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理学療法士の国家試験の内容と過去問題例|上手な試験対策方法

更新日:2020年08月14日

資格・検定

理学療法士の国家試験を受けるには、「理学療法士養成課程」のある大学、短大、専門学校などに3年以上通うことが必須になります。その国家試験の試験科目は「筆記試験」だけですが、視覚障害者に対しては「口述試験」と「実技試験」も用意されています。

理学療法士とは

ケガや病気などで身体に障害のある人や障害の発生が予測される人に対して、基本動作能力(座る、立つ、歩くなど)の回復や維持、および障害の悪化の予防を目的に、運動療法や物理療法(温熱、電気等の物理的手段を治療目的に利用するもの)などを用いて、自立した日常生活が送れるよう支援する医学的リハビリテーションの専門職です。理学療法士試験は比較的難しい国家試験ですが、全問択一/択二式であり、受験資格が3年以上の理学療法士課程の履修なので、合格はそう難しいものではありません。それでも合格率は4人中3人です。

理学療法士国家試験の受験資格

理学療法士の国家試験を受けるには、文部科学大臣が指定した学校又は厚生労働大臣が指定した理学療法士養成施設において、3年以上理学療法士として必要な知識及び技能を修得したものおよび試験年度の3月18日(金)までに卒業する見込みの者にのみ受験資格があります。ということは「理学療法士養成課程」のある大学、短大、専門学校などに3年以上通うことが必須になります。

理学療法士の国家試験の内容

理学療法士の国家試験の試験科目には「筆記試験」と「口述試験」と「実技試験」があり、「筆記試験」は「一般問題」と「実地問題」に分かれます。「筆記試験」の一般問題及び実地問題は次の科目について行います。 <一般問題> 「解剖学」「生理学」「運動学」「病理学概論」「臨床心理学」「リハビリテーション医学(リハビリテーション概論を含む)」「臨床医学大要(人間発達学を含む)」「理学療法」 <実地問題> 運動学、臨床心理学、リハビリテーション医学、臨床医学大要(人間発達学を含む)及び理学療法 ただし、 ○視覚障害者に対しては、弱視用試験又は点字試験による受験を認め、 ○点字試験受験者に対しては、一般問題は試験問題の読み上げの併用による受験を認め、実地問題の筆記試験は行わず、次の科目について口述試験及び実技試験で補います。 「運動学」「臨床心理学」「リハビリテーション医学」「臨床医学大要(人間発達学を含む)」「理学療法」 つまり、視覚障害者以外の受験生は筆記試験のみです。

理学療法士国家試験の合格率・難易度

理学療法士国家試験受験者数の推移

理学療法士国家試験の受験者数は、漸増傾向にあります。平成27年度の理学療法士国家試験の受験者数は前年よりも増加し12,515人となりました。 ■理学療法士国家試験の受験者数の推移

理学療法士国家試験合格率の推移

理学療法士国家試験の合格率は、年によってややばらつきがあります。平成27年度の理学療法士国家試験の合格率は、前年より減少し74.1%となっています。しかしながら、3年または4年の大学・短大・専門学校での専門科目履修が前提となっていて、その上で4人中3人しか受からないということは、油断すれば即アウトということです。 ■理学療法士国家試験の合格率の推移

理学療法士国家試験の筆記試験の出題形式と合格基準

理学療法士国家試験の筆記試験の出題形式は、すべての設問が5つの選択肢で構成され、それらが択一式・択二式に分かれます。「正しいもの」「適切なもの」を選択する設問が大半を占めますが、「誤っているもの」「適切でないもの」や「該当しないもの」を選ぶタイプの出題もあります。 試験問題は、下表に示す通り、一般問題は160問(各1点)、実地問題は40問(各3点)が出題されます。それぞれ、午前と午後に一般問題80問と実地問題20問が出題されます。合格基準は原則、実地問題は143点/120点以上、総得点は168点/280点以上になっていますが、毎年何らかの問題が生じているようで、そこから数問減じられた得点が合格基準になります。

理学療法士国家試験の勉強方法

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初回公開日:2017年02月21日

記載されている内容は2017年02月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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