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推進の辞書に乗っている意味と類語・逆の意味・使い方

ビジネスマナー

目標に向かって推進しております。CS推進活動を実施しております。このようによく聞く「推進」と言う単語ですが、なんとなく意味はわかるけど、ちゃんとした意味ってどんなのだろうと疑問に思いませんか。さまざまな場面で使われる「推進」と言う言葉についてご紹介します。

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推進の意味

「その件に関しては、予定どおり推進しております」などと、仕事上でよく耳にする「推進」と言う単語ですが、どんな意味があるのでしょうか。 推進は、「目標を達成するために物事を前に推し進める」と言う意味があります。

CS

小売業のマーケティングでよく耳にする、CSとはどんな意味があるのでしょうか。 CSとはcustomer satisfaction(カスタマー サティスファクション)すなわち、顧客満足(度)のことを言います。顧客満足ととは、人が何かを購入する時、その購入したものに対する満足度のことで、企業においては、顧客は、満足感を得られた時にその商品を買うと言う発想から、定期的にその満足度を評価し、次期製品開発に役立てたりする時に使う言葉です。 したがって、CS推進と言うのは、顧客に対して満足いただける商品を開発、または販売するために、企画や商品開発を推し進めると言う意味になります。

推進の辞書に乗っている意味

小学館の辞書で「推進」を調べると①力を加えて前におしすすめること②物事をはかどらせ、前進させること、となっています。進む力にさらに圧力をかけて、進めると言う意味になっています。 また、漢字一文字ずつ辞書を引いてみると、「推」は「おす」とも読み、①おしすすめる②すすめあげる。また、おしいだく、おしはかる、おしひろげるなどの意味があります。また「進」は「すすむ」とも読み、①前に出る②行く、や、また、前へ押し出す、良くなると言う意味があります。 漢和辞典に乗っている推進の意味は①前へ推し進める・進ませるとなっているので、漢字の意味から考えても、推進の意味は「物事を前に進めませる」また、「進」に「良くなる」と意味もあることから「物事を良い方向(=目標)に向けて進ませる」と意味になります。

推進の類義語の意味

推進の類義語には「促進」「推し進める」などがあります。「推進力」や「原動力」と言った力を加えて前へ推し進めることと言う意味を持つ単語も対義語に数えられます。 また、進歩か成長に貢献すると言う意味では、「奨励」(励まして進める)「助長」(力を添えて、成長や発展を助けること)などがあります。 推進するを何か違う単語に言い換えるとしたら、「取り組む」や「目指す」なども同じ意味合いになります。例としては「合理化を推進する」を言い換えて「合理化に取り組む」や「合理化を目指す」となりますが、「取り組む」、「目指す」は「動き始めた状態」に聞こえるのに対して「推進する」は今まさに進んでいる途中と言った印象を受けます。

推進力は他者からの褒め言葉

推進と言う言葉の類語に「推進力」と言う単語があります。これは物事を前方へ推し進める力、物事を推し進め実行させる力と言う意味があります。 「〇〇さんの推進力のおかげでこの企画がうまく行った」などと褒めることがありますが、これは、〇〇さんの尽力や周りを動かす力が、企画を推し進め成功に導いたと言う、最大の褒め言葉であり評価です。 しかし他者から言われるのは最大の褒め言葉になりますが、自分自身に使う場合には不遜な態度と取られる危険性があるため使用には注意が必要です。基本的には、推進力は「他者」が言う言葉であって自分自身には使わない言葉であると言うことを認識しましょう。「実行力」などに言い換えたほうがスマートに聞こえます。

推進の意味の使い方

推進は企業などでよく使われる言葉です。企業のホームページなどの会社情報やIR情報などにはよくこの推進という単語が使われています。 推進は予定どおりに物事が進んでいる、と言う意味の使い方をしますので、使い方としては「計画している合理化を推進しております」や「あの企画は推進中です」などがあります。 また、積極的に物事に当たること、物事を勢いよく進行させること、事前に策定した計画を実際に行う際にも使用されます。例としては「脱原発を推進しています」「あの商品の購入計画を積極的に推進しています」「計画沿って推進しております」と使います。

英語ではpropel

英語では「propulsion」「propel」となります。主な意味は、前者は名詞形で「推進(力)」と言う意味、後者は動詞で「推進する」と言う意味を持ちます。to propel a matter forward「(物事を)推し進める」と使います。 ブランコを漕ぐ場合も、propelを使います。これはブランコが推進力を利用して、高く漕ぐからです。 促進の場合はstep upですので、英語の方が推進と促進の違いがわかりやすくなっています。

推進の逆の意味

推進は「目標に向かって推し進める」と言う意味ですが、その逆の意味を持つ単語にはどのようなものがあるのでしょうか。 推進の対義語には「抑制」「抑止」「防止」などの言葉が挙げられます。「抑制」は抑え止めることの意味があり、抑止はさらに強い意味で、押さえつけて活動などをやめさせることと言う意味があります。またよく聞く単語の「防止」は防ぎ止めることと言う意味です。 推進は「すすめる」のに対し、対義語は「止める、抑える」と言う意味の単語を使います。「推進していた企画を抑止する」などと使います。

推進と遂行の意味の違い

遂行とは「任務や仕事をなし遂げること」と言う意味です。このため、「目標に向かって」やり遂げた状態にあるので、「目標に向かって進む」推進とはまったく違う意味を持ちます。 「推進していた業務を本日付で遂行した」(目標に向かって進んでいた業務が、今日目標に到達した)とするとわかりやすいです。推進している先に遂行があります。

推進と促進の意味の違い

促進は「人々を促し、物事を早く進めること」です。目標を早く達成するように、仕事を進めることという意味では推進と似たような意味を持ちますが、促進の方は、「促す」「催促する」「急がせる」などの意味合いが強く、進める早さが重視されている意味になります。 ですのでこの単語を使う場合には、「ゆっくり」や「徐々に」など物事の時間が遅い表現を持つ単語とはまったく逆の意味ないなるために使うことはできません。遅れている企画や急いでいる事業においてはよく使われる単語です。 推進は「目標に向かって予定どおりに進行している」と言う意味ですが、促進は「目標を早く達成するために力を加えて進行している」と言う意味になります。「苗の成長を促進する」などと使います。

推進と推奨の意味の違い

推奨は「優れていることを褒めて、人に進めること」と言う意味です。このため、同じ漢字を使っていますが、別な意味になります。「推」も「奨」もすすめると言う意味です。 推進の場合の「推」はおしすすめる、前に進むと意味合いで使いますが、推奨の場合の「推」は、(人に)すすめると言う意味になり「推薦」などと同じ使い方になります。 また、「奨」には褒めると言う意味も含まれているため、「推奨」は人に進めること、褒めて引き立てると言う意味になります。 よく、〇〇さん推奨、などとテレビコマーシャルなどで聞くことがありますが、使い方としては、「あの道具が使いやすかったので、推奨した」と使います。

目標に向かって推進しましょう

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推進とは「目標に向かってやり遂げるために努力をしている」と言う状態を表しています。そしてその先には「遂行」という「業務や任務をやり遂げた」状態が待っています。 推進と言う単語はよく使わますが、「推進中です」だけではどのくらいできているのか、どのくらい企画が進んでいるのかわかりません。ビジネス上でこの単語を使う際には、現段階でわかっている成果や、どのくらいの進捗なのかも合わせて説明するとより丁寧な心象を持たれます。 また、「推進力」は人の評価には使える言葉ですが、自己評価に使う際は、尊大な態度ととらえられる場合もあるので、使用する際は慎重に考えましょう。

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