IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

喪中はがきを出す適当な範囲・範囲決めのマナー|親戚/身内

ビジネスマナー

儀礼的なお知らせは暗黙のしきたりや約束事があり、何かと気を遣います。おめでたい内容ならまだしも、喪中はがきなどは、その範囲や文面のマナーなど失礼がないか心配になるでしょう。喪中はがきを出すにあたっての範囲やマナーを知り、失礼の無いお知らせを送りましょう。

更新日時:

喪中はがきを出す方が良い親族の範囲は?

一般的には、一年以内に二親等内の親戚が亡くなった場合に喪中はがきを郵送します。 「親等」とは法律上の親族の関係を表す単位です。親等の数え方は家系図を縦に数えるイメージです。ひとつ上、ひとつ下の関係なら一親等、つまり自分にとっての両親や子供が一親等です。兄弟・姉妹は家系図で自分と同じ横の列ですが、数える時は一度上に上がって両親を経由してからの関係ですので、二親等になります。 ●故人の一親等は、両親・配偶者・子  ●故人の二親等は、兄弟姉妹・祖父母・孫 ただ例外も多々あり、二親等であっても同居していない祖父母や孫などが亡くなった場合は、喪中はがきを郵送しない人もいます。便宜上範囲はあっても、絶対に守らなければいけないものではありません。

喪中はがきを出す範囲はどうやって決める?

親しい親戚や数年に1回しか会わない親戚など、便宜上その範囲は決められていても人によって関係はさまざまです。喪中はがきを出すか、出さないか、どのような基準で決めれば良いのでしょうか。 「親等」は法律上の単位ですが、これは主に相続に関わる問題に対応するために使われる単位で、喪中はがきを出す範囲を決めるというような日常の儀礼的な問題を解決するためのものではありません。 二親等までという便宜上の範囲には、実は特別な理由も法的な決まりもありません。過去の習慣からくる「慣例」です。ですから、一緒に生活をして関係が深いかどうかがその範囲を決めるひとつの判断基準になります。

祖母が亡くなった時は?

祖母と同じように祖父・義理祖父の場合も一般的な範囲にこだわらず、生活を共にしてきたかその親密度で自分なりに判断して構いません。 また、祖父・祖母は二親等の中でも喪中期間が3〜6カ月なので、その期間を過ぎれば喪中はがきを出す必要はありません。例えば、先方に喪中はがきを郵送する12月初旬が、すでに忌明けしている時期なら年内に親族が亡くなっていても先方にはがきを出す必要はありません。

祖父が亡くなった時は?

祖母と同じように祖父・義理祖父の場合も一般的な範囲にこだわらず、生活を共にしてきたかその親密度で自分なりに判断して構いません。 また、祖父・祖母は二親等の中でも喪中期間が3〜6カ月なので、その期間を過ぎれば喪中はがきを出す必要はありません。例えば、先方に喪中はがきを郵送する12月初旬が、すでに忌明けしている時期なら、年内に親族が亡くなっていても先方にはがきを出す必要は無い訳です。

兄弟・姉妹が亡くなった時は?

兄弟・姉妹が亡くなった時は?

意外と思われるかも知れませんが、兄弟・姉妹も二親等です。家系図で言うとひとつ上の自分の両親を経由して分かれる関係なので、法的には二親等になります。 喪中はがきを郵送する範囲に含まれますが、喪中期間はさらに短く1〜3カ月です。その期間を過ぎれば同じ年内に亡くなっていても、儀礼的には喪中はがきを出す必要はありません。 ただし、故人が兄弟・姉妹の場合は必然的に自分との関係が深いため、喪中期間が過ぎても二親等という範囲にしたがって喪中はがきを郵送する人がほとんどです。

叔父が亡くなった時は?

叔父は、家系図で言うとふたつ上の祖父・祖母の列まで上がってから、ひとつ下の両親の横につながる関係ですので三親等です。三親等には喪中期間がありません。喪中はがきを郵送する範囲は二親等までですので、叔父が亡くなった場合は喪中はがきを出す必要はありません。

叔母が亡くなった時は?

同じように叔母も三親等ですので、喪中期間はありません。ですから、喪中はがきを郵送する範囲には含まれませんが、前にも述べたとおりこの範囲には特に理由はありませんので、叔父・叔母でも関係が深く喪に服す気持ちが強い場合は、この限りではありません。 例えば、両親の元を離れて地方から上京して叔父・叔母にお世話になるという人もいます。そのようなお世話になった方が亡くなられた場合などは、その範囲にとらわれず喪中はがきを出すのは決して間違いではありません。

義兄弟・義姉妹が亡くなった時は?

親等の数え方では兄弟か義兄弟か、父母か義父母かは関係ありません。姻族は配偶者の血縁ですからそのまま自分にもあてはまります。ですから義理でも実兄弟と同じ二親等です。そして喪中はがきを郵送する範囲に含まれます。

年内に相次いで複数亡くなった場合は?

まれに同じ年に二人、三人と追うように親族が亡くなる場合があります。この場合は、喪中はがきを一枚に連名にすることができます。そのため人数分のはがきを郵送する必要はありません。

どんな関係の人に喪中はがきを出せばいいの?

喪中はがきというのは「親族が亡くなったことをお知らせする」はがきではありません。普段年賀状をやりとりしている人に対して送る「年賀欠礼」です。 間違えやすいのが、故人が亡くなったのをきっかけに転居する場合などに、転居のお知らせと共に「亡くなったことをお知らせ」してしまうというものです。この場合は、あくまでも転居のお知らせはがきだけにとどめましょう。喪中はがきは「年賀欠礼」のマナーに従って改めて年末に郵送しましょう。

喪主を務めた時は喪中はがきを出す範囲が変わる?

喪主というのは一般的に血族が務めますので、例外はありますが喪中はがきを出す範囲に含まれます。違いは故人の葬儀で喪主を務めた場合、自分が年賀状のやりとりをしている相手に喪中はがきを郵送するほかに、葬儀にいらした故人の関係者や故人が、生前に年賀状のやりとりをしていた人にも送る必要があります。 葬儀に参列した親戚などは故人が亡くなったことも当然知っていますから、一親等、二親等の範囲にかかわらず喪中はがきを出す必要はありません。

ビジネス関係の方には喪中はがきを出すべき?

喪中はがきを出す範囲を決めている「親等」という単位は親族の関係を表すものですから、会社の取引先の方など、ビジネスとして年賀状をやりとりしている人は一親等でも二親等でもありません。 気を遣わせると思う場合は、喪中はがきを送らなくても問題ありません。その場合は、年始に先方から年賀状が届く事になりますが、お返しに寒中見舞いとして年始のはがきを出せば失礼にはあたりません。 自分が勤める会社の社長が亡くなった場合などは、会社自体が喪中になることはありません。家族経営や親族だけの同族会社などは喪中になる場合もあります。ただ、喪中でもお歳暮などの年末のご挨拶は出して構わないので、忌明けが正月を過ぎる場合は、紅白の水引を使わずのし紙を「寒中見舞い」に変えて送ることができます。

先方から年賀状が届いたら?

先方から年賀状が届いたら?

喪中はがきは、相手が年賀状を書く前に12月初旬には投函する必要があります。一般的には12月16日〜20日頃までに投函する人がほとんどです。 ビジネスとして年賀状のやりとりをしている相手に対して、気を遣って喪中はがきを出さなかった場合や、12月に入ってから身内に不幸があり喪中はがきの郵送が間に合わなかった場合などは、年が明けてから寒中見舞いのはがきを出すのが良いでしょう。その場合は弔事用の切手を購入しましょう。

はがきを送る範囲やマナーは?

喪中はがきも、寒中見舞いも、デザインや文面に特に決まりはありませんが、句読点は極力使わないようにします。句読点というのはもともと文章を読みやすく大衆的に普及させたものですので、儀礼的な文には本来使いません。今は、はがきを印刷してくれる会社も多いですから文例を参考にしましょう。

大事なことは故人への気持ち

大事なことは故人への気持ち

一親等、二親等という一般的な範囲にこだわらず、三親等であっても必要を感じれば喪中はがきを郵送できますし、逆に、その範囲に入っている親族でも、喪中はがきを出さないからといって非常識な訳ではありません。 こうした儀礼的なしきたりは世間の目も気になるところですが、むやみにお知らせするものでもありません。その範囲は参考として故人との関係を考えそれぞれの家庭で決めて構わないので、お知らせする時期や寒中見舞いのマナーに気をつければ、難しく考える必要はありません。大事なのは故人に対する思いやりでしょう。

関連タグ

アクセスランキング