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閲覧の意味と使い方の例|類語・観覧/拝見/縦覧/回覧との違い

更新日:2024年04月21日

言葉の意味・例文

「閲覧」という言葉に焦点を当てて、その意味や使い方をご紹介していきます。普段何気なく使う言葉でもある閲覧ですが、その意味や使い方について、より詳しく丁寧に解説していきます。閲覧の類語や似た言葉などもご紹介していきますので、どうぞ参考にしてください。

「図書館で閲覧する」という使い方は、昔からあるいたってシンプルな表現と言えるでしょう。まさに「書物などを見て調べる」という意味で、閲覧という言葉が使われており、まさに閲覧そのものと言うことができます。 図書館で本や資料を読み込んで、その後のレポート提出に役立てたり、自分なりの意見を構築したりする際に使う言葉が閲覧であり、確認したり調べたりすることを表します。 また、図書館という場所の特性も鑑みて、「資料や本の外への持ち出しが不可で、図書館内だけで読める図書」という意味でも使います。

閲覧と似た言葉との意味・使い方の違い

ここからは、閲覧と似た言葉との意味・使い方の違いについてご紹介していきます。閲覧には類語と呼ばれる言葉も数多くありますが、それ以外に使い方や意味が似ている言葉も数多くあります。そういった言葉との使い分けや、ニュアンスの違いにも気をつけながら確認していきましょう。

観覧の意味や使い方

観覧とは「物事を見物する」時に使う言葉であり、例えば「大相撲を観覧する」「番組の収録を観覧する」などといった使い方をします。 閲覧とは違い、単純に見ることに重きが向けられた言葉であり、例文においては、大相撲や番組の収録を見た後に何か意見をまとめたり、情報発信をしたりすることはありません。観覧は、単純に催し物やイベントを見て楽しむことに重点が置かれた言葉と言えるでしょう。

拝見

「拝見」という言葉は、「見る」という言葉の謙譲語であり、へりくだった言い方と言えます。「資料を拝見しました」「お手紙を拝見しました」などといった使い方をします。 資料や手紙を見て、その内容や趣旨を理解した時にも「拝見」という言葉を使いますが、一方で、一見しただけで十分ではなかった場合にも「拝見」という言葉を使うことがあります。その言葉のニュアンスを理解しておくことで、時と場合に応じて「拝見」を使い分けることが大切です。

縦覧

続いては、「縦覧」という言葉の意味と使い方について見ていきましょう。まず縦覧の意味としては、「自由に見ること、思うままに見ること」などの意味があります。縦覧には閲覧に近いニュアンスも含まれており、物事を見た後に、何かしらの行動に結びつけたり、考えをめぐらせたりするといった意味も含まれます。 使い方としては、「固定資産を縦覧する」「選挙人名簿を縦覧する」といった表現で用いられます。

回覧

最後に回覧の意味と使い方について紹介します。回覧とは文字どおり「順々に回して見ること」を表し、回覧板などといった使い方をすることも多いです。 回覧には、「資料や書物を見終わったら次の人に回してください」という見せる方法に関するニュアンスも含まれています。自分だけが確認するのではなく、組織内の人やチーム内の人にも情報提供をしたい時に、回覧という言葉を用います。 使い方としては、「原稿を回覧する」「雑誌を回覧する」「写真を教材として回覧する」といった使い方をすることができます。

閲覧という言葉の意味と使い方を正しく理解しよう

閲覧という言葉の意味や使い方、類語や似た言葉についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。実際に言葉の背後に隠されたニュアンスまで考えると、閲覧すると使うのはそれほど簡単なことではありません。 学問的、ビジネス的思考を持って、研究意識や探求意識を大切にしていく中で、閲覧という言葉を使うことができるでしょう。単純に「見る」という意味ではなく、より高尚な言葉であるという認識を持って、閲覧という言葉に触れ合っていくと良いでしょう。 ぜひ、その意味と使い方を正しく認識した上で、積極的に文章の中で利用していきましょう。

初回公開日:2017年11月14日

記載されている内容は2017年11月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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