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セキュリティエンジニアに転職する方法|転職した際の仕事内容

職種研究

急増するサイバー攻撃対応する業務を行うセキュリティエンジニアに転職する方法について説明します。セキュリティエンジニアには、どのような資格をもっていると有利でしょうか。また、転職した場合の仕事内容はどのような内容でしょうか。

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セキュリティエンジニアに転職する方法

セキュリティエンジニアに転職する方法|転職した際の仕事内容

近年、サイバー攻撃が急増しています。2017年5月にはランサムウェアと呼ばれる身代金要求型のサイバー攻撃により世界中のパソコンがウィルスに感染したというニュースが報道されました。また2015年5月には、標的型攻撃メールというサイバー攻撃により日本年金機構にて個人情報の漏洩が発生しました。 このような状況の中、セキュリティエンジニアは大変な人材不足になっています。セキュリティエンジニアとしてきちんとしたスキルがあれば、よりステップアップした転職が可能なのです。 どのようにすればセキュリティエンジニアとして転職できるのか。セキュリティエンジニアの仕事内容について解説します。

転職する方法1:資格を取得する

セキュリティエンジニアに転職する方法|転職した際の仕事内容

セキュリティエンジニアとして転職する近道は、資格を取得することです。セキュリティエンジニアに関連した資格を取得すれば、セキュリティエンジニアとして転職できる可能性が非常に高まるのです。

情報セキュリティマネジメント

まず初心者が初めに目指してほしい資格は、情報処理推進機構(IPA)が運営している「情報セキュリティマネジメント」です。試験内容は、システムのユーザ部門においてシステムセキュリティに関する各種対策やルール整備を行い、サイバー攻撃などの脅威から継続的に組織を守るという内容になっています。 2016年度秋からスタートした比較的新しい資格で、合格率も高く、出題も基本的な内容なので、セキュリティエンジニアを目指す人にとって、ます初めに取得しておきたい資格になります。

情報処理安全確保支援士

「情報処理安全確保支援士」は、昨今のサイバー攻撃の高度化および増加を受けて2017年度春から情報処理推進機構(IPA)が試験を運営する新しい国家資格です。国家資格にした理由は、昨今のサイバー攻撃の急増に対して国家を挙げて人材を育成する必要があるためです。 「情報処理安全確保支援士試験(SC)」に合格するか、または、旧「情報セキュリティスペシャリスト試験」に合格して登録を受けることで「情報処理安全確保支援士」を名乗ることができます。 試験範囲は、それまであった「情報セキュリティスペシャリスト試験(SC)」の内容と基本的には同じです。合格率の低く、非常に難易度の高い資格になっています。日本のIT業界において、情報処理推進機構(IPA)の情報処理技術者の資格は、非常に人気の高い定番資格です。 その中で、「情報処理安全確保支援士」の国家資格は、非常に認知度が高く、さらに難易度が高いため、セキュリティエンジニアへの転職において大変有利な資格です。転職にかかわらず、大変な難関資格であるため、「情報処理安全確保支援士」の資格保有者は、社内においてもセキュリティの専門家として一目置かれる存在になるのです。

CISM(公認情報セキュリティマネージャー)

CISMは、Certified Information Security Manager(公認情報セキュリティマネージャー)のことで、情報セキュリティに関する国際的な資格です。CISMの試験は、情報セキュリティガバナンス、情報リスクの管理、情報セキュリティプログラムの開発と管理、情報セキュリティのインシデントの管理からそれぞれ出題され、4時間で200問の四択問題に挑戦します。 CISMは情報セキュリティに関するマネージメントレベル国際資格ですので、セキュリティ専門会社の多くの社員がこの資格を取得しています。この資格を取って、セキュリティ専門会社に転職する人も多くいるのです。

CISA(公認情報システム監査人)

CISAは、Certified Information Systems Auditor(公認情報システム監査人)のことで、情報システムの監査および、セキュリティ、コントロールに関する国際的な資格です。CISAの試験では、情報システム監査のプロセス、ITガバナンスとマネジメント、情報システムの取得・開発・導入、情報システムの運用・保守・サポート、情報資産の保護について出題されます。 CISMとともに難易度が高い資格ですが、CISAの方が更に難しいとされています。CISMと同様にこの資格も、転職時にアピールポイントできる資格となります。

転職する方法2:実務経験を積む

セキュリティエンジニアに転職する方法|転職した際の仕事内容

セキュリティエンジニアとして転職したい場合、企業のセキュリティ関係の部門で経験を積むと転職しやすくなります。転職において重要視されるのは、実務経験です。 セキュリティ関係の部署で経験があるという場合、セキュリティエンジニアとして採用される可能性が高まります。実際に前職でセキュリティエンジニア実務経験がある訳ですので、入社後の前職の経験を生かして業務を行うことができるのです。 セキュリティエンジニアの応募条件などでも、実務経験があることが望ましい等、実務経験に関する事項が記載されています。セキュリティエンジニアとして転職したい場合、セキュリティエンジニアとして実務経験を積むことが重要なのです。

転職した際の仕事内容

セキュリティエンジニアに転職する方法|転職した際の仕事内容

転職した場合のセキュリティエンジニアの仕事内容とは、どのようなものでしょうか。実際のセキュリティエンジニアの仕事内容について説明します。

セキュリティマネジメント

企業の情報システム部門にて、社内関係部や経営陣、社外の関係組織などとやりとりをするのがセキュリティマネジメントの仕事です。技術よりもガバナンスやマネジメントの色合いが強い業務になります。 セキュリティ技術に加え、社内の規定ルールや組織にも精通してことが必要です。通常は、情報セキュリティ部門の部門長を補佐する形で業務にあたります。 CSIRT(シーサート)※を構築している場合は、CSIRTへのメンバーへの連携、セキュリティ技術者やインシデント対応人材、セキュリティベンダーへの連携・指示、情報管理や危機管理を担当している部署への連携、JPCERTやIPAなどの社外の関係組織や関係省庁などへの連携が主な業務になります。企業のサイバーセキュリティに関する事項の全体を統括する業務になりますので、非常に責任の重い業務になります。 ※CSIRTとは、Computer Security Incident Response Teamのことで、 シーサートと読みます。企業や団体などの組織内でのサイバーセキュリティを専門とする組織です。

セキュリティ企画・推進

サイバーセキュリティ対応に関する各種施策の企画立案に関する仕事があります。通常、各企業では、サイバーセキュリティ対応に関する年度計画などを立てて、対策を強化していきます。 攻撃の状況や世間での対策状況を見て、各企業にてサイバーセキュリティの対応を実施するのです。対策の実施には費用がかかることがあるため、年度の予算確保などの対応も行います。 また、サイバーセキュリティに関する規定ルールの整備やCSIRT(シーサート)を構築している場合には、CSIRTメンバーを巻き込み、対策の実施を推進します。

セキュリティ技術者

サイバー攻撃に関する情報は、各種ニュースサイトや情報処理推進機構(IPA)などのWEBサイトで随時更新されますので、これらに関する情報収集をする仕事があります。脆弱性情報、脅威情報、セキュリティイベントなどの情報は、いつ公表されるのか分かりません。これらの情報を常に監視し、インシデントに速やかに対処する必要があります。 また、これらの人々は、自社のシステムのセキュリティ担当となっており、担当ネットワークの運営や監視などを行うことが必要です。

インシデント対応

インシデントが発生し、実際にウィルス感染などの有事に対応にあたる仕事があります。有事におけるイベントハンドリングの業務になります。有事の場合の対応は、非常に敏速に行うことが求められます。 感染端末の特定のためログ解析・分析や、各種サーバー・ネットワーク機器のログ分析などのフォレンジック業務を行います。また、外部の委託業者と協力して、更に専門的な調査を行うこともあるのです。

ネット社会になくてはならないセキュリティエンジニア!

セキュリティエンジニアに転職する方法|転職した際の仕事内容

近年、需要が急増しているセキュリティエンジニアに転職するために必要なことについて説明してきました。ここ数年はセキュリティエンジニアに転職しやすい状況ですので、セキュリティエンジニアへの転職は狙い目なのです。 セキュリティエンジニアへの転職には、資格の取得が近道であることは説明しましたが、この分野の資格は、テクニックな専門的な用語が多いので、努力が必要です。 しかし、サイバーテロに関して2020年の東京オリンピックに向けて、その安全性を確固なものにしていかなければなりません。このようにセキュリティエンジニアへの転職は、非常に有意義なことであり、安心安全なインターネットの利用に関しても欠かせない職業なのです、

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