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「日程」の意味と使い方・例文6コ・「行程」との違い

更新日:2024年02月25日

言葉の意味・例文

行事や物事を計画するにあたって、「日程」を決めることは必須です。普段から何気なく使っているこの「日程」という言葉ですが、実は似たような言葉がいくつもあり、それぞれ意味が違っているので注意が必要です。この記事では「日程」を使うさいの注意点を解説していきます。

例文6「国会の審議日程」

国会の日程は、「審議日程」と呼ばれることもあります。限定された言い回しですが、覚えておきましょう。 「ようやく選挙も終わったので、そろそろ国会の審議日程が決まる頃だろう」

「行程」との違い

「行程」と「日程」との違いを確認していきましょう。 「行程」の意味は、「目的に達するまでの道のり」や「計画された物事の流れ、旅行などの予定」などです。「目的に達するまでの道のり」に着目し、「目的地や達成目標までのルート・時間配分まで考慮して作成された予定」が「行程」です。 「予定」に着目したものが「日程」、「目標・目的までの過程」を詳しく記したものが「行程」です。

「日時」との違い

「日時」と「日程」との違いを確認していきましょう。 「日時」は「日程」の一要素です。「○月△日の□時」が「日時」です。「日時」に場所などの情報が加わると、「日程」になります。

「時程」との違い

「時程」と「日程」との違いを見ていきましょう。 「日程」が「一日単位」の予定でしたが、「時程」は「時間単位」での予定です。といっても、「時間単位の予定」とは「日時」のことです。「日時」は「日程」の一要素なので、わざわざ「今日の時程を教えて」という使い方をする人は稀です。 「時程」という言葉は存在するものの、あまり使いみちはありません。

「日程」であれば、少し言葉の使い方を間違えても深刻なトラブルにはなりませんが、敬語となるとそうはいきません。 『美しい日本語と正しい敬語が身に付く本』で、正しい敬語の使い方を学びましょう。

「日程」の類語/言い換え表現

ここからは、「日程」の類語や言い換え表現を確認していきましょう。 「日程」の意味は、「何かを行うために予め決められた、一日の予定」でした。類語になると「一日単位」という要素は薄れ、漠然と「予定を表すもの」という意味で使われます。

「予定表」

「日程」の類語に、「予定表」があります。 厳密には「日程表」の言い換え表現といえます。文字通り「予定を表したもの」です。 「乗り換えが複雑なので、先に予定表だけでもいただけると助かります」

「日取り」

「日程」の類語に、「日取り」というものもあります。 「日程」は「ある日の予定」ですが、「日取り」は「何かを行う日」です。「結婚式の日程」であれば、「式は6月1日の15時」「披露宴は6月1日の16時」と表しますが、「結婚式の日取り」といえば、「6月1日」となります。

「スケジュール」

「日程」の類語に、「スケジュール」もあります。 「スケジュール(schedule)」は英語をカタカナ表記したもので、「予定」全般を示す万能語です。 「当日のスケジュールを教えてください」 「今のスケジュールだと間に合わないかもしれません」

「日程」の意味を理解して正しく使おう

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初回公開日:2017年11月07日

記載されている内容は2017年11月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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