IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

尊重の意味と類語・使い方・尊重と尊敬の違い・看護用語

言葉の意味

目の前にいる人のことを尊重していますか?人間関係を円滑にし、かつお互いに心地よい関係を保っていくためには、相手のことを尊重する気持ちが大切です。では尊重とは具体的にどういったことだろう?尊重の意味や、尊敬との違い看護用語での尊重についてご紹介します。

更新日時:

尊重の意味と類語・使い方・尊重と尊敬の違い・看護用語

尊重の意味

相手の気持ちを大切にすること、敬意を示すことを意味する言葉ですが、本来の意味はどんなものかご存知ですか。尊重は「尊ぶ」「重い」と言う漢字で構成されています。 尊は崇める、敬うです。元々はお酒を入れる器を表し、その器に「寸」と言う「決まり・法度」を示す形がつき、「決まりがある、きちんとした儀式に使う酒器」を表しました。それが転じて尊いと言う意味になりました。 重は、人が立って荷物を入れた袋を持つ形から、重いと言う意味を持ちました。「目方が重い」と言う意味の他に、尊い、大切と言う意味もあります。

尊いものとして大切に扱うことという意味です

尊い、大切と言う意味の漢字を二つ重ねて、尊重と言う言葉ができ上がります。同じ意味の言葉を二つ重ねることで、意味をより強調していて、尊重は「尊いものとして、大切に扱う」「損ねたりしないように大切に扱う」ことを意味します。 尊いもの、というとピンときませんが、「尊いもの」とは「大切なもの」「敬うもの」と同じ意味です。蔑ろにせず、重く見るという行動が、「尊重している」ということに繋がります。

尊重の類語

尊重の類語

尊重の意味が「尊いものとして大切に扱うこと」ということがわかりました。では、尊重と同じ意味、似たような意味、また言い換えのできる単語をご紹介します。

重んずる

重んずるとは、簡単に言うと大切にする、という意味です。これは重みすると言う言葉が変化して重んずるになりました。重みするは「重く見る」こと、よって価値があるものとして見ることを示しています。 価値があるものは大切に扱います、そのため、重んずるは「大切にする」「価値を認めてふさわしい扱いをすること」と意味になります。

重視

重視とは重く見ることです。重には、大切にすると言う意味があるので、重視も「大切なものとして見る」ことを表します。 重視とは、最も要として見ること、注目することを表していて、重んずると同じ意味をさします。重んずるが、価値を認めて、ふさわしい扱いにすること、と言う使い方に対して、重視は、重要性を認めてそれに注目し、大切に扱うこと、と言う使い方をします。

敬意

敬意とは、人を敬う気持ちのことを言います。敬うとは、相手の価値を認めて、大切に扱うことを言います。 相手に敬意を払うと言うことは、相手へ尊敬の念を持って接することです。尊敬の気持ちを持つことで、相手への話し方、接し方は意識せずに丁寧になります。相手を損なうことのない対応は、自分の価値も高めるでしょう。

尊ぶ

尊ぶは大切にして重んじること、価値を認めて重んじることを言います。尊重と同じ意味ですが、尊ぶの方が「崇める」と言う意味が強い印象があります。 崇めるとは、この上のないものとして敬うこと、大切にして寵愛することという意味で、敬うよりももっと大切に扱う、というイメージです。

尊重と尊敬の意味の違い

尊重と尊敬の意味の違い

尊重と尊敬、二つとも「尊ぶ」という字を使い、似たような語感がありますが、この二つの意味は、似ていて実はかなり違うものになります。 尊重は「大切にし、重んずること」ですが、尊敬の意味は「その人の人格、功績、行動など優れた部分を認め、その人を敬うこと」です。 その漢字の構成からも意味の違いがわかります。尊敬は、尊んで敬うことです。敬意は目に見える形での、尊敬を表す行動を言います。表現は、誰かに見せるために行う行為です。 尊重は、尊んで重んずるです。重んずる、というのは自分の気持ちです。それを動作や行動で表します。損なわないように丁寧に扱ったり、蔑ろにせずに大切にするという行動です。 尊重は、「意見を尊重する」「プライベートを尊重する」というように人以外にも使いますが、尊敬は「意見を尊敬する」というようには使いません。尊敬はあくまで人に対して持つ感情です。

尊重の使い方

尊重の使い方の例文をご紹介します。

人権を尊重する

日本の憲法の十三条に「すべての国民は個人として尊重される」とあります。国民はすべて、その境遇に関係なく、大切に敬い重んじられることを憲法は明記しています。 これは、国家が一人一人分け隔てなく、個人が有する権利を敬い重んずると保証しています。日本の憲法にある底辺は、この「基本的な人権の尊重」です。 もちろん、国だけではなく人と人の間でも同じことが言えます。相手の立場に立って、考えること、それが敬うということです。人にされて嫌なことはしない、相手が喜ぶと自分も嬉しく感じる、それが人を敬うという気持ちの底にあります。 そして価値のあるものとして、重く大切にする、一人一人を大切にその人の生活、資産その他人権を損なわない、蔑ろにしない、それが人権を尊重する考えに繋がります。

他人の意見を尊重する

他人の意見を尊重する、ということは、自分の考えに固執しないということです。自分の意見に固執すると、頭がそれで固まり、他の人の意見が耳に入らなくなります。プライベートでも仕事でも視野が狭くなる原因になります。 尊重するとは理解することです。相手の意見を聞き、受け入れることが尊重することに繋がります。しかし自分の意見を蔑ろにするのはいけません。自分の意見や価値観も大切にすることで、相手の意見や価値観も受け入れやすくなります。ただなんでも受け入れてしまうのは、尊重ではなくただ受け身なだけで自分の意見がないことと同じです。 相手の意見を受け入れるためには、相手の立場や意見の違いを理解すること、柔軟な考え方が必要となります。 違う意見が出た時には、否定から入らずに「こんな考えがあるんだ」というように、その発言を理解するように務めることが大切です。

お互いを尊重した恋愛関係

お互いを尊重した恋愛関係はまさに理想の関係でしょう。恋愛は尊敬から始まる場合もあります。しかし尊敬から始まった恋愛は長続きしません。なぜなら、尊敬は常に相手が上の立場にあるからです。 尊重は違います。尊重は、相手と自分は同等の立場にあります。同等の立場であるからこそ、お互い相手と自分を重ね合わせ、嫌なことを無理強いしない、相手が喜ぶことをする行動に繋がります。 お互いを尊重した恋愛関係とは、お互い相手に思いやりを持った関係ということです。相手の価値観を認めて、相手の意見や価値観を理解することで、心地よい関係が長く続くでしょう。

看護用語の「患者の人格や尊厳を尊重する」の意味

これは看護倫理の綱領に定められていることです。どんな場面であっても患者が自分で決定したことを尊重し、そのための情報の提供などの配慮をし、患者に温かな人間的な配慮を持つというように定められています。 医療現場では患者は弱い立場です。知識や情報はほとんどなく、医師などの医療関係者の言葉に唯々諾々と従う、これではその人の希望は理解されず放置されます。医療関係者は症状だけではなく、患者の気持ちに寄り添い、経済状況を鑑み、そして社会的な立場を理解し、それにあったもっとも的確な医療を提供すること、それが患者の人格を尊重することに繋がります。 また尊厳を尊重するとあります。この場合の尊厳とは、その人の持つ「自尊心」のことと解釈されます。どんな状況になっても、患者が自分が持つ自分自身に対する誇りを失わないように、看護する立場として向き合うこと、それが尊厳を尊重することです。

まずは相手の話に耳を傾けましょう

まずは相手の話に耳を傾けましょう

人間関係を円滑に保ちたいと願うならば、相手を尊重する気持ちを忘れてはいけません。人は誰しも、誰かに大切にされたいと願います。では人を尊重するにはどうしたらいいのでしょうか。 まずは相手の話をきちんと聞くことから始めましょう。相手の話に耳を傾けることで、その人の価値観を知ることができます。そしてその価値観を認めましょう。同調することはありません。尊重は自分が我慢して相手に意見を合わせたり、自分の考えを否定することではありません。「そんな考え方もあるんだな」と思うだけで十分です。 そして相手の良いところを認め、相手がしてくれたことに対して感謝する。それだけでも、十分にあなたが、相手を尊重していることは伝わります。 誰しも自分を大切にしてくれる人を大切にします。その連鎖が人間関係を円滑にし、尊重し合う関係は長く、良好に保ち続けられます。

関連タグ

アクセスランキング