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漢文の名言集|孫子、諸葛亮・論語、三国志の漢文名言集

更新日:2024年02月21日

自己啓発

中国の歴史は戦いの歴史でもあります。数多くの戦の中で、有名な王、官僚、詩人、文人たちが漢文による名言を残しました。現代の戦士ともいえるビジネスマン達にこの名言が役に立つことがあるのではないでしょうか。もう一度漢文から読み返し名言を学んでみるのも良いでしょう。

書き下し文

書き下し文とは漢文を日本語として意味が分かるように直した文章になります。漢字と仮名が混じった文章ですが漢字によってはそのまま使われる漢字と仮名に直される漢字があります。例えば【之】ですが「の」と読みますのでそのまま「の」と直します。

訳とは現代語訳の事です。漢文を書き下し文にしても意味が分からないので、現代語で訳して理解しやすくしたものになります。

「人間万事塞翁が馬」という名言があります。この原文は長いので一番肝心な部分を書きますと【福之為禍 禍之為福 化不可極 深不可測也】という漢文になります。 中国の北の国境の近くに老人がいましたが、その息子が馬に乗っていたところ落馬してしまいました。皆が気の毒がったのですが、その後隣国の兵が攻めてきて、国の若者は皆戦争に行って死んでしまいました。ところが老人の息子だけは足が不自由で戦争に行かなくて済んだので命が助かったという話に基づいた名言です。禍福は糾える縄の如しという事です。

論語

勉強の名言にも書きましたが、『論語』とは孔子と弟子の言葉を書いた書物になります。【吾十有五而志于学 三十而立 四十而不惑 五十而知天命 六十而耳順 七十而従心所欲、不踰矩】という漢文を読まれた方もいらっしゃると思います。 「私は十五歳で学問を志した 三十歳で自立できた 四十歳で心に迷いがなくなった 五十歳で自分に与えられた使命を知ることが出来た 六十歳で人のいう事が素直に理解できるようになった 七十歳で人の道を踏みはずすことがなくなった」という名言です。

歴史書別の漢文名言集

論語の名言

論語の中の一節に【子曰、知之者不如好之者 好之者不如樂之者】という漢文があります。 これは「一つの事をよく知る人がいても、その事が好きな人にはかなわない。また、その事を好きな人がいても、その事を楽しむ人にはかなわない。」という意味になります。 ことわざの「好きこそ者の上手なれ」という名言になります。

三国志の名言

三国志とは西暦200年頃、中国が三つの国に分かれて戦っていた事を書いた書物です。全65巻になります。上記の諸葛亮が活躍したのもこの時代になります。様々な戦いがあり、人間模様もあったので名言も沢山生まれました。 【用兵之道 攻心為上】という漢文があります。「用兵の道は心を攻むるを上となし」と読みます。兵法の基本は心理戦で戦いを進めるべきで武力行使は下策ということです。武力による戦いは両者を疲弊させるだけです。この名言を今の指導者達に読んで欲しいものです。

戦うビジネスマン達に参考になる名言

今まで色々ご紹介しましたが、日本で使われていることわざの数々の基になっているものの中には中国の名言が基になっているものが多くあります。上にご紹介したものの他にも、「大器晩成」「臥薪嘗胆」「破天荒」などビジネスマン達に使ってほしい言葉が色々あります。 日本で使われている漢字も元々は中国から渡ってきたものでした。そこからひらがなが生まれ、今ではひらがなと併用しながら私達は当たり前のように使っています。もう一度漢文を読み返し名言の数々を勉強してみるのも興味深いかもしれません。

初回公開日:2017年09月12日

記載されている内容は2017年09月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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