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「疲弊」の意味と使い方・例文5コ・「疲労」との違い

更新日:2024年02月24日

言葉の意味・例文

疲れ切っている、疲れ果てているという意味で使われている「疲弊」ですが、日常で使われることは少なく、主に新聞や小説などに登場する言葉です。この「疲弊」はどのような意味を持ち、どのような場面で使うのかについて、例文を通して詳しくご解説していきます。

疲弊の使い方:人生に疲弊する この文章での「疲弊」も例文2と同じく「心身共に疲れ果て弱る」ことを意味し、精神的疲労の意味合いが強い例文です。 多くの困難に見舞われ、生きていることそのものに疲れを感じている人に対して使用する例文だと言えます。こちらも肉体的疲労と異なり、見た目だけでは正確な理解が難しいので、周囲に正確に伝えることが大切です。

例文4「心身疲労状態と診断される」

疲弊の使い方:心身疲労状態と診断される この文章での「疲労」とは「疲れて弱る」状況を意味しています。疲弊と比較すると程度は軽く感じられますが、病院で診断されるほどの心身疲労なので、状態としてはかなり重いとわかります。 「疲労」は「疲弊」よりも軽い疲れを表しますが、身体のみだけでなく心をも含めて疲れている状況を表す例文です。

例文5「疲弊感が漂う人」

疲弊の使い方:疲弊感が漂う人 この文章での「疲弊」も今までの例文と同じく「心身共に疲れ果てて弱っている」ことを意味し、その状態を自分自身の中に留めておけない状況を指す強い例文です。 こちらは肉体的疲労も精神的疲労も併せ持つので、理解しやすい雰囲気ではありますが、この雰囲気が続くと周囲から避けられることもあるので注意が必要です。

新入社員からベテランビジネスパーソンまで、ビジネスシーンで特に使えるマナーの基本が記されているのが「入社1年目 ビジネスマナーの教科書」です。 ビジネスマナーの基本を身に付けることでコミュニケーションが円滑になり、疲弊を感じにくくなるでしょう。

「疲弊」の類似表現

疲弊とは「蓄積した疲労により心身共に疲れ果て、弱ってしまうこと。それにより何もしたくなくなること」という意味と「経済的状況が悪化して活力がなくなること」という意味があることを前述しました。 大きくは。人間の心身に関する疲れと、経済に関する疲れを表現する時に使われる言葉ですが、この疲弊の言い換え表現や類語にはどのような言葉があるのでしょうか。 具体例と共に類語と疲弊との違いについて解説していきます。

「へとへと」

へとへとの使い方:もうへとへとで動けない 「へとへと」は、非常に疲れて力が抜け切ってしまう様子を意味し、すぐに立ち上がることが困難な程に疲れ果てている状態を指します。 疲弊と比較すると肉体的疲労の意味合いが強く、その疲れ具合は床や地面に倒れてしまう程度を指し、数時間の休息が必要な状態だと言えます。

「くたくた」

くたくたの使い方:今日は一日中歩き通しでくたくただ くたくたには「物が良く煮えるときの音や煮える様子」という意味と「疲れたり弱ったりして力が抜けている様子」という意味があります。 かなり疲れた状態ではあるものの、へとへとと比較すると立ち上がれない程度ではなく、少しの休憩を取れば動けるようになる程です。

「疲労困憊」

疲労困憊の使い方:仕事で徹夜が続いたので疲労困憊だ 「疲労困憊」は「ひろうこんぱい」と読み、疲れ果てて弱ることや疲れ切って動けない状況を意味します。 疲弊の類語として第1に挙げられる言葉で、「困憊」は「こんぱい」と読み、この2字だけで「すっかり疲れ果てる」ことを意味しています。

「憔悴しきる」

憔悴しきるの使い方:大事な人を亡くしたショックのため、彼女は憔悴しきっていた 病気や心配などの精神的ダメージが大きい状態を指し、精神的なダメージが身体へ与える大きな影響について表現する時に使われます。 「疲弊」の類語である「憔悴」は「しょうすい」と読み、病や心配のために痩せ衰えてしまうことを意味しています。疲弊と比較すると精神疲労の意味合いが強い言葉です。

「疲弊」の意味を理解して、正しく使おう

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初回公開日:2017年11月21日

記載されている内容は2017年11月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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