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仕掛品とは|仕掛品の原価計算方法3つと仕掛品が増える原因5つ

経営

今回は棚卸資産である、仕掛品について原価計算方法や仕掛品が増えてしまう原因についてご紹介します。棚卸資産は企業にとって重要な役割を持つので、理解を深めより良い企業づくりの参考にしましょう。仕掛品以外の棚卸資産についてもご紹介しているので参考にしてくだい。

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仕掛品以外の棚卸資産として、貯蔵品というものがあります。 貯蔵品は、商品や原料以外の消耗品などで未使用のものを指します。 例を挙げると、切手や収入印紙などの金銭的価値のあるもの、文房具やテープ・コピー用紙などの消耗品などが未使用の場合、貯蔵品になります。 これらを完璧に管理することは難しいので、一般的には簡易的に処理されることが多く、ある程度の量をストックしていると仮定して計算されます。

仕掛品とは

仕掛品とは、企業や工業で製造途中の製品で、それ単体では販売することができず、交換価値がないもののことを言います。原材料を少しでも加工していれば仕掛品とすることができます。 例えば、タイヤが付けられる前の車や醸造中のお酒、ペットボトルなどに移される前のタンクに入ったジュースなどが仕掛け品にあたります。 今回は、この仕掛品について、原価計算の方法や仕掛品が増えていく原因をご紹介していきます。

仕掛品の原価計算方法3つ

ここでは、仕掛品の原価計算を行う際の計算方法をご紹介します。 ご紹介するのは、平均法・先入れ先出し法・後入れ先出し法の3つです。それぞれの計算法をしっかりと理解して、適切な計算方法で原価計算を行えるように参考にしましょう。

仕掛品の原価計算方法1:平均法

平均法は、棚卸で資産の取得金額を、売上原価と年度末の残高に割り振ることで評価する方法です。平均単価を計算するタイミングによって、総平均法と移動平均法の2つの平均法に分けられます。 新しい資産が増えた際に計算する場合を移動平均法といい、期首の帳簿に対して、増加した価額を用いて計算する方法を総平均法といいます。 平均法を利用している企業では、総平均法と移動平均法、どちらも同じくらい採用されています。

仕掛品の原価計算方法2:先入れ先出し法

先入れ先出し法は、先に仕入れたものを先に出庫しているものとして計算をする方法です。 この計算法の利点は、仮定と商品の動きが一致するので、物価が変動した際にも棚卸資産の価格が時価に近くなることです。 ただし、あくまで先に仕入れた商品から出荷されていると仮定して計算しているだけなので、実際の倉庫の動きとは無関係になっています。

仕掛品の原価計算方法3:後入れ先出し法

後入れ先出し法は、後から仕入れた商品を先に出庫したものとして計算する方法です。 この計算方法は、仮定と実際の商品の動きが一致しない代わりに、かなり近い物価水準で費用収益の対応ができるという利点があります。 後入れ先出し法は、2010年に廃止されることが発表されました。ただし、企業の内部で資料として使用することは廃止されていないので、原価計算をする際に利用して参考にすることは可能です。

仕掛品が増える原因5つ

仕掛品は、企業にとって商品を作っていく過程であり、売り上げを作るための大切な資産となっています。ただし、仕掛品が増えすぎてしまうことは、企業によくない影響を及ぼすことになりかねません。 仕掛品が増えれば、不良品の発見が遅くなったり、最悪の場合、廃棄することになってしまいます。ここでは、仕掛品が増えてしまう原因についてご紹介するので、仕掛品を上手く利益にできるよう参考にしましょう。

仕掛品が増える原因1:生産品目が多い

仕掛品が増えてしまう原因として、商品の生産品目が多いことがあります。 生産品目が多いと、どうしても生産する商品ごとに優先順位が出てきてしまい、その結果、優先順位の低い商品の仕掛品が増えてしまいます。 生産品目が多い企業は、商品ごとの売れ行きなどのデータを参考に、商品ごとの生産優先順位をしっかりと考え、仕掛品の在庫を管理して増え過ぎないように管理をしていきましょう。

仕掛品が増える原因2:短納期の製品を優先している

仕掛品が増えてしまう原因として、短納期のものを優先して作業していることがあります。 納期の短い商品や、作業工程が簡単な商品を優先して流してしまうと、納期の長いものや作業が複雑になっている商品が在庫として積まれてしまい、不要な在庫として仕掛品が増えてしまう結果を生んでしまいます。 納期管理などをしっかりとして、仕掛品が増えないように気を付けていきましょう。

仕掛品が増える原因3:生産方法が良くない

仕掛品が増えてしまう原因として、生産方法自体がよくない影響を与えている場合があります。 生産方法が良くないために、生産工程の途中で仕掛品が工程待ちの状態になってしまい、その結果、在庫が増えていく原因となってしまいます。 この場合は、作業工程や生産方法をしっかりと見直し、無駄や工程待ちの状態を作り出さないように、より良い生産方法を試行錯誤して、仕掛品が増えないように工夫していきましょう。

仕掛品が増える原因4:部品がそろわない

仕掛品が増えてしまう原因として、商品を作るための部品がそろわないということがあります。 部品がそろわないせいで、生産することができず、仕掛品の状態で在庫が増えてしまう結果を生んでしまいます。最悪の場合、部品自体が生産されなくなったり、部品待ちの状態で注文が破棄されてしまうと、仕掛品が積まれてしまうことにつながります。 生産工程に入る前に、商品を作るうえで必要な部品がそろうのかをきちんと確認しましょう。

仕掛品が増える原因5:トラブルが発生

仕掛品が増えてしまう原因として、トラブルが発生し、復旧待ちの状態に陥ってしまうことがあります。 生産過程でトラブルの発生が頻繁に起こってしまうと、工程待ちが起こってしまう原因になります。トラブルが発生する度に、仕掛品が工程待ち状態で増えていってしまうので、結果として仕掛品の数が増えてしまう原因となります。 生産過程でトラブルが発生したときは、きちんと原因を追究して解決をしてから作業を再開しましょう。

仕掛品以外の棚卸資産5つ

ここまで、仕掛品について、原価計算法や仕掛品が増える原因についてご紹介しました。 ここでは、仕掛品以外の棚卸資産をご紹介します。棚卸資産は、企業にとってとても重要なもので、棚卸資産の管理がきちんとできているかどうかが企業がうまくいくかどうかを左右します。 棚卸資産について、しっかりと理解し管理することで、経営を上手く軌道に乗せ、より良い会社作りへと繋げていけるようにしましょう。

仕掛品以外の棚卸資産1:商品

仕掛品以外の棚卸資産として、商品というものがあります。商品には、「商売目的の品物」「販売するための品物」という意味があります。 また、商品は実質的な品物だけではなく、保険などのサービス的なものも商品として扱われます。

仕掛品以外の棚卸資産2:製品

仕掛品以外の棚卸資産として、製品というものがあります。 製品には、「製造した品物」「原料から作った品物」という意味があり、棚卸資産としては完成した商品のことを指します。 余談になりますが、農作物などは加工しない限り製品にはあたりません。

仕掛品以外の棚卸資産3:半製品

仕掛品以外の棚卸資産として、半製品というものがあります。 半製品は、仕掛品と同じく製造途中の製品のことを指しますが、仕掛品とは違い、その状態で販売できるもので、かつ企業としては製造途中であるものの事を言います。つまり、半製品と仕掛品の違いは、販売が可能かどうかという点です。 半製品として販売を行う場合は、工程費などは安くなるので、計算の際は注意しましょう。

仕掛品以外の棚卸資産4:原材料

仕掛品以外の棚卸資産として、原材料というものがあります。 原材料は、原料と材料という言葉が混ざった言葉で、製品を作るための元となる品のことを指します。 どちらも似た意味を持つ言葉ですが、原料は製品になった際に原形を保っていないものを言います。そのため、科学的に加工されるものを原料と言い、物理的に加工されるものを材料と言うことができます。 特に区別はされていないので、一般には原材料とまとめて呼称されます。

仕掛品以外の棚卸資産5:貯蔵品

仕掛品以外の棚卸資産として、貯蔵品というものがあります。貯蔵品は、商品や原料以外の消耗品などが未使用のものを指します。 例を挙げると、切手や収入印紙などの金銭的なもの、文房具やテープ、コピー用紙などの消耗品が貯蔵品にあたります。

仕掛品は経営を安定させるのに必要

いかがでしたか。今回は仕掛品について原価計算方法や増える原因をご紹介しました。 この記事を参考にして、仕掛品についてしっかりと理解を深め、より良い会社作りのための参考にしましょう。

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