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富山県の最低賃金とその推移・深夜の最低賃金と割増

年収・給与

富山県で働いている人なら、誰でも知っておきたいのが富山県の「最低賃金」です。最低賃金は都道府県単位で決められ、毎年金額が見直されています。そこで、富山県の最低賃金がいくらか、これまでどんな推移をしていて、これからどうなりそうなのかを調べてみました。

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富山県の最低賃金

富山県の最低賃金

富山県の地域別最低賃金

平成29年の富山県の最低賃金は、時給「770円」です。これは平成28年10月1日に定められ、次回の改定日(原則として1年後)が来るまで富山県で働く労働者に適用される最低賃金となります。もし、富山県でこの金額に満たない時給で働いていたらそれは違法状態にあるということです。定められた金額を支払わない雇用主は50万円以下の罰金刑に処される可能性があります。

最低賃金とは?

最低賃金は最低賃金法に基づき国が定めた賃金の最低限度額のことを言います。正社員、パート、アルバイトなどの勤務形態に関係なく、使用者は労働者に対して最低賃金額以上の賃金を支払わなければなりません。 最低賃金には全産業共通の「地域別最低賃金」と、これと別途に設定される特定産業向けの「特定最低賃金」の2種類があります。このうち「地域別最低賃金」は、最低賃金審議会の調査審議に基づき都道府県単位で設定され、その地域内の事業場の全てに対して適用されるものです。「特定最低賃金」も、同じく都道府県単位で設定されますが、こちらは特定の産業に対して、年齢や業種、業務などの条件で絞り込んだ基幹的労働者のみに適用されます。「地域別最低賃金」と「特定最低賃金」の両方が同時に適用される場合は、高い方の最低賃金額が適用されます。

富山県の特定最低賃金

富山県の特定最低賃金

平成29年の富山県の「特定最低賃金」は下記のように定められています。特定最低賃金が設定されている産業では、こちらの最低賃金が適用されます。単位はいずれも時給です。 ・高炉によらない製鉄、製鋼・製鋼圧延業:753円 高炉によらない製鉄業又は製鋼・製鋼圧延業 ※下記は対象外です。 ①18歳未満又は65歳以上の者 ②雇入れ後6月未満の者であって、技能習得中のもの ③清掃又は片付けの業務 ④賄い、湯沸かし又は簡単な運搬の業務 アルミニウム第2次製錬・精製業、アルミニウム・同合金圧延業、アルミニウム・同合金鋳物、アルミニウム・同合金ダイカスト、金属製サッシ・ドア、建築用金属製品、アルミニウム・同合金プレス製品製造業:781円 ①アルミニウム第2次製錬・精製業(アルミニウム合金製造業を含む) ②アルミニウム・同合金圧延業(抽伸、押出しを含む) ③アルミニウム・同合金鋳物製造業(ダイカストを除く) ④アルミニウム・同合金ダイカスト製造業 ⑤金属製サッシ・ドア製造業 ⑥建築用金属製品製造業(サッシ、ドア、建築用金物を除く) ⑦アルミニウム・同合金プレス製品製造業 ⑧①から⑦までに掲げる産業において管理、補助的経済活動を行う事業所 ⑨純粋持株会社(管理する全子会社を通じての主要な経済活動が①から⑦までに掲げる産業に分類されるものに限る) ※下記は対象外です。 ①18歳未満又は65歳以上の者 ②雇入れ後6月未満の者であって、技能習得中のもの ③清掃又は片付けの業務 ④手作業により又は手工具若しくは小型手持動力機を用いて行う包装、袋詰め、箱詰め、洗浄、バリ取り、巻線、組線、かしめ、穴あけ、取付け、検数、選別、はんだ付け又は塗装若しくはメッキのマスキング・さび止め処理の業務 ・玉軸受・ころ軸受、他に分類されないはん用機械・装置、トラクタ、金属工作機械、機械工具、ロボット、自動車・同附属品製造業:846円 ①玉軸受・ころ軸受製造業 ②他に分類されないはん用機械・装置製造業 ③トラクタ製造業 ④金属工作機械製造業 ⑤機械工具製造業(粉末や金業を除く) ⑥ロボット製造業 ⑦自動車・同附属品製造業(自動車製造業(二輪自動車を含む)を除く。) ⑧①から⑦までに掲げる産業において管理、補助的経済活動を行う事業所 ⑨純粋持株会社(管理する全子会社を通じての主要な経済活動が①から⑦までに掲げる産業に分類されるものに限る) ※下記は対象外です。 ①18歳未満又は65歳以上の者 ②雇入れ後6月未満の者であって、技能習得中のもの ③清掃、片付け又は賄いの業務 ④手作業により又は手工具若しくは小型手持動力機を用いて行う包装、洗浄、バリ取り、組付け、袋詰め、箱詰め、選別又は検査の業務 ・電子部品・デバイス・電子回路、電気機械器具、情報通信機械器具製造業:786円 ①電子部品・デバイス・電子回路製造業 ②電気機械器具製造業(電球・電気照明器具製造業、電気計測器製造業及びこれらの産業において管理、補助的経済活動を行う事業所を除く) ③情報通信機械器具製造業(電子計算機・同附属装置製造業及び当該産業において管理、補助的経済活動を行う事業所を除く) ④純粋持株会社(管理する全子会社を通じての主要な経済活動が(1) から(3)までに掲げる産業に分類されるものに限る) ※下記は対象外です。 ①18歳未満又は65歳以上の者 ②雇入れ後6月未満の者であって、技能習得中のもの ③清掃、片付け又は賄いの業務 ④清掃又は片付けの業務 ⑤手作業により又は手工具若しくは小型動力機を用いて行う組線、巻線、かしめ、取付け、バリ取り、洗浄、刻印打ち、検査、選別、レッテルはり、包装、袋詰め、箱詰め、捺印、塗装、スポット溶接、パーツ挿入及び乾燥の業務 ・百貨店,総合スーパー:810円 百貨店、総合スーパー、当該産業において管理、補助的経済活動を行う事業所又は純粋持株会社(管理する全子会社を通じての主要な経済活動が百貨店、総合スーパーに分類されるものに限る) ※下記は対象外です。 ①18歳未満又は65歳以上の者 ②雇入れ後6月未満の者であって、技能習得中のもの ③清掃又は片付けの業務に主として従事する者 ・自動車(新車)小売業:769円 自動車(新車)小売業、当該産業において管理、補助的経済活動を行う事業所又は純粋持株会社(管理する全子会社を通じての主要な経済活動が自動車(新車)小売業に分類されるものに限る) ※下記は対象外です。 ①18歳未満又は65歳以上の者 ②雇入れ後6月未満の者であって、技能習得中のもの ③清掃又は片付けの業務 ④賄い、湯沸かし、洗車、ワックスがけ又は塗装のマスキング・さび止め処理の業務

最低賃金の除外項目

最低賃金は、毎月の給料や時給など、定額的に支払われる基本的な賃金(基本給)に対して適用されます。それ以外の残業代、皆勤手当、家族手当、ボーナスなどは含まれません(住宅手当は含まれます)。

最低賃金が適用されない人もいます

厚生労働省令により、労働者の能力などを考慮して都道府県労働局長の許可を受けた場合は、最低賃金を下回る事が可能とされています。これは職業訓練や試用期間、精神や心身の障がいによる労働能力の低い場合などが対象となります。あくまで特別な許可を得た場合のみの特例です。

富山県の最低賃金の推移

富山県の最低賃金の推移

富山県の過去20年の最低賃金

富山県の過去20年の最低賃金の推移を以下に示します。単位はいずれも時給です。 平成08年:605円 平成09年:618円 平成10年:629円 平成11年:635円 平成12年:640円 平成13年:644円 平成14年:644円 平成15年:644円 平成16年:644円 平成17年:648円 平成18年:642円 平成19年:666円 平成20年:677円 平成21年:679円 平成22年:691円 平成23年:692円 平成24年:700円 平成25年:712円 平成26年:728円 平成27年:746円 平成28年:770円 富山県の最低賃金(時給)は、この20年で165円ほど上昇していることが分かります。

深夜の最低賃金と割増

深夜の最低賃金と割増

富山県の深夜割増賃金

深夜勤務をする場合は、通常の賃金に加えて、別途2割5分以上の深夜勤務手当を支給することが義務付けられています。例えば、定時の賃金が時給で1,000円の場合、1,250円を支払う必要があります。これは最低賃金についても同様に適用され、富山県の最低賃金は770円ですので下記のように計算されます。富山県の場合、最低でも1時間当たり、計963円の支払いが必要となります。 ・最低賃金時給:770円 ・深夜割増賃金:770円×0.25=192.5円(193円に切り上げ)

日給だといくら?

富山県の日給の最低賃金

富山県で働く場合、日給での最低賃金は時給770円 × 所定の労働時間数で求めることができます。例えば、1日の労働時間が8時間の場合、時給770円×8時間=6,160円が1日の最低賃金です。 逆に日給から求める場合は、日給 ÷ 1日の所定労働時間が最低賃金より大きければ良いでしょう。例えば富山県で所定の労働時間が8時間、日給7,000円で働いているとすると、日給7,000円 ÷ 8時間=875円が時間当たりの賃金となります。これは富山県の最低賃金額770円より高いので最低賃金を上回っていることになります。

正社員・バイトの場合

正社員・バイトの場合

正社員の場合

正社員の最低賃金を求める場合も給料を時給に換算して、最低賃金を適用させます。計算式は、「月の賃金 ÷ 月の所定労働時間」です。但し、月によって日数が異なるためより正確には、年間の賃金 ÷(年間の所定労働日数 × 所定労働時間)と言えるでしょう。正社員の最低賃金を算出する時に難しいのは、手当類によって最低賃金の対象に入るものと入らないものとがあることです。 例えば富山県で働いていて基本給が110,000円、職位手当が10,000円、職能手当が20,000円、精皆勤手当が10,000の場合、最低賃金の対象は精皆勤手当を除く140,000円です。ここで月の所定労働日数が20日、1日の所定労働時間が8時間の場合であると総労働時間は160時間となります。すると、1時間当たりの時給は、月給140,000円 ÷ 160時間 = 875円です。これは富山県の最低賃金額770円より高いので最低賃金を上回っているでしょう。逆に時給から計算すると月の総労働時間が160時間の場合、時給770円 × 160時間 = 123,200円が富山県で働く場合の最低の月給となります。

バイトの場合

最低賃金は雇用形態に関係なく適用されます。バイトでも勿論、最低賃金が適用されます。富山県の場合アルバイトにも時給770円以上を支払うことが求められます。

最低賃金の引き上げ傾向

最低賃金の引き上げ傾向

富山県の最低賃金の傾向

富山県の過去の最低賃金の推移を見ると年度ごとに少しずつ引き上げが行われていることが分かります。過去10年間の富山県の最低賃金の引き上げ額は平均12.8円、過去20年間にまで広げると最低賃金の引き上げ額は平均8.25円です。 このことから、富山県では概ね年間で10円前後の引き上げが行われてきたと言えます。また、引き上げが据え置かれたのは最大で5年連続です。ただ、ここ3年は16円、18円、24円とハイペースで引き上げがされており、引き続き堅調に引き上げられて行くと予想されます。

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