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IT業界・IT企業の志望動機例|未経験の場合・新卒の場合

転職ノウハウ

ITバブルなんて言葉は最近聞かなくなってきましたが、それでも未だ夢が詰まったIT業界。そんなIT業界に初めてチャレンジする際に最も困るのが志望動機を考える事です。当たり障りのない、誰もが書いてしまう志望動機では通りません。重要なポイントをお伝えします。

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「自分らしく」よりも「自分なりに」が大切!

まず、初めにお伝えすべき最も大きな勘違いポイントは、今回のテーマであるITに限らず、学生や若者が志望動機を考える際にやりがちな、「自分にとって最もらしい理由」を考えてしまう事です。 過去の自分を真面目に自己分析した結果なのでしょうが、大抵はありきたりな根拠しかでて来ません。その自分らしさを一生懸命考えるより、その仕事、その会社で活躍する未来の自分を想像し、自分の言葉で素直に伝える、その方が面接官は色々聞きたくなってきます。 何故ならば、今回の応募に関して、職種の内容や業界、企業の事を時間を掛けて調べ、「自分なりに」考えてきた事が伝わってくるからです。

きっかけと、志望動機は違うという事!

上の話の極端な例は、きっかけのみを志望動機にする方が非常に多いという事です。その場合、志望動機ではポイントを獲得する事はできません。結果、ほぼNGだという事です。 「もともとPCが好きで」 「モノづくりが好きで」 「数学が好きで」 「興味を持ち、やってみたいと思いました!」と言う人は非常に多いです。 でも、これでは根拠として弱すぎます。何故ならば、きっかけだけでは、ちょっと言葉尻を変えれば、今回の応募についてだけでなく、どんな職種、どんな企業の仕事に対しても使える、特徴のない動機に聞こえてしまうからです。その結果、やりたい熱意がほとんど伝わってこないのです。

なぜIT業界?「自分なり」の思いを伝えるのは難しい。

重要なのは具体性です。なぜIT業界なのか、IT業界にで何をやりたいのか、将来どんなエンジニアになって活躍したいのか、その内容を具体的に「自分なりに」考えることが大切です。

知らないから使いたくなる、IT業界のテンプレフレーズ

ネットワークエンジニアなどITインフラ系と呼ばれる職種で多いのが「御社では運用保守からスタートして設計構築ができると考え志望しました」という志望動機です。 設計構築とは、自分で考えて、作る事を行う作業ですが、あくまでそれは作業工程の名前であって、具体的に何作りたいの?という当然の疑問が面接官には出てきてしまいます。 ただのイメージでやってみたい、と思っているとこうなります。

一方、自分事として一生懸命、本気で考えてきた人には、「御社は銀行のネットワークの設計構築までやっていらっしゃいますが、私は外部からの攻撃から銀行の情報を守れる強いネットワークを作る事に魅力とやりがいを感じ、志望しました」というような、具体的なキーワードが出てくるはずです。 これらは企業の情報を詳細に知っていなくては考えられない事では決してありません。 いかに、具体的に考える手間を惜しまないか、そして、内容が正しいか正しくないかではなく、自分が興味を持っている事をぶつける勇気を持っているか、そういう真摯な姿勢を持つ事が重要なのです。

具体的なのはOKだが、それに固執しすぎるのはNG

ここで一点注意して頂きたいのが、あまりに熱く思いを伝えようとするが故に、自分がやりたい事に固執してしまう事は決して良くないという事です。 例えば「御社のWEBサービスをAndroidアプリとしてリリースしたいです。それを何としても実現したいと思います」という志望動機はどうでしょうか。 一見相当な覚悟や思いを持っているという強さが伝わってくるのですが、一方で仮に何らかの事情でそれが叶わない状況があった場合、「この応募者は辞めてしまわないだろうか」という不安に駆られてしまいます。

志望動機にはエビデンスをプラス

せっかくこれまでのポイントを押さえて、しっかりと志望動機を語れるようになったとしても、それに中身が伴っていなければ張りぼてに過ぎません。しっかりとした志望動機の「エビデンス=証拠」が必要です。 そこまで踏み込んでいなくても、「書籍を買って勉強しています」や「OracleMasterの資格取得を目指して勉強しています」という事で良いのです。志望動機で述べている思いが本物である証拠を、今現在の行動で示してあげれば良いのです。 志望動機を述べる際に、今取り組んでいる事まで含めて、こちらから伝える事が出来れば、よりしっかりと相手に伝わる志望動機にする事が出来ます。

IT業界を未経験から応募する際の例文集

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最後にそれぞれのポイントを踏まえて、IT業界への志望動機の例文を幾つかご紹介いたします。

志望動機として良くない例

(例文1) 私は元々パソコンが好きで良く家でインターネットをして利用しています。パソコンに携わる仕事がしたいと思って御社に応募しました。 (解説1) きっかけが志望動機の全てになってしまっています。きっかけだけでは志望動機として弱いです。

(例文2) 前職の飲食店の店長をしていた際に、POSシステムを利用していましたが、その便利さや重要性を強く感じ、私もエンジニアとして技術を磨いてみたいと思い応募しました。 (解説2) 自分の過去の経験から「自分らしい」理由を考えていますが、これも「きっかけ」に過ぎません。また、一般的なITの特徴である「便利さや重要性」を述べている事も、応募者なりの考えが無く、非常に薄い印象を与えてしまっています。

(例文3) インターネットやスマートフォンをよく利用していて、その裏側がどうなっているのか興味を持ちました。そこでプログラミングについて調べたところ、私もやってみたいと思いました。 (解説3) ITに関する興味と、行動について述べられている点は良いのですが、応募する企業に関する具体性が無く、IT業界の非常に表面的な部分しか関心が持てていない印象を与えます。興味本位であり仕事として取り組む思いにまで至っていません。

(例文4) 御社のように、システムの保守や実装だけでなく、要件定義や設計まで携われる企業に魅力を感じています。保守からスタートして、将来は要件定義を行なっていきたいです。 (解説4) IT業界の専門用語に逃げてしまうパターンです。一生懸命調べた言葉を使っているつもりだと思いますが、正直面接官は聞き飽きています。「保守からスタートし」という言葉を聞いた瞬間に「ダメだ」と判断してしまっているかもしれません。

(例文5) 私はVRの技術を使って、学生時代に勉強してきた福祉の現場の問題を解決したいと考えています。将来必ず重要な技術となってくるVRのスペシャリストとして御社に貢献したいと思っています。 (解説5) あまりにもVRばかりにフォーカスを当てすぎています。VRはあくまで一つの技術要素であり、そこに目的を置きすぎてしまっては、そのニーズがない場合は全くの的外れとなってしまいます。

(例文6) 私は、これまで営業職を5年間続けてまいりましたが、その中でITエンジニアの方の仕事ぶりに感銘を受け、断固たる決意を持って退職して転職活動をしています。やる気と覚悟だけは誰にも負けません。今の所は、まだITの技術についてネットで調べた程度ですが、これからITパスポートの勉強をしようと思っています。 (解説6) 志望動機に対するエビデンスがないです。強い覚悟が行動に表れていないので信憑性がありません。「これから始めようと思っている」ではなく、行動に移す、もしくは行動の具体的なプランを伝えるくらいでないと、応募者の思いは信じてもらえません。

志望動機として良い例

(例文8) 前職の店舗運営で新しくシステムを導入する機会がありITに興味を持ちました。それから自宅に無料で作れるサーバを構築した時、とても面白さを感じましたので今回思い切って御社の募集業務に応募しました。御社の業務を通じて、サーバに関する経験を積んでいき、お客様の課題に広く対応できるエンジニアになりたいと思い志望しました。 (解説8) きっかけだけでなく、行動のエビデンスがあり、入社後のイメージを自分なりの言葉で伝えているため、素直で前向きな印象を与えます。具体性が弱いので企業の特徴に関連した業務内容にするとより良いです。

(例文9) 自分のやりたい事が明確でない中で、フロントサイドエンジニアの仕事を知りました。正直まだまだ知識不足ではありますが、顧客の要望を聞いて形にする、という点で前職の法人営業でのヒアリング経験を生かすことが出来ると考えています。先日購入した書籍を参考に今月中にWEBサイトの制作を一通り実施する予定です。 (解説9) あまり知識もなく、まだまだ行動もできていない状態です。ただし、自分なりにエンジニアとして活躍するイメージを考えている点や、今後取り組むことを計画している点にいおいて、内容に具体性があり受け身でない、積極的な行動が期待できると思います。

志望動機が内定への鍵

志望動機は内定を引き寄せる最大のチャンスです。少しの努力で面接官との距離をグッと近付けてくれます。自己PRやこれまでの経歴、頑張ってきたことなど、他の項目よりも時間を掛けて作るに値するのが志望動機です。 今回ご紹介したポイントを参考にしていただけると、きっと、これまでとは違う結果が舞い込んでくるでしょう。

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