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「看護師」になる方法と仕事内容紹介|「准看護師」との違いなど

職種研究

大学や専門学校の進路選択で堅調な人気を誇る看護師ですが、今回はそんな看護師の仕事内容を紹介します。看護師という仕事は一般的に俗に言う「3K」と言われます。ここでは「3K」の実態や勤務場所による仕事内容の違いに触れながら、看護師の仕事を紹介していきます。

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看護師になるためには?

看護師になるには、専門の教育を受け、国家試験に合格しなくてはいけません。では、専門教育はどのようにして受けることができるのでしょうか。

中学卒業後、衛生看護科の高等学校へ進学

1つめは、高等学校進学時に衛生看護科に進学することです。准看護師の資格を取ることができます。

高校卒業後、大学、短大、専門学校へ進学

高校卒業後に専門学校や短期大学、4年制大学へ進学することです。近年では、4年制大学や3年生の看護専門学校で、看護師だけでなく、保健師または助産師養成のカリキュラムを並行して学ぶことができ、卒業と同時に保健師、助産師の国家試験受験資格を取得することができるところもあります。

働きながら正看護師を目指す

3つめとして、働きながら看護師を目指す方法です。准看護学校で准看護師の資格を取得し、看護専門学校の定時制を経て、正看護師を目指すことができます。准看護学校在学中は看護助手として働き、看護専門学校在学中は准看護師として働きながら、正看護師を目指します。看護専門学校の通信制課程を利用して正看護師を目指す方法もありますが、そちらで学ぶためには准看護師資格取得後に10年間の実務経験が必要とされますので、注意が必要です。 ※2018年4月入学生より通信制で学ぶための実務経験は7年に短縮される予定です。

「看護師」と「准看護師」の違いとは?

看護師には、「正看護師」と「准看護師」の2種類の資格があります。 厳密にいうと、「正看護師」は「厚生労働大臣の免許を受け、療養上の世話、または診療の補助を行う」とされています。一方で「准看護師」は、「都道府県知事の免許を得て、医師、歯科医師、または看護師の指示を受けて、療養上の世話、または診療の補助を行う」とされています。よって、准看護師は国家資格ではない、そして医師や正看護師の指示なくしては、業務を行えないことになっています。 一方で、「正看護師」と「准看護師」は現場において、ほとんど同じ業務をこなしているにも関わらず、給与や昇給の面において、差が生じています。また、看護師であれば、管理職に就くこともできるため、その点において将来的に正看護師とさらに違いが生じる可能性があります。 ただし、准看護師の資格は看護師よりも短い期間で取得でき、持っていれば自分の都合に合わせた非常勤での勤務ができるので、家庭との両立という面で考えた場合、忙しい主婦や共働きの方には向いている資格と言えるかもしれません。

看護師の「やりがい」はどこに感じるのか?

それでは、看護師の仕事内容のどこにやりがいを感じているのでしょうか?ここではいくつかご紹介していきます。

患者さんが元気になる姿に感動

看護師としての仕事のやりがいは、患者さんが病気やケガから回復して健康になる手助けをすることができることです。自分が関わった患者さんが回復して元気になっていく姿をみることに達成感を感じ、それをやりがいに感じる方も多いです。そして、何といっても患者さんやそのご家族に「ありがとう」と感謝された時には、辛くて大変な仕事であっても、「やっててよかった」という感覚を持つことができます。

医療チームの一員としての達成感

中には医療チームの一員として認められた時にやりがいを感じる方もいます。医療の現場は看護師だけでなく、医師や他の医療スタッフの協力体制、いわゆるチーム医療で成り立っています。そんな中で、ドクターや他のスタッフに認められながら仕事をすることでやりがいを感じることができ、チームの中での看護師としての自分自身の成長にもつなげることができます。

看護師としての仕事内容の専門性

検温や採血、様々な処置等、看護師としてはできて当たり前と思われるようなことでも、最初はできなかった仕事内容ができるようになった時の喜びはやりがいにつながります。みんな経験のない、何もわからない新人からスタートし、だんだんと経験を積む中で、看護師としての専門性、技術が高まり、それがやりがいや自信につながっていきます。

【勤務場所別】看護師の仕事内容・勤務時間

看護師の仕事内容は、勤務する病院の規模や施設の違いにより異なります。今回は代表的な勤務場所とその仕事内容を紹介します。

総合病院

仕事内容としては、患者さんの身の回りのお世話、診察介助、注射や投薬、リハビリ等、看護全般を行います。入院患者のいるような病院では、2交代制や3交代制による「夜勤」がある場合があります。また、大学病院では、看護の仕事を行うと同時に、看護学生の実習の受け入れを行い、その教育や指導を行うことも仕事内容に含まれます。大変なイメージが先行してしまうかもしれませんが、手術や新生児への対応、ICUでの経験等、個人病院や規模の小さな診療所ではできないような経験をすることができます。

診療所

19床以上の入院施設を持つ医療機関を「病院」といいます。それに対して、病床数が19床以下のものを「診療所」といいます。診療所の仕事内容として、特に病院スタッフの人数が少ない場合は、看護全般の仕事を行うのに加えて、受付業務や薬剤師の補助等、他の職種のお手伝いを行うこともあります。 診療所の中でも入院施設を持っていないところでは、入院患者がおらず、24時間看護の必要性がないため、夜勤はありません。そのため、家庭との両立がしやすく、結婚したり、子供を産んでも、長く仕事を続けられる環境であるといえるでしょう。

保健・福祉施設

病院以外で看護師の主な勤務先として、保健・福祉施設が挙げられます。超高齢社会の中で、老人介護の必要性とともに、老人保健施設での看護師の需要が高まっています。施設内の介護福祉士や栄養士等と連携して、入所者の健康管理を行うという大切な役割を担います。仕事内容としては、看護全般の仕事を行うのはもちろん、時には患者さんの自宅を訪問して、家族の相談にのったり、指導、援助を行ったりします。

その他

他にも看護師の勤務先は、地域の検診センターや企業の医務室、保育園等、様々なところがあり、仕事内容も若干異なる可能性があります。検診センターでは、地方自治体や企業で行われる健康診断などの業務を専門で行います。企業の医務室や保育園では、従業員や幼児の健康管理、治療を行います。

看護師の仕事内容、「3K」とは?

看護師の仕事内容は、よく3Kと言われることがあります。「きつい」「汚い」「危険」の3つの頭文字をとって、3Kと言われています。では、なぜそれらの仕事内容がそういわれてしまうのかを説明していきます。

「きつい」

看護師の仕事内容として、患者さんの容体の変化を見逃さないように管理することが求められます。命に関わる現場の中で、常に神経を張りつめているため、精神的にも体力的にも「きつい」職場であると言えるでしょう。また、先に紹介したように、夜勤のある勤務先では、勤務時間が不規則となり、休日も不定期のため、オンオフの切り替えが難しく、プライベートの時間の確保が難しいため、そういう面で精神的に追い詰められる方も中にはいます。

「汚い」

患者さんの血液や嘔吐物、排泄物など、身の回りの世話全般を行うため、「汚い」という感覚を一般の人は持つかもしれません。しかし、これも看護師の大切な仕事内容の一つです。日常的に行う看護師にとっては、「汚い」という感覚を持っている方は少ないでしょう。ただし、潔癖症の人は大変かもしれません。

「危険」

病院で勤務していると不特定多数の様々な病気の患者さんの相手をするため、インフルエンザやノロウィルス等の流行の病気への感染や未知のウィルス等、様々な病原菌に感染する可能性が高いといえます。このような院内感染については、基本的に病院全体として対策が取られていますが、100%防げるということではないため、そういう点においては「危険」と言えるかもしれません。

魅力のある看護師の仕事に就きましょう!

看護師という仕事内容は、命を扱う現場であり、精神的にも肉体的にも辛く、大変です。しかし、大変な分だけやりがいもあり、他の仕事では味わうことのできない達成感を得ることもできます。これから看護師を目指す方は、厳しい仕事内容もきちんと理解し、その中で自分らしく患者さんと接することのできる魅力ある看護師を目指していただけるとよいのではないでしょうか。

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