが悩む志望動機の書き方について、具体的な文例をあげながらポイントをご紹介していきます。

県職員の志望動機の書き方

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履歴書での志望動機

県職員の試験では、履歴書は所定の形式が与えられていることがほとんどで、市販のものを使用することはありません。現在は、インターネット出願も増えてきているので、悪筆に悩む人には朗報ですね。しかし、ここで気を抜いてはいけません。 まずは、指定された履歴書の書式を丹念にみてみましょう。一般的な住所氏名電話番号等の連絡先に加えて、記入すべき項目として何があるでしょうか? 学歴・職歴・免許・資格(語学検定やコンピュータスキル検定等を別途あげさせるものもあります)、そして志望動機や自己PRを記入する欄などを見つけることができるでしょう。 ただし、第1次試験のエントリーでは志望動機や自己PRまでは求めず、第2次試験に進んだ受験者のみこれらの記入提出を義務づけるという自治体もあります。論文試験を第1次試験の日程で実施しても、その採点は教養試験と専門試験の通過者のみしか行わないというのと同様です。

何を書くか?ではなく、何を書くことが求められているか?を考える

さて、項目が細分化されている場合、それらの記入欄に、そこにあった記載事項を的確に記入しているかということも、面接官の一つの判断基準になります。また、字数が指定されている場合がほとんどなので、簡潔にポイントを絞って記入することも必要です。 県職員には、高度に書類を読みこなし、また大量の文章を作成する能力が求められます。わざわざ細分化して問われているのに、志望動機と自己PRを混同して書いている時点で、文書の全体像をとらえていない=読解力がないと判断されてしまうおそれがあります。

志望動機でみられるポイント

県職員の場合、ほぼ全ての受験者が「◯◯県のために働きたい」と思っているのはあたりまえのことだと考えましょう。それを志望動機としてことさらに書くのは、他に材料がないのかと思われてしまう可能性もあります。最後のまとめの1文にあてる程度で充分でしょう。 むしろ、自分が◯◯県のために何ができるか?を具体的な体験・経験・経歴を含めて書き、さらにそれだけに留まらず、職務の守備範囲を広げていきたいという姿勢をアピールしてみましょう。

県職員として採用したい人材像に一致させる

採用されるためには、採用したい人材像を知る必要があります。県職員は一般的に ・事務処理能力の高い人間 ・スペシャリストよりもゼネラリスト が求められます。自分がこれらを持ち合わせていることを、志望動機を通じて表現しましょう。まずは、事務処理能力=文章作成能力と考えて、正しい日本語(誤字脱字がない、主語述語の関係や修飾関係が正確、敬語の使い方が正しい、語彙が豊富など)で論理的な文章を書くことです。 志望動機では、「どうして県職員に応募したのか」という過去を表現するのではなく「県職員になったら何をしたいか?どのような仕事をしたいか?」という未来を表現します。そのうえで、一つの分野にこだわらない柔軟な姿勢をみせると良いでしょう。

行政職の志望動機例文(履歴書)

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新卒

新卒者は、フレッシュさと何にでも挑戦する姿勢をアピールします。大学時代の専攻などと直接的につながる場合はそれを志望動機で前面に打ち出すのがよいでしょう。サークル活動などと繋げることももちろんよいのですが、学生としての活動と県職員としての活動を同様に取り扱わないように注意しましょう。 学生時代、特に目立った活動をやってこなかったという人でも、必ず材料はあるはずです。活動に限らないどんな小さな接点でもよいので、それを県職員としての仕事と関連づけて志望動機を構成しましょう。

新卒1 大学の専攻と関連づける

「大学では、社会学部で文化政策について学んでまいりました。○○県では、『○○のくに文化プロジェクト』と称して、さまざまな文化事業の発信が行われています。大学時代に学んだことをベースに、生まれ育った○○県で文化政策事業のお手伝いができればと思い志望致しました。しかし本来の文化とは、人間の営みすべてと言ってもよいものです。私は、○○県のすべての人々が文化的に豊かな生活ができるよう、行政の立場からさまざまなことに取り組んでいきたいと思います。」

新卒2 県職員との接点をふくらませる

「所用で県の出先機関を訪れた際、別の窓口で、県職員の方が一般の方に丁寧に申請書類の書き方を説明しているのを拝見しました。そのときにおっしゃっていた『この補助金はこういう時のために用意されているんですよ』という言葉が印象的で、それ以来公務員という仕事に興味を持ち調べるようになりました。そうして、納められた税金をいかに必要なところに効率的に配分していくかを考え、立案実行していくのが公務員の仕事だと理解しました。 私は、大学入学を機にこの県で暮らし始めました。生活していくなかで、県で行われている事業に興味を持ち自分もその恩恵を受けていることを知るにつけ、今度は生活者の目線を生かしてこの県で働きたいと思うようになり、志望致しました。」

既卒(転職)

転職経験者は、職歴との繋がりをアピールします。一見繋がりがないようにみえても、まったく関係のないということはありません。これまで自分が身につけたビジネススキル全てが県職員としての仕事の糧となると考えて、志望動機を構成しましょう。

既卒 前職と関連づける

「私は大学を卒業し、全国展開のOA機器メーカーで4年間営業職として働いてきました。ただ売るだけでなくメンテナンスもありましたので、長いスパンでお客様と関わることができたのは幸せなことと思っていますが、かねてより地元へ戻ることを考えていました。 ある時、補助金申請の概要を知るために訪れたある県の出先機関で、県職員の方が一般の方に丁寧に申請書類の書き方を説明しているのを拝見しました。そのときにおっしゃっていた『この補助金はこういう時のために用意されているんですよ』という言葉が印象的でした。 メンテナンス業務というのは、ある意味窓口業務での一般市民の方に対する姿勢と似ていると思います。わからない・知りたいという訴えに対し、わかりやすい言葉で、その政策が最大限の効果を発揮するように伝える。そんな共通点を見出した私は、地元の○○県に戻って、県職員として地域活性化のお手伝いをさせていただきたいと思い応募した次第です。」

面接カード・面接での志望動機

公務員試験は面接の予備資料として、エントリーシートではなく面接カードを用います。採用担当者は面接カードを見て質問をします。この時に重要なのが、志望動機です。 面接カードには志望動機以外にも自己PRなどを記入しますので、各項目ごとにポイントを決めて記入しましょう。志望動機を問われた際に面接内容と矛盾がないように、想定問答も考えたうえで記入します。面接内容を誘導するために、聞いてもらいたい内容(卒業論文など)を志望動機に盛り込むのも一つの方法です。 志望動機には、自分が◯◯県のために何ができるか?を具体的な体験・経験・経歴を含めて書きます。このとき、各項目に何があるかをよくチェックして、たとえば自己PR欄の内容と志望動機での裏付けとしてのPR内容が重複しないよう注意してください。最後は、職務の守備範囲を広げていきたいという前向きな姿勢をアピールするとよいでしょう。

新卒

「私が本県の県職員を志望したのは、3つの理由によります。 第1に、大学では学んだ文化政策の卒業論文で、本県で進めている『○○のくに文化プロジェクト』を取り上げて深く知るにつけ、その政策の理念の素晴らしさに感動したことです。 第2に、卒業論文の執筆にあたり、多くの県職員の方にいろいろな話を伺い、職員の方々の仕事ぶりを実際に拝見したことです。職員の方がどのようなことを考えて日々仕事に取り組んでおられるのか、また多忙ななか私に時間を割いてくださったように、県民の皆さんにも真摯に対応されている職員の方の様子をみて、私もこのようななかで一緒に働きたいと思いました。 第3に、生まれ育ったこの県で、学生時代に考えた広義の文化の発展に取り組んでみたいと思ったことです。本来の文化とは、人間の営みすべてと言ってもよいものです。私は、○○県のすべての人々が文化的に豊かな生活ができるよう、行政の立場からさまざまなことに取り組んでいきたいと思います。 そのためには、日々の業務はもちろんのこと、新しい知識の取得にも積極的に取り組み、周囲の人々とのコミュニケーションを大切にしながら、県職員として働いていきたいと思います。」

既卒(転職)

「私は大学を卒業し自分の進路を決定する際、大学時代に接客のアルバイトや体育会野球部での経験から、行動力と社交性についてはある程度自負していました。そして、営業職として全国展開のOA機器メーカーに就職し、4年間働いてきました。 ただ売るだけでなくメンテナンスもありましたので、長いスパンでお客様と関わることができたのは幸せなことと思っていますが、やはり生まれ育った地元へ戻りたいと考えるようになりました。 そんな時、補助金申請の概要を知るために訪れたある県の出先機関で、県職員の方が一般の方に丁寧に申請書類の書き方を説明している様子を拝見しました。私がやってきたメンテナンス業務というのは、ある意味窓口業務での一般市民の方に対する姿勢と似ていると感じたのです。わからない・知りたいという訴えに対し、わかりやすい言葉で、その政策が最大限の効果を発揮するように伝える。そんな共通点を見出した私は、周囲の人々に話を聞きながら、徐々に県職員というものに興味を持つようになりました。 一方で、会社員生活のなかで経理の重要性を認識し始めた私は、会計についても勉強を続けていました。民間企業と異なり県の会計は税金で運営されていますが、だからこそ、予算執行に関して疑問を感じたり背景を考えたりする視点は大切だと思います。 こうした私の4年間の民間企業での経験を、地域活性化のために少しでも活かすことができればと思い、応募した次第です。」

職種別の志望動機(看護師/医療/福祉/栄養士など)

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県職員には行政職・総合職以外に、専門職の募集もあります。ここでは専門職別に、志望動機の例を挙げていきます。

看護師/医療

「私自身が看護の道に進んだのは、手に職をつけたいという理由によるものです。しかし、改めて自分の将来を考える時期になったときに、直接的に人々の健康や命を救うという道以外に、間接的な方法で多くの人々を助けることができるということを知りました。おそらく、東日本大震災での自治体の医療体制の様子などが影響を与えたのだと思います。本県では、あらゆる災害を想定して医療体制を整備していると伺っています。平常時はもちろん、緊急時でも地元の方々のために率先して行動される行政の方の姿に感銘を受け、私も県職員として地元○○県に貢献したいと考えております。」

福祉

「幼少の頃から祖父母と暮らしていた私は、病気で倒れた祖母の介護の手伝いをするようになって、知らず知らずの内に福祉・介護の道に進むことを決めていました。大学では、ボランティア活動を通じて、高齢者だけでなく障がい者の方の置かれた状況などに目を向けるようになりました。本県では、「○○のくに障害者しあわせプラン」として、障害のある人が住み慣れた地域で豊かに安心して暮らせる社会づくりを推進しています。私も、みんなが暮らしやすい社会を創るお手伝いをしたいと思い県職員に応募いたしました。」

栄養士

「昔から母の料理の手伝いなどをしながら、漠然と料理・調理を自分の仕事にできないかを考えていました。進学する際に管理栄養士という道があることを知り○○大学に入学しました。学校での勉強や実習などを通じて『食育』という言葉を知り、子供たちの発育に食事が関係する重要性に大変興味を持ち研究テーマとして学んできました。○○県には豊かな地場産品もあります。私は県職員となって、『地産地消をベースとした食育』の仕事に携わりながら、子供達そして家庭を通じて全県民に食への関心を喚起し、健康的な生活を送れるよう取り組んでいきたいと思い、志望致しました。」

志望動機を考えるには、県職員の仕事を徹底的に知ろう

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志望動機を考えるには、県職員の仕事がどんなものかを、まずは徹底的に研究することです。県庁のホームページを丸ごと読むぐらいは当たり前、と思って取り組みましょう。相手が求めているものを知らなければ、自分の熱い想いを語ってもその言葉は空回りするだけです。 志望動機とは、県職員がどのようなことをしているのかをどれだけ自分が理解しているか、そしてそこで自分がどれだけのことをできるのかを裏付けとして呈示し、「自分はこういう仕事がしたいから志望したのだ」と前向きにアピールする欄だと考えて、記入しましょう。

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