IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

TOEFLは難しい?TOEFLの点数別難易度とTOEICとの違い6つ

英語

海外留学を行う場合の英語力の目安となる「TOEFL」とはどのようなテストなのかご存知でしょうか。ここではTOEICとTOEFLの違いや、点数別の難易度、勉強法や試験内容、スコアの見方など、TOEFLについてご紹介していきます。

更新日時:

TOEFLとはどんな試験

TOEFLは英語を母国語としない人がアメリカやカナダなどの大学に進学、留学するために必要な英語力の指標として利用されるテストです。 日本でもさまざまな英語の資格試験が実施されていますが、その中でも「TOEIC」や「TOEFL」は有名で、名前だけは知っているという方も多いでしょう。 TOEFLは、アメリカやイギリスなどの大学や各教育機関で留学生の入学や卒業のため評価のための基準として採用されている試験です。 海外留学を行いたい人にとっては重要なテストであり、海外で学生生活を送るためには必要な資格試験となっています。 また、英語圏の大学に通い、講義を受けて内容を理解するだけの英語力が求められるため難易度が高く、TOEICで出題される問題とは傾向が異なります。

TOEFLの試験内容

TOEFLは120点満点の4技能試験です。 TOEFLで出題されるのはリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4技能で、それぞれのセクションは30点ずつ配分されています。 リスニングは5分前後の講義や会話を聞いて選択問題に答える形式で、リーディングは学術的な短い文章を3、4本読んでその内容に関する質問に答える形式となっています。 また、ライティングは制限時間50分でエッセイ形式の問題が2つ出題されます。それぞれ回答で求められる語数が異なるため、時間配分に気をつける必要があります。 スピーキングはヘッドセットを使って、実際に口頭で回答するテストとなっています。 TOEFLの問題で登場する単語は専門的なものが多いため、文章問題を理解しようと思うと、さまざまな分野の専門用語の意味を覚える必要があります。

TOEFLの平均点

TOEFLのスコアの平均点はおよそ70点程度です。 TOEFLのスコアの平均は実施している国により差がありますが、日本の場合は平均70点程度であると言われています。 英検でいえば英検2級レベルのスコアとなっているため、70点を目指す場合でも難易度は低くはありません。 しかし2015年のデータでは、TOEFL平均点のトップは100点以上でオランダ、次点が99点のオーストラリアとなっており、この2か国は英語教育に力を入れているため、日本は大きくスコアに差をつけられています。

TOEFLの点数別の難易度

TOEFLの難易度はスコアにより異なります。 TOEFLはアメリカの大学に進学を考えている人が受験するテストのため難易度は高く、基本的な英語ができるのは当然で、さらに高いレベルが求められています。 例えば、TOEFLの試験に必要な単語力は目標とするスコアにもよりますが、スコア80点目安では約8,000〜1万語ほどと言われています。 しかしTOEFLに出てくる可能性のある英単語を全て覚えておくことは不可能なので、ある程度目標とするスコアを目安に、覚えておくべきフレーズや英単語の数を絞る必要があるでしょう。 ここではTOEFLの点数別の難易度についてご紹介します。

TOEFL60~79点

TOEFL60~79点の難易度は英検2級~準1級レベルです。 TOEFL60~79点は、英検2級~準1級、TOEIC700~950、IELTS5.5~7.0程度が目安となります。 海外留学を目指している場合、最低でもTOEFLで61点以上のスコアを取る必要があります。 しかし多くの大学では70点~80点を入学基準としており、名門と呼ばれる大学の場合はさらに高いスコアを取る必要があります。 基本的には、目的の大学がある場合、TOEFLで70点以上を取る必要があると考えておくと良いでしょう。 難易度としては、TOEICで600程度のレベルの場合は、中学生英語からしっかり勉強し直さなければ取れないレベルです。

TOEFL80~99点

TOEFL80~99点の難易度は英検準1級~1級レベルです。 TOEFL80~99点は、英検準1級~1級、TOEIC900~990、IELTS6.5~8.0程度が目安となります。 四年制大学への留学ならTOEFL80点が目安です。 さらに海外の大学院への留学を目指している場合、最低でもTOEFLで85点以上のスコアが必要でしょう。 難易度としては日本でのTOEFLの平均スコアを大きく超えているため、英語がある程度できる人でも専門的な勉強をしなければ取れないレベルだと言えるでしょう。

TOEFL100~120点

TOEFL100~120点の難易度は英検1級以上です。 TOEFL100~120点は、英検では1級以上、TOEIC990、IELTS8.0が目安となります。 ハーバードやスタンフォード、コロンビアなどの有名大学に入学するためには、最低でもTOEFLで100点を取れる英語力が必要です。 大学によっては110点が入学基準とも言われていますが、TOEFL100~120点の点数が取れていれば有名大学への留学も夢ではないでしょう。 このレベルの難易度となると、英検では1級以上と言われており、該当するレベルが存在していません。 英語ができる人であっても、TOEFL試験対策のために語学スクールに通ったり語学留学をしたり、相当な努力をしなければ難しいでしょう。

TOEFLとTOEICの違い6つ

TOEFLとTOEICにはさまざまな違いがあります。 日本国内で受験できる英語の試験の中でも「TOEIC」や「TOEFL」は有名なので、名前だけは知っているという方も多いでしょう。 名前もよく似ているため、英語を専門的に勉強していない方の中には、どこがどう違うのかわからないという方も多いかと思います。 英語を勉強し始めていたり、これから英語の勉強を始める方の中には、そのうち「TOEIC」や「TOEFL」などの英語の試験に挑戦したいと考えている方もいるかもしれません。 しかしこれらのテストは名前は似ていても、実施目的や試験内容、難易度に関しても全く異なっています。 ここではそういった方のために、TOEICとTOEFLの違い6つをご紹介します。

違い1:実施目的

TOEFLとTOEICの違いの1つは実施目的です。 TOEICは「Test Of English International Communication」の略で、英語による実践的なコミュニケーション能力を判定するためのテストです。 一方、TOEFLは「Test Of English as a Foreign Language」の略となっており、日本などの英語を母国語としない国の人を対象に、アメリカやイギリスなどの教育機関へ留学するための基準として利用されています。 つまり、TOEICは英語をビジネスに活かしたり日常英会話を身につけたい人のために実施されている試験で、TOEFLは海外で不自由なくキャンパスライフを送るために必要な試験であるという違いがあります。

違い2:試験形式

TOEFLとTOEICの違いの1つは試験形式です。 TOEICは普通の試験のように紙と筆記用具を使用する一斉試験で、マークシート方式となっています。 問題用紙と解答用紙が配られ、会場でリスニングの音声を聴いたり、問題用紙を読んだりして答えを選び、解答用紙にマークします。 一方、TOEFLは会場へチェックインした順に受験できるiBT試験となっており、試験会場に用意されたパソコンを使ってテストを行います。 また、受験生は頭にヘッドセットを装着し、マウスを握ってリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの試験を受けることになります。 スピーキングも実際に対面で話すのではなく、ヘッドセットのマイクに対して喋る録音形式となるため、独特の試験形式であると言えるでしょう。

違い3:試験開始時刻・回答時間

TOEFLとTOEICの違いの1つは試験開始時刻・回答時間です。 TOEICは13時から試験を開始し、試験時間はリスニングテストが45分、リーディングテストが75分の2時間で構成されています。 試験中に休憩時間はなく、リスニングテストが終了したらそのままリーディングテストへと移行します。 これに対して、TOEFLの開始時刻には「Reporting Time(受付開始時間)」と「Start Time(試験開始最低時刻)」があり、この時間の範囲で試験を開始すれば良いため人により開始時刻が異なります。 また、TOEFLは4つのセクションで構成されているため、試験時間は約4時間から4時間半ほどかかります。 前半はリーディングとリスニング、10分の休憩の後にスピーキング、ライティングが行われます。

違い4:受験方法・受験料

TOEFLとTOEICの違いの1つは受験方法・受験料です。 TOEICは全てマークシート形式の試験となっており、受験料は5,830円(税込)です。 申し込み方法はインターネット申し込み、もしくはコンビニ端末申し込みの2種類があります。 インターネット申し込みの場合は1年後の公開テストに割引価格で受験できる割引制度があるため、繰り返し受験する場合にはインターネット申し込みを利用すると良いでしょう。 一方、TOEFLの場合は試験会場にあるパソコンを使ってインターネット上で試験を受けます。 受験料は国によって異なり、日本で受験する場合は235ドルです。 通常、テスト日の7日前までに申し込みますが、締切日以降でも手数料の40ドルを追加して275ドル支払うことで申し込むことも可能となっています。

違い5:出題内容

TOEFLとTOEICの違いの1つは出題内容です。 TOEICは基礎的な文法から複雑な構文まで、幅広い難易度が設定されています。 内容は日常会話はビジネス会話が多く、リスニングはアナウンスや電話のメッセージ、リーディングは社内メールや広告、テキストメッセージのやり取りなどが主に出題されています。 一方、TOEFLは専門的でアカデミックな内容が多いのが特徴です。 リーディングでは大学の講義で扱うような人文、歴史、科学について書かれたテキストが出題されたり、リスニングでは大学の講義や会話、ディスカッションが出題されたりします。 リスニングは文章量がTOEICより多いだけでなく、リスニング内容を理解した上でスピーキングで解答するような問題も登場します。

違い6:難易度

TOEFLとTOEICの違いの1つは難易度です。 ここまでご紹介した通り、TOEICはリスニングとリーディングの2技能の試験であるのに対して、TOEFLはリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4技能試験となっているため、TOEFLの方が難易度が高いです。 また、TOEFLはリスニング、リーディングの1問あたりの量が多く、内容もアカデミックな内容について出題されるため、単語自体の難易度が高く、専門的な勉強をする必要があります。 さらに試験時間も4時間ほどあり、長時間集中力を保つ必要があります。 試験形式についても、TOEFLはパソコンを使って問題を解く形式となっているため、パソコンの操作に慣れていない人にはそういった面でも難易度が高い試験となるでしょう。

TOEFLの対策

TOEFLの対策には専門的な勉強を行う必要があります。 TOEFLの利用目的は人によって異なります。 英語圏の大学へ海外留学を目指す人や、大学受験のためにスコアが必要な人など、目指すスコアによって勉強方法も異なります。 しかしTOEFLの受験勉強で何よりも必要なことは、英語の語彙力を増やすことです。 基礎的な英語力と語彙力があって、初めてTOEFL用の専門的な英単語の学習を行うことができるようになります。

おすすめのTOEFLの参考書

TOEFL試験対策をする場合には、TOEFL対策に適した参考書を利用して勉強を行いましょう。 TOEFL試験では学術的、専門的な内容が多く、どれだけの専門的な単語を覚えているかによってスコアが大きく変わります。 しかしどの分野が出題されるのかわからない状態で、TOEFLに登場する専門用語を全て覚えることは不可能です。 そのため、TOEFL専用の参考書で専門的なリスニング、リーディング、単語対策を行い、さらにできるだけたくさんの頻出英単語を暗記し、本試験で知らない単語が登場しても他の単語から意味を類推できるようにいなる必要があると言えるでしょう。 ここではTOEFLの受験勉強におすすめのTOEFL参考書をご紹介します。

リスニング

TOEFLのリスニング対策には「TOEFLテストリスニング問題190」や「iBT対応TOEFLテスト完全攻略リスニング」がおすすめです。 「TOEFLテストリスニング問題190」はCDが3枚付属しており、これからTOEFLのリスニング勉強を始める方にはとっつきやすい参考書でしょう。 構成は「基礎学習」、「実戦練習」、「Final Test」の3つに分かれているため、まずは「基礎学習」で問題形式に慣れるようにしましょう。 「iBT対応TOEFLテスト完全攻略リスニング」は、TOEFL受験が初めての人やリスニングが苦手な人は押さえておくべき参考書です。 リスニングセクションをどのように戦略的に解答していくかについて学ぶことができるため、この参考書で解答方法のコツを理解し、練習問題を繰り返し解くようにしましょう。

リーディング

TOEFLのリーディング対策には「TOEFLテストリーディング問題270」や「iBT対応 TOEFLテスト完全攻略リーディング」がおすすめです。 「TOEFLテストリーディング問題270」は1冊目のリーディング教材として押さえておくと良いでしょう。 TOEFLのリーディングでは学術的な内容の問題が出題されるため、そのような分野で使用される単語や英語表現に慣れてないと点数が上がりません。 そのため、まずはこの参考書でリーディングセクションの概要を学ぶようにしましょう。 「iBT対応 TOEFLテスト完全攻略リーディング」は、TOEFLの本試験の模擬テストが2回付いている参考書です。 そのため、試験直前の対策に利用することができます。

単語

TOEFLの単語対策には「TOEFLテスト英単語3800」や「TOEFL TEST 必須英単語5600」がおすすめです。 タイトルのとおり、どちらもTOEFL試験に必要な単語を厳選して収録した単語の参考書です。 「TOEFLテスト英単語3800」は、TOEFL試験に必要な単語を3800語厳選して収録しており、全体は難易度に応じてランク1から4にわけて構成されています。 TOEFL試験で頻出する学術的な内容に合わせた単語帳のため、実際の試験でも出題される確率が高くなっています。 「TOEFL TEST 必須英単語5600」は、過去問を分析し、ピックアップした頻出単語を収録しています。 付属CDにはキーフレーズと英文が3段階の録音スピードにわかれて収録されているので、リスニングの勉強にも役立ちます。

TOEICの難易度を知り高得点を取ろう

TOEFLを受験する場合は目標別の難易度を知り、しっかりと受験対策を行いましょう。 英語の勉強には日々の積み重ねが重要です。 多少勉強したからといって突然英語ができるようになることはありえないので、少しずつ時間をかけて身につけていくしかありません。 特にTOEFLは、さまざまな英語の試験の中でも難易度が高く、4技能すべてで点数を取る必要があるため、TOEICで高得点を取れる人であっても同じような点数が狙えるということもありません。 そのようなTOEFLで、アメリカやイギリスの大学に留学するために必要とされる80点をクリアするのも並大抵の努力では難しいでしょう。

そのため、TOEFLで高いスコアを取得するためには、目標とするスコア到達に必要な英語力や学習法を知り、試験日までのカリキュラムを立てることが大切です。 そして、できるだけ早い段階から専用の受験勉強をすることが重要です。 これからTOEFLを受ける方は、ぜひ自分の目指すスコアの難易度を知り、TOEFL対策を行っている語学スクールに通ったり、専用の問題集で学習を行って、高得点を取れるように頑張りましょう。

アクセスランキング