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自己破産のメリットとデメリット|家族が自己破産した場合は?

経営

自己破産とは何か?自己破産をした時のメリットデメリット、家族が自己破産をした時の家族への影響や仕事・職業・財産について。自己破産をする事でのデメリットは少ない?自己破産についての噂は本当なのか。誰にも自己破産をすることを知られたくない場合の方法とは?

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自己破産とは

自己破産とは、国が法律で認めた多重債務者(複数の貸金業者から借り入れをして返済額や利息を膨らませてしまう人)のための救済制度です。この制度を利用して裁判所から債務を免責(負わなければならない責任を問われずに許してもらうこと)してもらうことによって借金の支払い義務から免れることが出来ます。 ただし自己破産をしたいという気持ちだけで自己破産をすることは出来ません。自己破産の申立をする条件として「支払い不能状態」でなければなりません。 ※支払い不能とは財産、信用、労務による収入のいずれも債務を支払う能力がないことを意味します。 自己破産の他にも方法があり借金を減額したり、整理する債務整理という方法もあります。似たような債務の整理の方法で手続きが簡単なものから任意整理・個人再生・特定調停といった手続きがあるのですが、自己破産は今後一切の借金ができないのでこれらの中でも最終手段に位置する手続きです。 そのため裁判所での手続きも厳格に行われ、なによりメリットだけでなくデメリットも伴う手続きとなっています。事情によっては自己破産の手続きに多額の現金の持ち出しが必要になる場合や、免責不許可事由といって借金をしてしまった経緯によっては裁判所からの免責が認められない場合などがあります。これらを聞くと、「自己破産しない方がいいのかもしれない?」「でも借金は返せそうにないし」などどうしたらいいのかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。 ここからは、自己破産を本気で考えている方や自己破産について知りたい方にメリットやデメリットをご紹介していきます。メリットだけでなくデメリットについてもきちんと理解しておくことが大切です。メリットやデメリットを把握することで正しい選択をすることが出来るのではないでしょうか? では早速メリットとデメリットについてみていきましょう。

自己破産とは

自己破産での4つのメリット・デメリット

4つのデメリット

1つ目は信用情報に「自己破産をした」という事故情報が5~10年残ります。この期間中は新たな借り入れが困難となるのでローンを組んだりクレジットカードを作ることができまん。事故情報は信用情報機関ごとに情報の登録期間が定められており、期間経過によっていずれは末梢されます。信用情報は世間一般が言われるところの「ブラックリスト」のことです。 2つ目は原則20万円以上の財産は処分されます。車や家、生命保険の解約返戻金など20万円以上の価値がある財産は、原則としてすべて処分されてしまいますが 生活必需品である家具や20万円以下の車であれば処分されることはありません。 3つ目は借金の理由によっては借金を免除してもらえないケースです。例としてあげられるのが、ギャンブル等だけでの借金です。ですが免責不許可事由に該当していても、裁量免責によって免責決定が出される可能性が十分にあるため、犯罪(詐欺破産罪)などが関与していない限りは免責決定は出ると思って問題ありません。 4つ目は職業・資格制限があります。自己破産の開始することが決まってから免責の決定が確定するまでの期間、一般的には3ヵ月~半年程度と言われていますが、その期間中は職業・資格に就くことができません。しかし全ての手続きを終えれば失われた権利や資格を取り戻せるので制限は解除されます。

自己破産でのデメリット資格や職業

自己破産によってすべての資格が取得できなったり,使えなくなったりするわけではありません。制限される資格は限られています。資格制限の対象となる資格には公的資格や職業に関するものが多いですが,それだけでなく一定の地位(後見人・保佐人・遺言執行者など)も資格制限の対象となる場合があります。

資格制限の2つのタイプ

資格が喪失してしまうタイプ

1つは資格を喪失してしまうタイプです。 例えば,弁護士・司法書士・公認会計士・税理士・警備員・宅地建物取引主任者などの資格は,破産手続開始後復権までの間は資格を取得することができないだけでなく,すでにこれらの資格を持っている場合でも,破産手続開始によって,当然に,復権するまで資格が使えなくなってしまいます。

一定の手続を経て資格が使えなくなるというタイプ

このタイプは資格が喪失してしまうわけではなく一定の手続を経て資格が使えなくなるというタイプです。 保険会社に所属し家庭や会社などを回って契約の募集や勧誘などに従事する生命保険外交員の場合には,破産手続開始後復権までの間に新たにこの資格を取得することはできません。 しかし、破産手続開始時点で既にこの資格を持っている場合には保険会社が保険外交員の登録を取消し等の手続をとらない限りは資格を使って仕事をすることが可能です。

一定の手続を経て資格が使えなくなるというタイプ

4つメリット

4つのメリットについて紹介します。

1つ目は借金の支払い義務がなくなることです。 2つ目は手続きが開始されると(弁護士に依頼すると)貸金業者からの取り立てがストップすることです。 3つ目は破産手続開始決定後は強制執行される危険性がなくなることです。 4つ目は利用条件さえ満たせば誰でもできることです。

メリット・デメリット

自己破産することでメリットとデメリットがあり、メリットと感じるのかデメリットと感じるかは人それぞれですが自己破産することの最大のメリットは「債務が免除され、借金が“ゼロ”」になることです。メリットもあればデメリットも存在します。自己破産をするには様々なデメリットが考えられますが、人によって状況が違うのでそれをデメリットと感じるのかは人それぞれです。実際には借金で悩んでいるよりも自己破産によるデメリットを受け入れ、新しい生活をスタートさせたほうが良い場合が多いです。

自己破産と家族

自己破産した場合の家族への影響

自己破産した場合の家族への影響(デメリット)は原則として自己破産というのは申立てをした本人にのみ適用されるので家族への影響の心配はありません。その影響が配偶者や子供などの家族に及ぶことはないです。ただし破産申請者がマイホームや自動車などを所有している場合には、これらの財産はすべて処分されるため、家族への影響がゼロという訳にはいかない場合もあります。自己破産はあくまでも個人の清算手続きになるため、基本的に家族になにかあるといった心配は不要ですが借金を放っておくほうが迷惑をかけてしまう可能性が大いにあるので、必ず適正な手続きを取るようにしましょう。 家族が自己破産しても連帯保証人にでもなっていない限り家族が所有している不動産や自動車、預貯金を処分されるということはありません。

家族のクレジットカーどやローンについて

自己破産により家族に影響を及ぼすことはないため家族の方が、クレジットカードを作ったり各種ローンを利用する場合に自己破産者が家族にいるということでローンの審査が不利になることは基本的にはないです。しかし金融機関によっては、家族に自己破産者がいる場合に各種ローンや融資を実行しないことがあるので注意が必要であり、家族への影響のデメリットとなる点です。

家族が連帯保証人である時は要注意

例えば夫が自己破産をした場合、妻や成人した子供が家族が連帯保証人になっていた場合は一緒に自己破産をしなければならない場合もあります。自己破産をするとなれば、連帯保証人への影響を免れることはできないので必ず事前に確認・相談をしておくようにしましょう。

家族が自己破産した時のメリットとデメリット

家族が自己破産した時のメリットとデメリット

デメリット

デメリットは自分名義のローンを組めなくなってしまうため、家族生活を送っていればローンを組む機会があります。ローンを組む機会として幾つかの例としては自動車や自宅、様々なものが想定されます。自己破産をしてしまうと自分の名義でローンを数年間組めなくなってしまうというデメリットがあります。買い物はすべて現金一括払いになりますので、家族生活を送るうえで若干の不自由を感じることがデメリットといえるでしょう。

メリット

借金がなくなることが最大のメリットといえるでしょう。自己破産することで借金がなくなるため経済的にはとても大きなメリットです。全額の借金がなくなることで精神的・肉体的なストレスから逃れることができる点についてもメリットです。

自己破産でのデメリットは少ない?

自己破産のデメリットは意外と少ないです。自己破産でのメリット・デメリットはありますが自己破産をすることで得るものは大きいといえることから、デメリットは少ないと言えます。反対に失うものは、非常に小さいものです。具体的には「官報に載る」「カードでお金を借りたり、買い物できない(ブラックリストには載るため)」「一定の仕事(警備員、保険の外交など)には、「破産終了までは」就くことができない」「マイホームは手放すことになる」などがありますが多くの方があまりデメリットを感じていません。 もともと思っていた自己破産のイメージと異なり、あまり今までの生活と変わらないと感じる人が多いです。クレジットカードを使うことができなくなりますが、それは借入をしなくなる予防と捉えればデメリットになることはないので、自己破産でのデメリットは少ないといえるでしょう。

自己破産をした時の影響はどのくらい?

自己破産をした時の影響はどのくらい?

自己破産の手続きには一般的に3ヵ月~半年くらいかかります。ですが無事に免責決定が出れば借金に悩むことのない平穏な生活を手に入れることができます。また弁護士や司法書士などの専門家に自己破産の依頼をしていた場合、依頼をした段階から貸金業者からのすべての取り立てがストップするので 専門家に依頼をするだけで平穏な生活を手に入れることができます。しかしこの段階では借金の支払いの義務がなくなったわけではないので裁判所で行う支払い督促や強制執行手続きである貸金業者の法的措置までもがストップできるわけではありません。 自己破産手続き中の生活や仕事や家族への影響についてですが、自己破産ではいずれも心配する必要はありません。たとえ自己破産の手続き中であっても、 いつもどおりに生活を送ることはできます。そして貸金業者への返済もストップするため今まで返済に充てていた資金を生活費に充てることも可能になります。 自己破産という手続きは個人が行う手続きであることから、仕事や家族に対してのデメリットとしての影響を与えることはありません。

自己破産をしたことを秘密にしたい場合

自己破産をしたことを秘密にしたい場合

厳重に注意をすることで家族や友人、職場に秘密にすることは可能です。家族に秘密に自己破産する場合、必ず秘密にできるとは言い切れないところがありますが厳重な注意次第では可能です。 家族という近しい存在であるだけに、自身の留守中に裁判所からの連絡や通知が届いてしまえば知られてしまう可能性が十分にありますので知られたくない場合は注意が必要です。

どんな時に自己破産したらいいの?

自己破産をしたいけれど、どんな時にしたらいいのかわからない人もいるのではないでしょうか?まだ自己破産するには早いのではないか?もう少し頑張ってみようと思うケースは少なくありません。 しかし、借金により長く生活が困窮している場合は思い切ることも大切です。では具体的な状況について幾つか紹介します。 ・定期的な収入がない場合借金を借金で返す自転車操業が続いている場合 ・借金を返したいけど返せない状態が続いている場合 ・借入先や借金の額が増えていくばかりで、借金が減らない場合 ・もう貸してくれるところがない場合 ・仕事を続けられなくなって(クビになって)しまった場合 ・生活保護費の受給を検討している場合などが挙げられます。 借金に追い回される生活は生きた心地がしないような生活となります。極めて不健康です。借金を負ってしまったことについては自分の責任ですが死にも考えているような状況なら弁護士に相談することで必ず何か良い変化があるはずです。

自己破産の噂って正しいの?

自己破産の噂って正しいの?

10個のQ&A

Q1. 戸籍に載る(戸籍が汚れる)? 自己破産の事実が戸籍に記載されることはありません。 Q2 自己破産しても結婚できる? 自己破産と結婚はまったくの別問題ですので結婚することは可能です。 Q3. 家を借りることはできる? 家を借りられなくなる心配はありません。しかしカード決済の物件は審査に通らない可能性があるため注意しましょう。 Q4. 年金がもらえなくなる? 年金がもらえなくなることはありません。 Q5 海外旅行できない? パスポートは取得可能ですが、自己破産の手続き中に長期旅行に出かける場合は裁判所からの許可が必要になります。手続きが終われば許可は必要ありません。 Q6携帯電話が持てなくなる? 携帯電話が持てなくなることはありません。ただし、割賦販売の携帯電話の購入は審査に通らない可能性があるため注意しましょう。こちらは一括で支払いをすれば問題はありません。 Q7一文無しになる?(全ての財産を手放す必要がある?) 生活必需品は手元に残すことができます。 Q8. 会社をクビになる? 会社をクビになることはありません。 Q9. 家族の進学や就職、結婚に影響がある? 影響はありません。自己破産で家族に影響を与えることはありません。 Q10 家族にバレる? 専門家に依頼すれば家族にバレる心配はほとんどありません。

自己破産は最終手段

自己破産は最終手段

自己破産をすれば、全ての借金を帳消しにすることができます。経済的な面からだけみれば、債務整理の手続きの中で自己破産が最もよい方法であるかのようにも見えますが自己破産の手続きをすると借金を全く返済せずに解決してしまうため、支出を減らすことや収入を増やすといった家計の見直しが疎かになってしまったり、多重債務に陥った原因をきちんと検討することを怠ってしまったりすることで、また借り入れを繰り返してしまうというケースが多々あります。まずは家計を見直して支出に無駄なところはないかを検討し、他の債務整理の方法で借り入れの負担を減らして返済ができないかをよく考えてみることが大切です。どうしてもそれらの方法では解決できない場合、はじめて自己破産を選択する方が良い結果につながると思います。 自己破産はあくまでも最後の手段にしましょう。

自己破産とこれから

自己破産とこれから

成人になり安定した収入がある生活を送っている場合、銀行や消費者金融などから借金をすることができます。今ではクレジットカードを持っていることが当たり前のような時代でありカードローンなども簡単に利用することができます。返済をすることのできる程度での借金は何も問題はありません。しかし、自分の裁量以上に借金を繰り返してしまうと段々返済することが難しくなっていき、返済の目処も立たないという状況になり途方にくれることになってしまいます。 自己破産をすることで、財産はずべて没収されます。借金の金額が大きければ大きいほど自己破産を選ばざるを得ない状況となっていきます。自己破産をする場合はしっかりとこれからのことを考えるようにしましょう。自己破産にもメリットやデメリットは存在しますので、安易な決断を控え決断することで良い未来選択に繋がります。 お金を借りる時は自分で返すことができるのかしっかり把握しておくことで返済不可能になることを防ぐことができます。お金の使いかた、支払い方については今一度見直すことが大切ですあり、子供を守るために自己破産を決断した方や経営をしていくことが困難になった方、親の連帯保証になり自己破産をした方など自己破産を実際に決断した方も理由も様々です。自分のこれからの生き方と相談をしながら選択をすることが幸せな生活を送るための第一歩となるでしょう。

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