芸者遊びの内容・費用や料金・体験方法

「金比羅船船」という芸者遊びは2人で行います。芸者とお客が向かい合わせに座り、二人の間に台（テーブルやお膳など）を置きます。椀やお酒の袴、ライターのような手のひらで隠れる物を置きます。椀は手で掴みやすいものなら何でも大丈夫です。 「金比羅船船」を歌いながら音楽に合わせて、交互に台の上にある椀に手の甲を上にして乗せます。自分が物を掴み上に持ち上げた時に、相手は物が置かれていない台の上に手を握るようにして乗せます。その動作を繰り返し、先に間違えたほうが負けでお酒を飲みます。なかなか勝負がつかない場合は、曲のテンポがだんだんと速くなります。

金毘羅船舟の歌詞 こんぴらふねふね 追風（おいて）に帆かけて シュラシュシュシュ まわれば四国は讃州（さんしゅう） 那珂の郡（なかのごおり） 象頭山（ぞうずさん） 金毘羅大権現（こんぴら だいごんげん） いちど　まわれば

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「とらとら」は「虎拳（とらけん）」とも言われる芸者遊びです。これは、屏風を挟み、三味線の伴奏と歌に合わせておこなうジェスチャーを使ったじゃんけんです。日本の伝統的なお座敷・芸者遊びです。浄瑠璃「国性爺合戦（こくせんやかっせん）」から誕生した遊びといわれ、「和藤内（わとうない）の虎退治」として紹介されています。 「和藤内（やりでつく）」「虎（よつんばい）」「お婆さん（杖をつく）」のジェスチャーでじゃんけんします。「和藤内」は虎には強いがお婆さんには弱く、「虎」はお婆さんには強いが和唐内に弱い、お婆さんは「和藤内」に強いが虎には弱い、といった感じです。「とらとら」の歌の最後で屏風からとびだし、それぞれのポーズで勝ち負けが決まります。

虎々（とらとら）の歌詞 千里走るよな藪（やぶ）の中を皆さん覗いてごろうじませ 金の鉢巻きタスキ和藤内（わとうない）がえんやらやと捕らえし獣（けだもの）は とらとーら とーらとら とらとーら とーらとら とらとーら とーらとら

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芸者遊びの中に「投扇興（とうせんきょう）」というものがあります。「投扇興」は、日本の伝統遊戯で、桐箱の台座上に立てられた「蝶」と呼ばれる的へ扇子を投げ、落ちた「蝶（的）」「枕（台座）」の位置関係 により 点数（役）が決まるゲームです。芸者遊びとしては 単純なゲームのように感じますが、地方などによってルールや点数（役）が微妙に違うようです。

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東京にも花街（はなまち、かがい）と呼ばれる地域があります。芸妓屋などが集まる東京六花街です。芳町、新橋（銀座）、赤坂、神楽坂、浅草、向島などがそれにあたります。以前はなじみの料亭などに見番と呼ばれる芸者を取り次いでくれるところに依頼して宴席に芸者に来てもらう、という形でしたが、現在では料亭に芸者遊びがセットになった宴会のプランなどがあります。 通常の数人での宴会の申し込みもできますが、1名からでも受け付けています。食事込みのセット料金になっている料亭もありますので、金額などを気にせず気軽に楽しむことができます。

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京都の料亭でも芸妓・舞妓さんを呼んで楽しむことのできるお店があります。京都では芸妓・舞妓と遊べる、というのがお店の売りになっているということもあるので、ホームページなどで簡単に調べることができます。詳しい料金設定が載っているお店もあったり、一見さん歓迎のお店などもあるので、安心して利用できます。中には子供を同伴できるお店もあります。

お座敷の体験ツアーなどは、大手旅行会社などでも行っています。インターネットから簡単に予約でき、ツアーの内容もさまざまです。夜のプランもありますが、ランチのプランが用意されているところもあるので、自由な選択が可能です。専門の予約サイトなどもあるので検索してみてください。

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何名もの芸者に来てもらうと料金はそれだけかかりますが、夕食に芸者1名がついてくれて4～5万円というところもありました。ツアーになると大人数になるので1万円台からあるようです。