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イヤホンにつく耳垢の原因と対策|湿ってる/掃除/ガード

更新日:2020年08月28日

イヤホンを外した時に、汚れがついていて困ったということはないでしょうか。イヤホンは耳を塞ぐため、耳垢だけでなく色々な汚れが付着しやすくなっています。そのため使う度にイヤホンのお手入れが必要です。そこでイヤホンの掃除の仕方について詳しくご紹介します。

イヤホンにつく耳垢の原因と対策|湿ってる/掃除/ガード

イヤホンにつく耳垢と原因

イヤホンを使い続けていると、どうしても気になるのがイヤホンの汚れです。これは耳の中にたまる耳垢や手の脂などがついて汚れるため、放っておくとべたつきや臭いの原因にもなってしまいます。

また汚れを放置していると、イヤホンにその汚れがたまり、音が聞こえづらくなるなど、ノイズや故障の原因にもなってしまいます。そこで今回はすぐにできるイヤホンの掃除の仕方や耳垢の対策方法を詳しくご紹介しましょう。

耳垢には湿性と乾性の2種類がある

イヤホンを外した時に、白いフケのようなものがついている、もしくは飴のようなものがついているといったことはないでしょうか。耳垢にはその人の体質や遺伝などから、湿り気のある湿性の耳垢と、乾いた皮脂がつく乾性の耳垢とがあります。

ただしイヤホンをして耳に栓がされている状態なので、乾性の耳垢の人でも、イヤホンには湿った汚れがつくこともあります。

アポクリン腺が多い

人間の体には、2種類の汗が出る汗腺があります。1つはエクリン腺といって、全身にあり、汗を出す働きをしています。そしてもう1つのアポクリン腺は、脇や陰部、肛門や耳の中など、特定の場所にある汗腺です。

アポクリン腺はもともとはフェロモンとして異性を引きつける役割を持っていたのですが、人間の進化と共に退化し、嗅覚が退化したため、今ではワキガなどの嫌われる臭いとなってしまいました。

このアポクリン腺は、生まれつき数が決まっていて、遺伝によって決まると考えられています。そのため、アポクリン腺が多い人は耳にも多くあり、湿った粘り気のある耳垢が出ます。

耳の中が湿っている

イヤホンは耳の中に入れるため、ちょうど耳の穴を塞ぐような形になります。そのため空気の出入りがなくなり、耳の中が湿った環境になってしまいます。そうなると耳に入った汚れが出て行きません。

耳垢は通常、湿った状態でも乾いた状態でも、外部からのホコリや汚れから耳を守っており、通常は古くなった耳垢は外に出て行きます。しかしそれがイヤホンで常に塞がれていると、逆に耳の奥に汚れが入り込み、耳の聞こえが悪くなってしまいます。

黒い耳垢が出る

黒い耳垢がイヤホンについていた場合、外耳道真菌症という耳の病気にかかっている可能性があります。真菌症というのは、水虫などと同じ、カビが耳の中に発生する病気です。

症状としては、耳のかゆみや痛み、耳垢が大量に出る、耳の聞こえが悪いといったことに加え、白や黒の耳垢が出る、耳が腫れるといったものがあります。免疫力が低下している時や、お風呂上がりの時に耳掃除をした際に、柔らかくなった皮膚に傷がつき、そこから雑菌が入り込むことでも起こります。

耳掃除を頻繁にする、また耳の中をつい触ってしまうといったことでも、かかることがありますので注意が必要です。

耳垢を放っておくとどうなる?

耳垢が気になってついつい掃除をしてしまう人がいる一方で、耳掃除が面倒で面倒で全くしないという人もいます。耳垢をきれいにしないままでいると、どうなるかはご存じでしょうか。

・耳の聞こえが悪くなる
子供や高齢者の方は、耳垢がたまりやすいとされています。これは新陳代謝が多い子供は耳垢がすぐにたまってしまうことと、逆に高齢者は自分で耳掃除ができなくなることが原因です。しかし大人でも空調の効いた部屋に長時間いるなどして、耳に汚れがたまりやすくなっていると、耳垢が耳を塞いでしまうことがあります。

・耳の病気になる
耳の奥まで耳かきを入れてしまうと、耳垢を押し込んでしまったり、また耳の粘膜を傷つけてしまうことがあります。そのため外耳道真菌症になってしまうことがあります。

特にイヤホンをして、耳に栓をしている状態は雑菌が増殖しやすくなります。長時間イヤホンをしている人は注意が必要です。

イヤホンにつく耳垢の掃除方法

イヤホンにつく耳垢は、衛生的にも問題ですが、イヤホン自体の故障を招く原因ともなります。そのためできれば毎回使った後に手入れをすることが必要です。そこでイヤホンをきれいにするために必要な道具と、その方法をご紹介します。

道具

イヤホンについている耳垢がどれぐらいの汚れなのかにもよりますが、基本的に必要となる道具をご紹介します。

・ティッシュ
ちょっとした耳垢ならティッシュで十分です。また仕上げの際にも使用します。

・ウェットティッシュ
頑固な耳垢汚れや、イヤホンについたホコリを拭き取るのに便利です。

・綿棒
イヤホンの細かい部品をきれいにするときに使います。

・エアダスター
メッシュ部分などのホコリを吹き飛ばします。

・歯間ブラシ
イヤホンジャックなど綿棒などで取りきれない場所に使います。

この他、中性洗剤やアルコールなどがあれば用意しておきましょう。プラグ部分には接点復活剤という薬剤があると便利ですが、ない場合は無理に用意しなくても問題ありません。

次のページ:イヤホンに耳垢がつかないようにする対策法

初回公開日:2018年02月12日

記載されている内容は2018年02月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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