
更新日:2020年08月14日
焼鉄色ってご存知でしょうか。ガンプラのバーニアの色で代表される焼鉄色について、読み方、英語表記、焼鉄色の調合、または塗料のメーカーなどをご紹介していきます。プラモデルは組み立てるだけで塗装をしたことがない方も、これを機に自分流アレンジに挑戦です。
メタリックカラーだけれどもギラギラしすぎず渋めでいて、鉄が焼けたような感じを醸し出し、機械系のコックピットや鉄の削りだしを表現するためによく使われる「焼鉄色」。ガンプラや鉄道模型だけでなく、様々なところで「渋さ」を出してくれる「焼鉄色」をご紹介していきます。
「焼鉄色」と書いて、「しょうてつしょく」や「やきくろがねいろ」と読みたくなるところですが、プラモマニアの中では「やきてついろ」と読みます。
「焼鉄色」に関する英語表記は多く、「鉄を焼いた色」ということの直訳で「baked iron」と表されたり、や「焼きで作られるもの」という意味を込めて「brand」と表されます。 どちらにせよ、焼鉄色のように日本人が作った色にはまだ決まった英語表記ないこともありますので、他人が理解できるような表記方法ならば自由に表して構わないといえるでしょう。
焼鉄色に似ていると言えば似ていますが、似ていないと言われれば全く似ていない色をご紹介していきます。季節の移ろいを感じ、細かな情緒を愛してしまう日本人の性とも言うべきで、プラモには欠かせない「鉄」に関する面白い類似色をご紹介します。
武器や銃などの塗装によく使われる「黒鉄色」があります。読み方は「くろがねいろ」です。メタルブラックでテカテカしすぎず、焼鉄色よりは黒が少しだけ強く、赤みが抑えられているので落ち着いた印象を与えてくれます。 メーカーにより少しだけ色調が変化しますが、「ガンメタリック」とは同一色として認識して大丈夫です。
大型船の艦底を模した色です。艦の底は茶色のような、赤褐色のような色でカキやフジツボが停泊した艦に付着しないように化学塗料を塗っていますが、資料が少ない昭和16年ほどより前の艦の底は「緑」色に近かったといわれています。 メーカーによっては、グレーが混ざったものもあり単に「艦底色」がこの色と断言できない色ともなっています。
日本の軍艦といえばグレーっぽいですが、他国では白っぽいグレーや黒っぽいグレーの軍艦が存在します。「軍艦色」についても万国共通ではない色の楽しみがあります。
市販の焼鉄色もありますが、ここは、好みやこだわりを持って自分のスタイルを表現できるよう、焼鉄色の作り方をご紹介していきます。
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