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お加減いかがですかの意味・加減の使い方6例・注意点

更新日:2024年02月26日

言葉の意味・例文

「お加減」と「加減」の意味の違いをご存知ですか。「お」がつく場合とつかない場合で、「加減」は使われるシーンが変化します。この記事では、相手の状況や場面にあった「お加減」の使い方や意味、「お加減いかがですか」を使うときの注意点を詳しく紹介しています。

例4:量を調節する

「加減」という言葉は、「量を調節する」時にも使われます。 この使い方は、料理をしているときなどによく使われます。例えば「塩味が効きすぎてないか」と確認したいときは、「塩加減はいかがですか?」と尋ねましょう。

例5:手加減

「手加減」という表現も、頻繁に使われる「加減」の一つです。 「手加減」は「少しハードルを下げる」という意味です。「まだ経験不足なんだから、もう少し手加減してやれよ」といった使われ方をします。

例6:いい加減

「いい加減」も、「加減」を使ったメジャーな表現です。 「いい加減」は2つ意味があります。「ちょうどいい」という意味と、「大ざっぱ」という意味です。一般的には後者意味で使われ、「いい加減な人」といえば「だらしない人」という評価になります。

「加減」という一つの言葉をとってみても、場面によって色々な使われ方をされているのが理解できます。 「場面による使い分け」が重要な最たるものが敬語です。『敬語「そのまま使える」ハンドブック』で、「 できる人の言葉づかいや話し方」を身につけましょう!

お加減いかがですかの注意点

ここからは、「お加減いかがですか」を使う際の注意点を紹介します。 「お加減」なので「健康状態」を尋ねる使い方ですが、「お加減」を使う場合の条件があります。また「いかがですか」と敬語が使われていますので、敬語としての正しさにも注意を向けましょう。

健康な人相手に使わない

「お加減いかがですか」は、健康な人相手には使わないように注意しましょう。 「お加減いかがですか」は、いま健康であることが明らかな相手に対して、体の調子を尋ねるものではありません。「体調を崩されていたと伺ってましたが、お加減いかがですか?」と言ったように、「怪我や病気をしていた」ことが前提にある場合に使う表現です。

どうでしょうかは敬語ではない

「お加減いかがですか」を使う場合に、「お加減どうでしょうか」と尋ねないようにしましょう。 「どうでしょうか」は丁寧語です。敬語であることは間違いありませんが、少々ぶっきらぼうな印象が拭えません。また「いかがでしょうか」は心配しているニュアンスがある一方、「どうでしょうか」は「単に状態を確認しているだけ」と受け取る方もいます。

お加減いかがでしょうかを正しく使おう

この記事では、「お加減いかがですか」の意味や使い方を詳しく紹介してきました。 「お加減」と表現したときは、ものごとや事象についてではなく、人間の健康状態について尋ねる使い方です。失礼な印象を与えないよう、「お加減いかがでしょうか」は正しく使いましょう。

お見舞いのマナーも学んでおこう

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初回公開日:2017年11月13日

記載されている内容は2017年11月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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