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フリーランスが経費として計上できるもの一覧|経費の割合と金額平均

フリーランス

フリーランスとして働くとなれば必然的に確定申告や経費などの知識もつけていかなければなりません。実際フリーランスで経費や確定申告をする事のメリットというのはどういった事で何を経費にしていいのか?そんな疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。

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フリーランスの金銭的メリット

フリーランスとして働く事で、働き方のメリットはもちろんありますが、重要な収入の部分メリットを紹介します。フリーランスで働く事を考えているのであれば、収入の面でどれだけのメリットがあるかが重要です。 ただ、自由に働けるだけで収入がマイナスになってしまうのであればフリーランスで働く事はデメリットでしかなくなってしまいます。

やればやった分収入が増える

大きく収入の面で違うのは、フリーランスの場合は企業に勤めるのと違い、自分がやればやった分だけ収入が増えるという部分です。サラリーマンなど企業に勤めている場合にはどれだけ頑張っても固定給なので、上の立場の人間に認めてもらうまでは特に収入が増えるという事はないでしょう。 しかし、フリーランスであれば、直接自分に売り上げが入ってくるので、自分が頑張れば頑張っただけ収入になります。

仕事関係の物なら経費に出来る

企業に勤めている場合も経費に出来る物はありますが、フリーランスであればより多くの物を経費に出来ると言えます。例えば自宅での仕事の場合、家賃から光熱費までも経費とする事が出来ます。また、仕事に関係する機材、例えばPCを扱う仕事であればPCの購入費用も経費とする事が出来、企業で働くよりも多くの物を経費として計上する事が出来ます。 しかし、これをメリットとするには自分の仕事の中でどれが経費に出来るのかという部分をしっかりと把握できていなければなりません。

フリーランスの金銭的デメリット

フリーランスとして働く上で金銭的なメリットがあれば、もちろん金銭的なデメリットも発生します。主にどんなデメリットがあるのか紹介します。メリットがある分、もちろんデメリットも発生してしまいます。働き方のデメリットなどもありますが、特に金銭的なデメリットは以下になります。

収入が不安定

フリーランスの最大のデメリットは収入が不安定という部分です。フリーランスという働き方は、やればやった分収入が増えますが、その逆でやらなければやらなかった分収入は減ってしまいます。なので、その月によって大きく収入が変動する事もあるでしょう。 また、仕事をもらえる様に営業も行わなくてはならない為、仕事を斡旋してくれる企業や個人との契約がなくなってしまえば、仕事がなくなってしまうという事もあります。やらなければやらない分収入が減ってしまう為、長期での旅行などもしにくくなってしまいます。

ローンが組みにくい

収入が不安定という事と関連しますが収入が不安定であれば、ローンなども組みにくくなってしまいます。特に土地や家などの大きな金額の買い物をする場合には特にローンが組みにくくなってしまいます。フリーランスという働き方は社会的に認知されているものの、まだまだ社会的信用はありません。

フリーランスなら経費が使える

フリーランスの金銭的なメリットとしても紹介した様に、フリーランスであれば経費で落とす事が出来るというメリットがありますが、経費というのは一体どの様な物で、経費とする事でどんなメリットがあるのでしょうか?また、経費とする事でサラリーマンなどの企業に勤める場合とフリーランスで働く場合には同じ様にメリットがあるものの、メリットの受け方には違いがあります。

フリーランスで経費にする事のメリット

例えば企業に勤めているのであれば会社の経費で落とすというのは、必要な経費にかかった金額を会社が代わりに払ってくれるという事になるので使った金額の分を後から現金で会社側から返ってきます。しかし、個人で働くフリーランスの場合は現金で戻ってくる事はありません。フリーランスの場合の経費は節税につながります。経費が増えれば利益が減り、利益が減れば税金も減る事になるので、その点でメリットとして考える事が出来ます。 例えば、利益が20万円であれば20万円の分所得税がかかってしまいますがそこに経費が1万円かかったとすれば所得税がかかるのは[20万円(利益)- 1万円(経費)= 19万円]に対して所得税がかかる事になります。

フリーランスが経費として認められるものは?

仕事に関しての物であれば経費とする事が出来ますが、だからといって何でも経費で落とせるわけではありません。企業に勤めている場合でも経費で落とすはずが経費として会社に認められなかったなんて事もあります。フリーランスの場合はどんな物が経費として認められるか紹介いたします。

水道光熱費

もし自宅を仕事場として使っている場合には水道代、電気代、ガス代等も経費とする事が出来ます。 しかし、自宅としてプライベートで使っている光熱費などもあるので、光熱費に関してかかる金額をすべて経費に出来るわけではなく、あくまで仕事として使っている光熱費のみ経費とする事が出来るので、電気であれば仕事に使っているコンセントの数や仕事として使う時間などを計算する事が必要です。

地代家賃

自宅が賃貸物件の場合、家賃も経費にする事が出来ますが家賃に関しても光熱費と同じで、仕事として使う割合のみを経費とする事が出来ます。なので、家の面積の割合から仕事として使う部屋の割合を計算しなければいけません。

旅費交通費

フリーランスでも打ち合わせや依頼主先での作業など、仕事の関係で出かけなければならない事もありますが、仕事に関しての移動費、タクシーや電車代などに関しても経費して計上する事が出来ます。ICカードを普段から利用している場合は利用履歴などからプライベートな部分を抜いたもの、あくまで仕事の為に使った交通費のみを経費に出来ます。

通信費

特にPCで作業する場合はインターネットにかかる費用なども通信費として経費にする事が出来ます。エンジニアの場合はサーバ費用なども経費とする事が出来ます。こちらももちろん仕事で使った分だけになるので、プライベートで使う分と仕事で使う分の割合を算出しなくてはなりません。

広告宣伝費

例えば、フリーランスで働く場合であれば名刺や自分の事業のチラシなどを作る事もありますが、その場合は広告宣伝費として経費にする事が出来ます。その他にも例えば自分でお店を出した場合、雑誌や新聞などに広告を掲載してもらう為にかかった費用なども広告宣伝費として経費に出来ます。

接待交際費

仕事の打ち合わせや仕事関係の飲み会、そういった飲食代も経費にする事が出来ます。しかし、接待交際費に関しては不正が行われやすいので、チェックが厳しい部分でもあります。なので、接待交際費として経費にする場合は飲食した日付、利用した店名、出席者の名前や関係などしっかりとメモしておきましょう。

消耗品費

仕事用の文房具、メモ帳やペン、プリンターの用紙などは消耗品として経費計上できます。仕事に関しても消耗品は仕事内容によっても異なりますが、例えば音楽家であればギターの弦なども消耗品として経費にする事が可能です。

減価償却費

基本的に仕事に関しての物を買った際には雑費、もしくは消耗品として経費計上する事が出来ますが、10万円を超える物になると雑費や消耗品ではなく減価償却費となります。減価償却費とは一括ではなく耐用年数に応じて分割で申告する経費のことです。PCであれば4年と決められているので、購入価格をその年数で割って毎年申告していきます。

雑費

消耗品や減価償却費などに当てはまりにくいものがあれば雑費として経費計上出来ます。例えばPCに関連する機器や、仕事に関連する書籍、資格取得の為のセミナー費など、そういった物は雑費になります。雑費に関してはあまりにも多いと認められない場合があるので、雑費としてだけではなく、決算書の空欄に「資格取得の為の費用」「設備購入費」など記載しておきましょう。

経費としてNGな物は?

経費計上できるものを挙げていくと、どんな物でも経費とする事が出来るように見えてしまいますが、そうではありません。経費として計上できないものを紹介いたします。

衣装代

衣装代に関しては経費として計上できるものもあります。例えば芸能関係の仕事をしている場合、ステージ衣装の購入費用は経費として計上する事が出来ます。しかし、その衣装がプライベートでも兼用できるものとなれば経費には出来ません。あくまで仕事のみにしか使わない物だけが経費として認められます。なので、スーツなどに関してはプライベートで兼用も出来るので、経費としては認められにくいです。

健康診断

法人の場合などは健康診断にかかる費用も経費とする事が出来ますが、フリーランスの場合だとプライベートな支出となってしまう為、経費として計上する事は出来ません。

宿泊費

宿泊が仕事の取材などで行った旅館、または取材で行った先で宿泊が必要な場合は経費として認められますが、家族での宿泊、友人との宿泊などプライベートな場合は経費にする事は出来ません。また、取材の場合でも一日で帰宅出来、宿泊を要しない場所であれば経費とする事も難しいでしょう。

経費の割合や金額の平均

所得に対しての経費の割合は多ければ多い程チェックが厳しくなってしまいます。「経費と認められないのでは?」という不安な点もありますが、経費として認められる割合を見ていきます。

適正の割合はない

所得に対する経費の割合に関しては特に決まった割合というのはありません。昔は業種ごとに概算系比率というのがありましたが、現在では廃止されている為、経費として正しいものであれば所得に対する割合が高くても問題はありません。逆に経費の計上が間違っていれば割合が低かったとしても指摘される事があります。

経費の割合の平均

経費の割合に関してどの位が平均という事もありません。フリーランスとして働いている人には業種も多く、業種によって経費に使われる額が異なってくるので、業種によって様々です。業種によっては経費をほとんど使わずに仕事をしている人もいれば、売り上げをあげているにも関わらず経費がかさんでしまっている業種もあります。

確定申告の際の経費

確定申告の際に経費として計上する物に関しては、まず勘定項目を理解しなければなりません。「フリーランスが経費として認められるものは?」の部分でも説明した様に、勘定項目はいくつもあり、仕事にかかった経費を勘定項目ごとに分類する事が出来ます。また、勘定項目にあてはまらない物は雑費として経費計上する事が出来ますが、雑費とする場合は空欄に何に使った費用かを記載しておく事が重要になってきます。

経費計上で気をつけたい事

経費をうまく算出する事でかかってくる所得税が少なくなるので出来るだけ経費を多くしようという人も多いですが、あまりにも多く経費計上しすぎてしまうと税務署のチェックの対象になってしまいます。経費計上する際には以下の事に気をつけておきましょう。

プライベートと仕事の分別

一番気をつけておきたいのがプライベートと仕事の分別です。仕事上の関係から親しくなり、仕事と関係なく食事をする際などに接待交際費というのはNGと言えます。食事を共にする相手が仕事上の関係だとしても、打ち合わせなどをするわけではなければそれはプライベートと言えます。 税務署からチェックを受けた場合、「その場でどんな打ち合わせをしたのか?」「どんな会話をしたのか?」という点までチェックをされる事があります。

帳簿をつける

経費を計上する上で、帳簿をつけておくというのは欠かせません。いつどこで何をして、何にいくら使ったのか?という記録を残しておく為に帳簿は欠かさずつけておきましょう。帳簿を提出しなければならない事もあるので、帳簿をつけておくのは必ずやっておきましょう。

領収書はとっておく

原則としてフリーランスにおける領収書の保存期間は所得税法で定められてるので、領収書は必ず残しておかなければいけません。ただし、白色申告、青色申告どちらかによって保存期間は異なります。白色申告の場合は5年分の領収書を保管しておかなければなりません。青色申告の場合は7年分の領収書を残しておかなければいけません。

雑費は細かくメモ

雑費に関してはしっかりと何に使ったのかメモをしておきましょう。あまりにも雑費が多くなりすぎると税務署からチェックされる対象になってしまいますが、フリーランスとしての仕事柄雑費が多くなってしまう職業もあります。なので、雑費に関しては何の為に使った費用なのかというのをしっかりとこまめにメモしておきましょう。

経費をうまく使おう!

フリーランスとして働くのであれば確定申告などの知識をつけておく事も必要になります。そして、確定申告をするのであれば経費の出し方、経費の書き方なども学ばなければいけません。フリーランスでも税理士を雇っている人もいますが、税理士に依頼するのもそれなりの費用がかかってしまうので、収入が低いフリーランスの場合は負担になってしまうでしょう。 経費に関しての知識があればフリーランスとしてうまく仕事を続ける事も出来るので、フリーランスとして働くのであれば経費の知識は必ずつけておきましょう。

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