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事業主借と事業主貸+事業主借の返済方法+事業主借がマイナスの場合+事業主借と元入金+決算の際の事業主借

更新日:2022年09月11日

プログラミング学習

事業主借と事業主貸

事業主の財布と事業の資金

経営というのは個人とは分離されている必要があります。 少なくとも企業体であれば経営陣であろうとも会社の金を個人的に使うことなんかは許されないことになっています。 しかし、自営業者であればそのあたりがかなり曖昧となっていることもあります。 但し、曖昧といってもそれは会計的にはしっかりと区別されている必要があります。 そのための勘定科目としてあるのが事業主借と事業主貸という科目になります。 ちなみにこの勘定科目は『法人』では使うことはないです。 自分はしっかりと自営業者であろうとも会社のお金と自分の使ったお金を区別している、と考えるかもしれませんが、 仕分けにおいて確実に必要になってくる項目であるのです。 個人事業主において、事業主貸とは、事業用の口座から現金を個人の生活費などに使った時に使うことになります。 これはわかりやすくいいますと『事業主が貸した』ということになります。 ですから、事業主貸、という勘定科目になるわけです。 この場合の事業主というのは会社そのもの、ということになります。 事業主=自分、ということであってもあくまで貸したのは自分ではなく、事業主、ということになります。 事業主が個人(自分)の生活費の支払いをした、或いは事業用口座から生活費を出した、ということがこの科目を使うときになります。 もう一つの事業主借というのは、個人が事業のためのお金を支払ったときなどに使うことになります。 事業主が借りた、という認識でよいでしょう。 事業主借の主なパターンとしては、個人のクレジットカードを用いて事業の経費を支払う、個人の生活費用の口座から事業用口座に入金をした、ということなどになります。 こんなこと、一々わけて考えるのか、と思うかもしれませんが自営業においてはこの割合がとても大事になります。 たとえば家賃がない自宅であろうともそれは事務所として使っていればそこにかかる様々な費用を経費として計上することが許されています。 では、全部そうなのか、といえばそれは違います。 その割合を決める必要があるのです。 たとえば電気代であれば、部屋の一室が事務所になっているであれば電気代の総額ではなく、 何部屋あるのか、ということから考えて、5部屋ある1室であったら、25%を経費として計上、とやるわけです。 その際、電気代自体はそのまま丸々金額を一度計上するわけですが、その時に『事業主借』が出て来るわけです。 水道光熱費○○ / 事業主借 (事業割合を計上) とするわけです。 これが基本的なやり方になります。

事業主借の返済方法

処理の仕方

事業主借の返済ですが、まずどんなことを借りたのか、ということによります。 多くの場合、それは現金、ということになるでしょう。 そう仮定して、まずは借りた時の仕訳です。 現金 ○○ / 事業主借 ○○ となります。 これで会社の現金が増えて、事業主(個人)から借りた分も増えた、ということになります。 これを返済するのですが、基本的に逆にすればよいことです。 つまりは、事業主借 ○○ / 現金 ○○ となります。 これで返済したことになります。 帳簿というのは借方、貸方が同じであれば相殺されて釣り合いが取れることになります。 もちろん、この場合、借りた金額と返した金額が同じであることが釣り合う条件になりますが、こうすれば返済はできるようになっています。 ですが、別にこれはしなくてもよいことになっています。 そもそも決済、つまりは締めのときに元入金勘定に入れることになっていますから、そこですっきりとすることになります。 下手に返済の仕訳をしていると混乱することが多いですから、そこまでお勧めできる行為ではないです。 やってはいけないわけではありませんから、やるのは自由です。

事業主借がマイナスの場合

間違っている

事業主貸も事業主借も金額が膨らむことはあっても正しく処理していればマイナスになることはないです。 つまりは、マイナスになっている、というのは間違っている可能性が大です。 貸しと借りの考え方がややこしく、書くほうを間違っていることが本当によくあります。 特に返済処理をしているとややこしくなり、そこでミスをしている可能性が極めて高いです。 会計ソフトを使っていてもこれは間違えることがあります。 何故かといいますと仕訳自体にはミスがないからです。 そこで会計ソフト側で間違っています、というメッセージがでないからです。 一仕訳において、借方と貸方の金額が合っていないなどであれば間違っていると警告がでるのですが、 事業主借の勘定が借方にあろうが貸方にあろうがそれは有り得ることになりますから、まずはその点から確認して、マイナスになっている原因を突き止めることです。

事業主借と元入金

元入金との関係

元入金とは個人が事業の為に入れたお金、ということになります。 ですから、あくまで事業主から借りている、ということになります。 たとえば100万円で事業を開始する、となりますとまず最初にする仕訳として、 現金 100万円 / 元入金 100万円 となります。 これを或いは事業主借、という勘定にしてもよい、ということになっています。 つまりは、元入金は、=事業主借 のようなものである、という認識でよいです。 では、最初から事業主借の勘定を使っていれば元入金勘定は使うことがないのか、といえばそうではないです。 決算のときに確実に使うことになるのが元入金勘定になります。 これで事業主借、事業主貸の締めを行うことになっているのです。

決算の際の事業主借

締めのとき

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