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失業手当の給付金額は退職理由で変わる?自己都合・会社都合(給付期間が変わる)

退職ノウハウ

失業した時にお世話になるのが「失業保険」です。その、失業保険の手当は、会社都合か自己都合かなどの退職理由で給付金額や給付期間が変わるのはご存じでしたか?退職理由での給付金額や自己都合を会社都合に変更出来る場合などをまとめてみました。参考にしてくださいね!

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失業保険の手当の給付金額と退職理由

失業保険から出る失業手当って、普段は全く縁がない物ですね。どんな理由だと、いくらもらえるのか?どの位の間給付されるのか意識する事がありませんね。 でもいざ失業してみると、会社を辞めた理由が「自己都合」なのか、それとも「会社都合」なのかによって、支給される期間と合計の支給金額に大きな違いが出てくるんです。 退職理由の「自己都合」や「会社都合」とはどのような場合を指すのでしょうか?皆さんは分かりますか?

自己都合の退職とは

自己都合の退職には、2つの種類があります。 まず、1つ目は「正当な理由がなく、自己の都合で退職した場合」です。愚弟的には、会社の仕事が嫌になっての退職や人間関係が上手くいかなくなってので退職の他、単に転職の為に退職する場合や、病気などの体調をくずした事による退職、家族の介護などの為による場合も含まれます。 2つ目は「自己の責任による重大な理由により解雇された場合」です。犯罪を犯すなどしてしまい、解雇されてしまった場合などがこれにあたります。

会社都合の退職とは

会社都合の退職とは、会社が倒産してしまった場合、事業所の廃止や事業の縮小などの為に、解雇されてしまった場合や定年を迎えた場合、雇用主からの働きかけによる退職も含まれます。また、派遣社員の方の雇止めやの場合なども会社都合の退職にあたります。

セクハラやパワハラなどはどれに当たるのか?

セクハラやパワハラなどで、会社を辞めざるを得なかった場合はどうなるでしょうか? 例えば、そうした嫌がらせを受けた為に、うつ病になってしまった場合などはどうしたらよいのでしょうか?自分が弱いから体調をくずしてしまったのだから、自己都合たよね…などと、考えてはいけません。ハローワークの窓口で申請の際に、理由がパワハラと相談してみると、対応してくれます。 会社の担当者に確認が可能であれば、連絡をして確認をとってくれます。また、「もう、会社には関わりたくないから、連絡は取りたくない。」と言う場合などはメンタルクリニック等の医師の証明があれば、会社都合として、手続きを進めてくれます。

失業保険の手当の給付金額

失業保険でもらえる合計金額は退職の理由によって変わってきます。自己都合と会社都合では支給される日数に違いが出てくるのです。また、失業保険に加入していた期間によっても違いがあります。加入期間は連続していなくても、いくつかの会社での加入歴の累計で計算されます。

失業保険の手当の日額

失業保険の手当の日々もらえる金額はいくらなんでしょうか?まずは、日々にもらえる金額から見て行きます。日々もらえる金額は「基本手当」と呼ばれ、離職する直前の6カ月間に支払われた賃金の合計金額を180で割った金額の45%~80%になります。また、年齢ごとに分けられており、それぞれ、上限額があります。例えば、離職時の年齢が30歳~44歳であれば、上限日額は7,075円といった具合です。

自己都合退職の場合の給付日数

自己都合での退職の場合、失業保険の加入期間が10年未満の場合は90日分、10年以上20年未満だと120日、20年以上だと150日の給付日数になります。

会社都合退職の場合の給付日数

会社都合での退職の場合は、年齢や失業保険の被保険者であった期間などでの給付日数の区分けが細かくなっており、給付日数は90日~330日まで幅があります。 被保険者期間でみてみると、「1年未満」の場合給付日数は90日、「1年以上、5年未満」では90日~150日、「5年以上、10年未満」で120日~180日、「10年以上、20年未満」で180日~270日、「20年以上」では240日~330日といった具合です。

自己都合退職と会社都合退職はどちらが得か

失業保険の日額や給付日数についてはおわかり頂けたと思いますが、実際比較してみると、どうなるのでしょうか? 一例として、「32歳、勤続9年、月30万円の収入」の方をモデルケースとして考えてみると、自己都合で会社を辞めた場合は、日額7,075円×90日=636,750円 がもらえる総額ですが、会社都合での離職の場合は、日額7,075円×180日=1,273,500円となり、2倍もの開きがでてしまう事になります。 自己都合と会社都合のどちらが得かは、一目了然ですね。

失業保険の受給期間にはリミットもある

失業保険の手当を受け取る事のできる期間は会社を辞めた日の翌日から1年間です。(給付日数が330日の場合は1年間+30日となります)その為、この期間を過ぎると、受給期間が残っていたとしても、手当を受け取る事が出来ません。会社を辞めた後に、会社からの必要書類が来ない…、うっかり、申請をするのが遅くなってしまった…などで日数が経ってしまうと、受給金額を全て受け取れなくなってしまう可能性があります。手続きは早めに行いましょう。

失業保険の受給期間をのばすには

とは、言っても、病気やけがをする事もありますし、妊娠や出産など、どうしても、就職活動をする事が難しい場合もありますよね。その様な場合には受給可能な期間の延長をする事ができます。 30日以上職につく事が出来ない理由として、「妊娠、出産、病気、けが、育児(3歳未満)、看護」などの他、一定のボランティア活動の参加などもあげられます。延長理由を確認する事が出来る書類を添付して申請する事で、最大3年間、受給可能な期間を延長する事が出来ます。

退職理由を会社都合にする方法

退職理由を会社都合にする…と言っても、理由もなく自己都合で辞めたのに、会社都合にしてしまう…と言った事ではありませんよ。それでは、会社にも迷惑がかかるだけでなく、違法な申請になってしまいます。 退職する事になった理由が、残業がある月が長期続いた(45時間以上の残業が辞める前の3カ月以上)、配置転換で通勤が出来なくなった、給料の減額や遅配…などがあった場合は、その事が証明出来る書類と共に申請する事で、会社都合として対処してもらえます。例えば、前述のセクハラなどのハラスメントなどの場合は、医師の診断の書面があれば、会社都合で申請出来ますし、 残業時間であれば、給与明細やタイムカードなどの控えがあれば、申請出来ますね。

失業保険の受給には、ペナルティもあり得る

失業手当に受給には、ペナルティもあります。 失業保険はいざという時にみんなで助け合う為に支出する物であり、仕事に就きたい意思のある人に対してのセーフティーネットでもあります。失業手当の受給中にパートやアルバイト、家業の手伝いなどをした、または、就職した場合にはその旨を失業の認定日に書類で報告する必要があります。もし、申告を正しく行わなかった場合は、手当の支給が停止になり、不正に受給した金額の全額の返還をしなければなりません。また、それだけではなく、受給した金額の2倍にあたる金額をペナルティとして納めなければならない規則になっています。くれぐれも、正しく受給する様にしましょう。

まとめ

失業保険の手当の退職理由による給付金額や給付期間についてまとめてみました。 自己都合での退職と会社都合での退職で支給が違ってくる事が分かって頂けましたか? 特に、急に仕事を辞めざるを得なくなってしまった場合などは、今後の事で不安でいっぱいになります。 「これからどうしよう…、でも、求職をしても、なかなか面接までたどりつかなくて不安」「いつまで無職の期間が続くのか分からないから生活はどうしよう…」「正社員になる前に、生活の為にバイトしなくちゃ…」そんな時は、失業保険があってよかったと思いますよ。 働けない時の助けになるセーフティーネットの制度「失業保険」生活の事を心配しないで安心して就職活動に励んで行けますね。もし、いざという時は、このまとめの記事の事を思い出して、活用して下さいね。 ※記事中の受給金額、日数等は、執筆時の資料(2016年)を参考にしております。お手続きの際にハローワーク等で支給される資料でご確認される事をお勧めします。

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