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「ほうれんそう」の意味と目的とは?報告/連絡/相談の違い

ビジネスマナー

社会人になると、耳にタコが出来るほど言われる報告、連絡、相談の3つの言葉、これを正確に理解することは優秀な社会人への第一歩です。しかし、実はこの3つをしっかり理解して活用出来ている人は多くありません。ここでは、報告、連絡、相談の理解を深めるためのお話をします。

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報告・連絡・相談

晴れて就職活動に成功し、社会人としてデビューをした方も多いかと存じます。これから社会で活躍しようと考えている人、あまり前向きに思えない方、様々な人がいらっしゃるでしょうが、社会は全ての人に平等にある能力を求めます。それは、「報告・連絡・相談」が出来る、という能力です。 この能力は社会で生きる間で必須の能力であるとされており、同時に基礎中の基礎の能力であります。であるにも関わらず、社会に出ている人の中にはこの「報告・連絡・相談」を大きく誤解し、理解出来ていない人が存在します。そのような人に「報告・連絡・相談」について教えられても、最も重要な本質を損ねてしまい、能力の正確な習得には至ることが出来ません。 そこで、ここでは社会に出る上で必須の能力である「報告・連絡・相談」について、正しい目的、必要性、そしてそれぞれの違いなどの情報をお話します。社会人だけでなく、これから就活を控える大学生や、インターンを考えている学生にも必ず役立つ情報です。

報告・連絡・相談の必要性、目的

まず、「報告・連絡・相談」の必要性についてお話します。この記事でも繰り返したように、「報告・連絡・相談」は必須なものですが、それが何故必須なのか説明します。端的に言えば、「報告・連絡・相談」は、「仕事の進捗や状況、問題点を職場、会社全体でシェアし、総力を持って積極的な問題解決にあたる」という目的を果たすために欠かすことが出来ないからです。 つまり、「報告・連絡・相談」を重視することは、どんな社員、職員であっても「報告・連絡・相談」を行える環境を作ることで、必要な情報が容易に伝達される風通しの良い職場作りをするために必要なことなのです。

報告・連絡・相談の誤解

しかし、世の中にはこの「報告・連絡・相談」を大きく誤解している人が多く存在します。特に管理職にはこの傾向が顕著で、そのような人々は、「報告・連絡・相談」を「上司が部下や部下の仕事の状況を把握しやすくするために部下が自発的にする情報伝達のためのしつけ」だと思っています。これは大きな誤りで、決して「報告・連絡・相談」は組織上層部が状況判断をしやすくするために存在するのではないのです。 繰り返しますが、「報告・連絡・相談」は全ての社員が情報伝達をしやすくするために存在します。この点は、「報告・連絡・相談」を活用するのに必ず覚えておかねばならないことです。

報告・連絡・相談の違い

ではここからは、「報告・連絡・相談」それぞれについてより掘り下げた話をします。そもそも、「報告」「連絡」「相談」とは、正確にどのようなことを示すか、それについて説明します。 「報告」とは、上司・上部などの指示や要求に対し、現在の状況や仕事の進捗などの情報伝達をすることを言います。「連絡」とは、個人の憶測や意見を含まず、更に職場の上下関係に関わらず、職場の関係者に業務や作業の情報を情報伝達することを言います。「相談」とは、何かの判断を行うのに自分だけでは判断をするのが難しいとき、同僚、上司、先輩などにその内容に関する意見を聞くことを言います。 また、Wikipediaでは、以下のように記述されています。

報告 おもに上司からの指示や命令に対して、部下が業務や作業の経過や結果を知らせることのことをいう。 連絡 職場の上下関係にかかわらず、簡単な業務・作業情報を関係者に知らせることをいう。この場合、個人の意見や憶測は含まない方が好ましい。 相談 業務判断を行う際に自分のみの判断が困難なとき、意見を聞いて欲しい時に上司や先輩、同僚に参考意見を聞くこと。この場合、職場の上下関係はあまり関係しない。

この引用と説明をよく読んで、しっかりと「報告・連絡・相談」への正確な理解を深めておくのが、「報告・連絡・相談」をうまく利用するために必要な基礎になります。

ほうれんそうの意味

では、「報告・連絡・相談」に関する話題で、必ず出てくる「ほうれんそう」の意味についてお話します。「ほうれんそう」とは、「報告・連絡・相談」の頭文字をとって「報・連・相」として、洒落にした略語です。単に「報連相」と表記されることもあります。やはり「報告・連絡・相談」はビジネススキルの話題や記事で、何度も持ち出される事項なので、わかりやすいフレーズとして用いられます。 また、「報告・連絡・相談」を指導する立場の人間なので、覚えやすいフレーズであることを利用して使用することが多いです。有名なフレーズなので覚えている人がほとんどであるとは思いますが、万が一理解していないと大恥をかくことになるので、しっかりと覚えておく必要があります。

報告・連絡・相談に関しての本の紹介

ここまで「報告・連絡・相談」についてお話をしてきましたが、よりそれを発展的に理解したい、或いはもっと応用的な使い方を知りたい、技術をよりレベルアップしたい、という方も多いかと思われます。そんな方に向けて、「報告・連絡・相談」をよりスキルアップするために必要な知識を養うための本を紹介します。どれも通販などで手に入りやすく、値段も手ごろゆえコストパフォーマンスがよく、まさにこれからの社会に適応するために必要な書籍です。

報・連・相の技術がみるみる上達する!

1冊目に紹介するのが、日本実業出版社から出版された、糸藤 正士氏の「報・連・相の技術がみるみる上達する!」です。「報告連絡相談 本」と検索すれば上位に出てくる書籍で、多少古い書籍ですがタイトルに違うことなく「報告・連絡・相談」の技術を上達させるのには非常に有効です。 「報告・連絡・相談」はただ出来るだけではいけない、という視点で書かれており、「デキる人」になって、仕事の質を上げるための実践ノウハウが多く書き記されています。また、直感的に理解しやすいフレーズを有効に利用したわかりやすい説明も行われており、高い水準での理解が保証されている良書です。

「報連相」の基本&実践力がイチから身につく本

2冊目は、すばる舎から出版された、野口 さとみ氏の記した『「報連相」の基本&実践力がイチから身につく本』です。こちらも報告連絡相談 本」と検索すれば上位に出てくる書籍で、同じく少し古めですが基本から実践レベルまでの「報告・連絡・相談」の能力を身につけることが出来ます。 「報連相」をタテ・ヨコ・高さの3次元の概念で捉えた斬新な説明方法を取っており、これが劇的に理解しやすく、「報・連・相の技術がみるみる上達する!」とはまた違った直感的な理解が可能です。また、非常に身近な例を用い、すぐに使えるノウハウに落とし込まれているので、新社会人の方には特に価値の高い1冊になっています。 しかも、Kindle電子書籍版も出ているので、iPadなどのタブレットなどでも読むことが出来、携行性の点でも抜群の利用しやすさを持っています。

社会人と報告・連絡・相談

ここまで「報告・連絡・相談」と、それに関する諸情報についてお話してきました。社会人にとっては、「報告・連絡・相談」はそれこそ耳にタコが出来るほど繰り返されてきたフレーズで、最早聞くのもイヤになっている人も多いはずです。しかし、それだけ繰り返されているということは、やはり「報告・連絡・相談」は社会人とは切っても切れない、必ず必要とされる能力であるということであるともいえます。

報告・連絡・相談は必須能力

これから、新社会人の皆さんもそうでない人も、「報告・連絡・相談」については飽きるまで何度も聞くことになります。もしかすれば、学生でもそのようなことがありうるかもしれません。しかしそれは、先述のとおり「報告・連絡・相談」が社会人にとって欠かすことの出来ない絶対に必要な能力であるからです。 しかし、逆に言えば、「報告・連絡・相談」が出来ていなければ、他のことがどれだけ出来ても1人前の社会人としてはけして認めてもらえないということでもあります。これは、出来ないケースのみでなく、正確な理解を出来ていない、という場合でも同様です。そのようなことにならないよう、もう一度この記事を最初から読みなおし、正確に理解をして社会で使うように心がけてください。

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