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フリーランスで働くのはつらい?体調や報酬トラブルの対処法

フリーランス

「好きなことで仕事を出来る」「好きなことでお金を稼げる」と、一見理想の職業であるフリーランスですが、実はつらいことが非常に多いのです。ここでは、意識されづらいフリーランスで働く上でつらいこと、苦しいことについてお話します。

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フリーランスがつらい瞬間+フリーランスで仕事するのはつらい?+フリーランスがつらいと感じたときの対処法

フリーランスで働く

理想的な働き方、フリーランス

会社員として働いている方々の中には、フリーランスの働き方に憧れたことのある人もいらっしゃると思います。毎朝早くに起きねばならず、帰りも遅いという時間の拘束、理不尽なことでの上司からの叱責、やりたくもないことをしなければいけない責任などと、会社勤めだといろいろとストレスフルに感じることです。 しかし、フリーランスであれば、自由に設定できる勤務時間、上司や部下は存在しない、自分のやりたいことを仕事にすることが出来る、と、まさに夢のような働き方に思えます。実際、それを目当てにフリーランスとして働いている方も多いですし、働き方としては理想的で、憧れるものです。 しかし、そのフリーランスも実際はけして楽なものではなく、むしろ、見様によっては会社勤めよりつらいこと尽くめの働き方なのです。

実はつらいフリーランス

上記のように、一見理想的で夢のような働きかたに見えるフリーランスですが、その実、会社勤めをしていると想像もつかないような苦労が数多く存在します。ここでは、フリーランスで働いている人が抱える「つらい瞬間」と、その対処法についてお話します。

フリーランスがつらい瞬間

では実際に、フリーランスで働く上でつらいことを具体的に説明していきます。フリーランスで働く上でつらいことは以下のことが挙げられます。それぞれについて詳しくお話します。

仕事がないときがつらい

フリーランスは仕事をしてなんぼのワークスタイルです。ですので、まず仕事がなければ話になりません。駆け出しでそもそも仕事が取れないときもそうですが、バリバリ働いていたときに、突然バッタリ仕事が途切れるのも恐ろしいことです。会社勤めと違い、働かなければ報酬としての収入が入ってきませんので、仕事が途絶えるとその瞬間無収入になってしまいます。 かつ、後述しますがフリーランスは基本的に仕事の単価が安いため、会社勤めより多く働かなければいけないことが殆どです。ゆえに、一度仕事が途絶えると、無給の恐怖と生計の恐怖とに怯えなければならなくあります。仕事があるうちでも、常に次以降の仕事について考えなければならず、気が休まることがないのはフリーランス特有のつらさであるといえます。

オーバーワークになるときがつらい

仕事がないのとは逆で、仕事をとりすぎてオーバーワークになることも、フリーランスにとってはつらいことです。仕事がなくなるのが怖くて、スケジュールをいっぱいにしてしまったり、どんな仕事でも引き受けてしまったりして、結果的にオーバーワークとなり、身体が限界になることがつらい、ということがフリーランスというワークスタイルでは存在します。 余程のブラック企業や特殊な勤務形態の企業でなければ会社勤めではこのようなことは起こりませんが、フリーランスではありえるのです。仕事がないのも怖いが、ありすぎるのもつらい、という二重の苦悩があると言い換えることも出来ます。 また、オーバーワークで身体を壊してしまい、それを原因にクライアントの信用を失ってしまえば、以降の仕事がなくなってしまう、或いは単に断りづらくて引き受けてしまうという人もおり、それをつらいと感じる人も多いです。

休みがないときがつらい

フリーランスは自由な働き方が出来ますが、上記のように単価が安いことが多く、必然的に多くの仕事をこなさねばならず、結果としてかえって休みが少なくなってしまうことが多いです。会社勤めのように週休はなく、また有給休暇もありません。加えて大型の連休やお盆、正月休みなども関係がないため、1年を通して働き通さなければならないのです。 他にも、引き受けた仕事が予定していた期間内に終わらず、休日、休暇返上で働かなければならない、ということもあります。子持ちでかつフリーランスで働いている人だと、子供と約束した日に休みを都合できない、ということが会社勤めの働き方と同様に存在します。 また、経理や請求書の発送など、本来の業務以外の事務作業も存在するため、引き受けた案件に取り組んでいないときも、やらなければいけないことは山ほどあります。

仕事単価が安いときがつらい

勿論安い案件でもこなせば報酬をもらえますし、宣伝や実績になることは否定しませんが、それにしても仕事単価の安い案件をこなせなばならないのはつらいものです。特にフリーランスの場合、最近は報酬が下降傾向にあるため、仕事単価の安い仕事が非常に多く、かつそれでも単価が高いときと変わらない最高のパフォーマンスを求められるため、そこに対してつらいと感じる人も多いです。 駆け出しのうちなど、仕事を選べないうちはこれが他の要因と積み重なってさらに負担に感じ、ある程度仕事を選べても取捨選択をしなければならないので、つらいことは変わらない、ということもあり、フリーランスで働く上では注意しておかなければならないことです。 しかも、生活費や税金だけでなく業種によってはその他の経費もかかる場合もあるため、仕事単価の安さはますます負担となって重くのしかかります。

報酬の支払いが遅れたときがつらい

何のトラブルもなく、クライアントから案件を引き受けてそれをこなし、納品したあとに期日通り報酬を受け取る、というのがフリーランスにとって理想です。しかし、中には悪質なクライアントがクレームをつけて報酬を踏み倒そうとしたり、倒産、破産してしまったりして、報酬が支払われなかったり、遅れてしまったりすることが多々あります。催促しようにも以降の仕事を切られるのが怖くて出来ない、ということもあります。 会社勤めだと、企業という強力な後ろ盾があるためそのようなことは殆どありませんが、フリーランスだとそれがなく、また対応や対処を個人でしなければいけないため、負担が馬鹿にならないことになります。最悪のケースである訴訟も個人でやらなければならず、フリーランスである以上はこのようなリスクを覚悟しておく必要があります。同時に、このようなフリーランスの性質を理解した上で利用してくるクライアントも存在するので注意する必要があります。

無償や友達価格がつらい

フリーランス界隈のSNSでかつて大きな話題と問題になったことですが、プロとしてのハイクオリティな仕事を求められているにも関わらず、友達だからと無料での仕事を頼まれたり、友達価格にして欲しいと頼まれたりするのはフリーランスにとってつらいことです。町内会の役員に「イラストレーターなんでしょ?チラシの絵、タダで描いてよ」とお願いされたりというのが良い例です。 この場合、非常に断りづらいことではありますが、断らなければ商売あがったりです。しかし、それで人間関係が壊れてしまうのもイヤで、結局引き受けてしまう、という人もいます。フリーランスという働き方に昔からある嫌なものではありますが、これもフリーランスとして働くには、断る勇気をある程度覚悟しなければならないということです。

体調を崩したときがつらい

上記にも書きましたが、案件を入れすぎてオーバーワークになってしまったり、自己管理が出来なかった結果、体調を崩してしまうのはフリーランスにとって最もつらいことの1つです。ただでさえ少しでも多く仕事をこなさなければいけないのに仕事を出来る時間が減ってしまいますし、勿論有給はないので休んでいる間は無給です。 それに病院代も計算外の出費になりますし、スケジュールが大きく狂ってしまうのは締め切りのあるフリーランスにとって致命的です。各所に連絡とお詫びのメールを入れなければいけませんし、そのせいで以降の仕事が途絶えてしまうのは何度も言いますがフリーランスにとって最も恐るべき事象です。また、フリーランスだと入れる保険が限られるため、入院沙汰になると目も当てられません。ゆえに、体調を壊してしまうのは、フリーランスにとって最もつらいことの1つなのです。

本業以外にやらなければいけないことがつらい

フリーランスというワークスタイルは、会社勤めと違って仕事に関わる全てのことを自分でやらなければいけないのです。つまり、収入における税金に関わることも、経費の管理も、その他経理や請求書の発送、そして自身を売り込む営業までも、全て自分1人でやらなければいけないのです。 なので、自分が本業としていること以外にもしなくてはいけないことが山ほどあります。確定申告などはフリーランスのつらいこととして挙げられる最たるものです。しかも、これらのことの中でも税金周りはミスが発覚すると大きなペナルティが課せられ、余計な出費がかさんでしまいます。これらのことをいくら専門外でも全て自分でこなさなければいけないのは、フリーランスとしてつらいことであるといえます。

自己管理をしないといけないのがつらい

自由には、責任が伴うのが世の常です。どれだけ自由に仕事が出来るといっても、仕事をしなくてもいいわけではありません。そして仕事を自由にしなければならないということは、それを全て自分でコントロール、制御しなければいけないということでもあります。仕事の量、仕事をする時間、生活リズムや作業環境、設備、ペース、順序など、全て一から自分で決めて、管理する必要があります。 しかも、多すぎてもオーバーワークに、少なすぎればお金がない、という形で自身に即座に反映されます。ただ仕事をするだけでなく、自身にとって適切な仕事量やペースを身につけて、それに合わせていろいろなものを調整していかねばならず、その上で必要なお金も稼がなければならないというのは非常につらいものです。

各種ライフイベントがつらい

結婚、出産、引越しなど、各種ライフイベントは、フリーランスというワークスタイルにとって、会社勤め以上に大きな負担となります。自分1人が食べていくのであれば、最低限収入があればなんとかやっていくことも出来ますが、家族が出来ればそれを食わせていかなければならないので、そうもいかなくなります。フリーランスには守ってくれる存在がいませんので、不安が多く、保険や学費などが大きな不安要素になります。 また、引越しを含めそれも生活や仕事の環境が大きく変わるため、仕事に支障が出る可能性も少なくないのがつらいところです。それに加えて家族がフリーランスに理解がないと、最悪の事態にもなりかねず、やはり各種ライフイベントはフリーランスにとってつらいものであるといえます。

フリーランスをつらいと感じてしまう瞬間には、これらのものが存在します。どれか1つだけではなく、複数の瞬間に同時に遭遇し、複合的な苦難を被る可能性も十分にあります。

フリーランスがつらいときの対処法

さて、このようにつらいことの多いフリーランスですが、つらいと思ってしまったときにはどのように対処すればいいのか、それについてお話します。

同業者に頼ろう

フリーランスで「つらい」と思ってしまったときには、同業者に聞いてみるのが一番良いでしょう。経験のある同業者であれば、様々なケースに関する経験を持っていることが多く、有効なアドバイスがもらえます。フリーランスである以上、同業者の知り合いがいる程度の人脈はあるはずです。逆に言えば、それが築けていないと以降のフリーランスとしての活動に支障が出る可能性があります。 困ったときには誰かに頼れる人間関係を構築していれば、いざというときは誰かに様々な問題解決について助力を得たり、助けを求めることが出来ます。勿論、自分が助けてもらったのであれば、今度は誰かが困っていて、自分に助けを求めてきたときには積極的に助けてあげるべきです。フリーランスはそのような助け合いで持っている部分もあるため、その精神を忘れてはいけないのです。

フリーランスはつらいけど

ここまでフリーランスのつらいところについてお話してきましたが、それを差し引いても自由に設定できる作業時間や、上司や部下の存在しない環境、そして何より自分のやりたいことを仕事にすることが出来ることは非常に幸せなことです。 それに、専門のこと以外をやらなければいけないという問題点は、自分の専門外のことに取り組むというスキルアップの時として、自己管理をしなければいけないのは、自分の努力が全てお金になる、というふうに、全て前向きに見ることもできます。それに、会社勤めの安定性がないのは事実ですが、その分のやりがいは十分にありますし、新しい自分の可能性を開くことが出来るという大きなメリットも存在します。 確かに、ワークスタイルとしても生き方としても厳しいフリーランスではありますが、決して悪いことばかりではないということです。今フリーランスの人はけして諦めず、今からフリーランスになることを考えている人は前向きに考え、これからの将来設計をしてください。それにあたって、この記事が役にたつことがあれば幸いです。

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