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転職妨害の事例6つを紹介|転職妨害の現状や退職妨害について解説

転職事情

あなたは、会社を辞めようとしようとしたときに「嫌がらせ」をされたことはありませんか。転職妨害されても気づいていない人もいます。もしもステキな会社が見つかったときに、すんなり転職できるように転職妨害について知っておきましょう。

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転職妨害とは

「転職妨害」とは、会社がいろいろな方法を使って労働者の転職を阻止することです。転職妨害は、転職を考えている人にとっては大きなストレスになります。この記事では転職妨害の実態をお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

転職妨害の増加傾向

残念ながら転職妨害は増加しています。 劣悪な労働環境で社員を働かせて心身ともに消耗させ、要らなくなればいとも簡単に切り捨てる「ブラック企業」が社会問題化していますが、その一方で、「転職妨害」に合い、辞めるに辞められず悩んでいる人もいるのが現状です。 いってみればどちらも紙一重で、ブラック企業が転職妨害をするケースもよくあります。

転職妨害は違法か

転職妨害は違法です。 憲法には「職業選択の自由」がきちんと保障されており、労働基準法や民法でも労働者の権利が保障されています。労働者が会社を辞めるのは本来自由です。 企業は暴行、脅迫、監禁などといった手段で労働者の精神や肉体の自由を不当に拘束したり、労働者が働きたくないといっているのに労働を強制することはできません。

転職妨害をされた場合の相談先は?

転職妨害にあってしまった場合は、労働基準監督署や弁護士に相談してみましょう。 また、あまり大げさにしたくないのでしたら、転職エージェントのアドバイザーに相談するのも良いでしょう。彼らは転職を斡旋するプロですので良いアドバイスがもらえる可能性があります。 一番避けたいのは直属の上司に相談することです。上司は有望な社員を転職させたとあっては管理能力を問われますので、引きとめてくるリスクがあります。

転職妨害の事例6つ

ここからは転職妨害のケースについて見ていきましょう。今からご説明するケースは職場でよく見かける事例です。もしかすると、あなたの周りで行われていることが実は転職妨害だったということも考えられます。

転職妨害の事例1:転職先が前職企業へ電話調査をする

電話調査とは、転職先が前職企業へ電話して転職者の評判を調査をすることで、求職者を採用する前に行うこともありますし、採用後に行うこともあります。 正式な調査機関へ前職調査を依頼すると20万円くらい掛かりますので、費用を節約するために企業自らが電話します。電話調査では、前職企業が転職者の評判をどのように答えるかによって、転職活動に影響を与える恐れがありますので、注意が必要です。

転職妨害の事例2:前職企業が求職者の悪い情報を流す

前に勤めていた企業が、「求職者の悪い情報を流す」というひどいケースもあります。 内定が決まっている企業に求職者の悪口を吹き込み、内定を取り消させようとするのが目的です。前の職場の上司が行うこともあれば、同僚が転職を妬んで行うこともあります。もちろんこれらの行為は個人情報保護法に違反しますし名誉棄損です。

転職妨害の事例3:同業他社へ圧力をかける

さらにひどい場合は、経営者が従業員の転職を妨害するために「同業他社へ圧力をかける」ケースもあります。 転職妨害などしない経営者が大半ですが、もしあなたが比較的狭い業界で仕事をされていて、社長がその業界に顔がきく人物である場合は注意したほうがいいでしょう。 狭い業界では、セミナーなど経営者同士が交流をはかる機会も多いですので、転職先に社長の知り合いがいる可能性は高いです。

転職妨害の事例4:転職活動をさせない

そもそも転職活動すらさせてもらえない状況に置かれることもあります。 転職をするためには面接を受けますが、今の仕事をしながら面接を受ける場合は、面接が平日でしたら仕事を休んで面接を受けるしかありません。 そこで面接を受けさせないために、有給休暇を取らせてくれないことがあります。面接を受けることができなければ転職もできません。

転職妨害の事例5:精神的プレッシャーをかける

そして注意したいのは、転職妨害のために精神的プレッシャーをかける行為です。 例えば、上司が「他の会社では通用しない」「大した能力がないから、よそに行けば給料が下がるよ」などと求職者にささやき続けます。それでも転職しようとすれば「他の従業員に迷惑をかけて平気なのか」と言って批判するケースがそうです。 精神的なプレッシャーの場合は、形に残るわけではありませんのでやっかいです。

転職妨害の事例6:会社を辞めさせない

退職を思いとどまるように個室で説教をしたり「辞表を受け取らない」という手段に出ることもあります。 もしも転職先がすでに決まっている場合は、今の会社の退職のタイミングがずれると転職先に迷惑をかけることになり、最悪の場合は転職を諦めることになりかねません。

転職妨害の一つである退職妨害とは?

転職妨害について語られるときに「退職妨害」という言葉を聞いたことはありませんか。退職妨害とは退職の意思を会社に伝えたときに、会社が労働者の退職を妨害することをいいます。退職妨害も転職妨害の一つです。 では具体的にどのような行為が退職妨害なのかについて見ていきましょう。

正当な理由ではないと判断される

退職届を出しても「正当な退職理由でない」ことを理由に受理してもらえないのは退職妨害です。 例えば、パワハラなど退職理由が会社にとって都合の悪い理由である場合に、自己都合による退職以外は認めようとしない場合も退職妨害に当てはまります。 この場合は、人事部に退職届を内容証明郵便で送るなどして、退職の意思を伝えたという証拠を残しておきましょう。後に裁判などで争うことになったときに役に立ちます。

何かしらの理由をつけてくる

会社が何かしらの理由をつけて事実上在職を強要しているケースもあります。 例えば「次の人が見つかるまでは退職しないでほしい」と言われたのに、なかなか次の人を見つけようとしないときがそうです。もしも丁寧に在職をお願いされたとしても、実質的に在職を強要しているのと変わらない状態であれば、それは退職妨害にあたります。

引継ぎができないほどの仕事を押しつけてくる

引継ぎができないほどの仕事を押しつけて、退職できないような状況にしてくることもあります。 引継ぎは任意で行うものですので、どうしてもできない場合は引継ぎなしでも退職できます。とはいえ、引継ぎを終わらせてからスッキリした気分で転職したいと思う方も多いことでしょう。 引継ぎ妨害を防ぐためには、退職する意思を伝える前にあらかじめ引継ぎ資料を用意しておくのがポイントです。

転職妨害の現状を知っておこう

転職妨害には、有給休暇を取らせないなどの分かりやすいものもあれば、精神的なプレッシャーを与えるといった分かりにくいものもあるので注意が必要です。もしも将来転職をお考えでしたら、転職妨害の現状を知って対策を立てておきましょう。ムダな争いを避けることができます。

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