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WebテストのGABとは
就職活動をしていると、「GAB」というWebテストを目にすることもあるでしょう。企業によっては、Webテストをクリアしないと、その後のグループワークや面接などのステップに進むことができません。「GAB」をクリアすることは、就職活動を成功させるためにも、非常に重要なポイントになっています。
GABは総合適性テストのこと
GABを採用しているのは、多くが新卒採用の選考ステップです。総合職は特に積極的に取り入れているようです。中途採用でもあまり目立った採用がありません。
これは、GABが総合適性テストであるためです。総合商社や専門商社をはじめとして、証券会社や投資会社、総研などの業界に特化して取り入れられている傾向にあります。これらの業界や企業を志望している人は、まずクリアしなければいけない課題であるとも言えるでしょう。
GABの内容は、主に言語と計数の能力テストと、性格テストからなっており、計画的な対策をすることで、難関をクリアしやすくなるでしょう。自分のタイプに合わせた、的確な練習を繰り返す必要があります。
GABの対策・練習方法
それでは、GABの具体的な対策や練習方法について、より詳しく解説していきましょう。
言語問題の対策方法
短めの文章を読み、その内容についての設問に答えていくのが一般的です。ひとつの文章に対し、四つの問題が設定されているのが基本です。評論文や物語が出題されることもあれば、古文や漢文が出題されることもあります。
基本的には、文章の要所を理解し、内容をスピーディーかつ正確に把握するスキルがあれば、クリアしやすいパートとなっています。文章読解と言葉の正しい把握が必要でしょう。古文や漢文のような出題に対応するために、基本的な古語や漢文の文法などを確認し、内容を読み解けるようにしておきましょう。
計数問題の対策方法
計数問題は、いくつかの図表を読み取って、それぞれに設定された問題を解いていくスタイルになっています。
図や表のスムーズな読解力はもちろん重要ですが、図表から読み取れない内容についても出題されることがあります。計算問題を読み解く必要もありますし、専門の公式を取り入れなければいけないこともあるでしょう。
GAB試験においては、計数問題に苦手意識を持っている方も多いことでしょう。一朝一夕の対策ではクリアしにくい部分もあるので、専門の参考書を用意して何度も繰り返し問題を解けるようにしておきましょう。
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自分がどういったタイプの設問に弱く、どのような出題に足を引っ張られるのかを分析した上で、苦手克服のために練習問題を繰り返します。あてずっぽうの回答はせず、解説を良く読み解き、分からない理由を理解していきましょう。
時間を設定して対策しよう
GAB試験は、解答スピードが仕上がりを左右することも少なくありません。じっくり時間をかけてしまうことで、全部の設問に手をつけられずに終わってしまうケースも少なくありません。制限時間と比較して、問題数が非常に多いのは、GAB試験の代表的な特徴だからです。
そのため、制限時間以内に、効率良く問題に取り組めるスキルを養っておくべきでしょう。基本的には時間設定を設けて、その時間以内で問題を解く練習を繰り返してください。
本番で時間制限に焦ってしまい、実力をしっかり出しきれないというトラブルも、タイマーを設定した練習を繰り返すことでクリアすることができます。
GAB試験の例題
それでは、GABで頻繁に出題される傾向がある内容について、例題をいくつかピックアップして紹介していきましょう。
グラフ問題
ある国の、クラブ活動ごとの構成人数を紹介しているグラフが表示されています。「サッカー部には、小学生が780人、中学生が687人、高校生が289人」「テニス部には、小学生が678人、中学生が399人、高校生が234人」というように、分類されたグラフが提示されています。
このグラフに対し、いくつかの設問が設定されています。「サッカー部の小学生の人数は、テニス部の中学生の人数の何倍か?」という問題です。
サッカー部の小学生の人数を、テニス部の中学生の人数で割れば良いので、「780÷399」という式をたてて、「1.97倍」と答えます。小数点以下の数字が長く続く場合、「下何桁まで求めなさい」という指示が入っていることがあります。
同じように、「サッカー部の中学生の人数をXとすると、バレー部の高校生の人数はどう表わされるか?」といった問題や、「バスケ部の中学生の人数を1とすると、バスケ部の合計人数はどう表わされるか?」のように、より高度な対応が求められるものもあります。
選択問題
「4x-18
この場合は、不等式を読み解くべきであるという判断と、その解読方法を理解しておかなければいけません。
GAB対策をしたい人におすすめの本
それでは、GAB対策を徹底的に進めたいとき、チェックしておきたい本をいくつか紹介していきましょう。
Webテスト対策に徹底したアプローチをすることが出来る本です。タイトルの通り、GAPはもちろんのこと、CAB対策にも取り入れることができるため、とても密度のある内容となっています。
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代表的なGAB対策の本の中では、かなり難易度の高い練習問題が多数掲載されているため、この本に慣れておくと、本番でもクリアしやすいでしょう。
こちらもタイトルの通り、GABはもちろん、CABにも対策することが出来る一冊となっています。Webテストの徹底対策を行って、就職活動の成功を目指すときにぴったりの仕上がりになっていると言えるでしょう。
計数から文章読解まで、幅広い方面に、分かりやすい解説が掲載されているため、あまりGABに深い知識がない人が、初めて手に取る対策本としてもうってつけです。毎年その年度用のバージョンが出版されるため、最新の知識を身に着けるのにもぴったりでしょう。
圧倒的な情報量が特徴の一冊です。こちらは、Webテストについてやや知識がある人が、二冊目のGAB対策本として利用するのに向いています。
あるいは、スキルの高い人からの指導が受けられるときのテキストとしても向いているでしょう。就活スクールなどに持っていったり、例題として質問をするときなどにおすすめの一冊だと言えます。
スマートにまとまった一冊で、解説本としてのテクニックがたくさん掲載されています。より効率よく問題を解くためのスキルを身に着けることが出来るでしょう。
全体的にすっきりしたまとめ方になっているため、一冊基本の本をクリアしたあとに、追加で読み解いたり、空き時間をうまく利用してGAB対策がしたかったりする人に向いている仕上がりだと言えます。
GABを手軽に対策できるおすすめのアプリ
GAB対策には、アプリの利用もおすすめです。空き時間もうまく使いやすいですし、ちょっとしたコツの把握にもおすすめです。いくつか代表的なおすすめアプリを紹介していきましょう。
TG-WEB
Webテスト全般に対策がしやすいアプリです。SPIや玉手箱系の対策も出来るようになっているので、GAB対策以外もひとまとめに進めたいという人にぴったりです。
移動時間をうまく使って、効率良くGAB対策がしたいときに良いです。色々なタイプの就職活動をする人に使われています。
SPI 非言語分野 就活応援
タイトルはSPI対策となっていますが、Webテスト全般に出題される非言語系の問題がチェックできます。GABでも、計数や表問題などが特に苦手な人が、苦手を克服するのに向いているタイプのアプリでしょう。
GABを対策できるおすすめの無料サイト
無料サイトを活用するのも、GAB対策のための近道です。コスパ良く勉強をすることで、負担を極力少なくして就職活動を進めることが出来るでしょう。いくつかのおすすめサイトを、ピックアップして紹介します。
CAB-GAB対策
タイトルの通り、CABもGABも対策出来るサイトです。Webテストについて、まずは簡単な知識を身に着けるところからスタートさせたい人にぴったりです。例題が多数掲載されているため、概要を把握するのにも向いています。
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Webテスト.jp
GABだけに限らず、Webテスト全般に対するアプローチが可能なサイトになっています。どんどんコンテンツが追加されているため、今後更に使いやすさがプラスされてくるかもしれません。
パソコンからはもちろん、スマートフォンからもチェックすることが出来るので、移動時間や待ち時間も効率良く使いたい人にぴったりだと言えるでしょう。
みんなのWebテスト
タイトルの通り、こちらもGAB以外の幅広いWebテストに対応しているサイトになっています。Webテストの内容はもちろん、就職活動におけるスマートなアドバイスも豊富です。
例題と回答はもちろんのこと、詳しい解説もたっぷり掲載されているため、練習問題だけではなく、より自分が躓いてしまった内容などを的確に確認することができます。苦手分野がまだ分からない人は、ここからスタートさせるのも良いでしょう。
GABを攻略して内定をゲットしよう
いかがでしたでしょうか。GABの攻略は、あなたが就職活動を成功させるために、決して欠かせない大切なポイントです。
特に、商社や証券会社のような、総合適性をチェックされる業界を志望している人にとって、GAB対策を徹底することは、内定ゲットのための最短ルートになることもあるのです。
重要なのは、自分にあった、より良い方法を試すことです。