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焼鉄色の読み方/英語表記/似た色/作り方・おすすめのメーカー

言葉・雑学・歴史

焼鉄色ってご存知でしょうか。ガンプラのバーニアの色で代表される焼鉄色について、読み方、英語表記、焼鉄色の調合、または塗料のオススメメーカーなどをご紹介していきます。プラモデルは組み立てるだけで塗装をしたことがない方も、これを機に自分流アレンジに挑戦です。

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プラモの王道「焼鉄色」!

ガンダムマーカー cmGMS110// 【 細先タイプセット 】 ガンダムの目や脚、バーニアなどの細かい部分の塗装に 細部塗装用 Mr.ホビー
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メタリックカラーだけれどもギラギラしすぎず渋めでいて、鉄が焼けたような感じを醸し出し、機械系のコックピットや鉄の削りだしを表現するためによく使われる「焼鉄色」。ガンプラや鉄道模型だけでなく、様々なところで「渋さ」を出してくれる「焼鉄色」をご紹介していきます。

読み方は「やきてついろ」

「焼鉄色」と書いて、「しょうてつしょく」や「やきくろがねいろ」と読みたくなるところですが、プラモマニアの中では「やきてついろ」と読みます。

焼鉄色の英語表記

「焼鉄色」に関する英語表記は多く、「鉄を焼いた色」ということの直訳で「baked iron」と表されたり、や「焼きで作られるもの」という意味を込めて「brand」と表されます。 どちらにせよ、焼鉄色のように日本人が作った色にはまだ決まった英語表記ないこともありますので、他人が理解できるような表記方法ならば自由に表して構わないといえるでしょう。

焼鉄色に似た色

焼鉄色に似ていると言えば似ていますが、似ていないと言われれば全く似ていない色をご紹介していきます。季節の移ろいを感じ、細かな情緒を愛してしまう日本人の性とも言うべきで、プラモには欠かせない「鉄」に関する面白い類似色をご紹介します。

黒鉄色

武器や銃などの塗装によく使われる「黒鉄色」があります。読み方は「くろがねいろ」です。メタルブラックでテカテカしすぎず、焼鉄色よりは黒が少しだけ強く、赤みが抑えられているので落ち着いた印象を与えてくれます。 メーカーにより少しだけ色調が変化しますが、「ガンメタリック」とは同一色として認識して大丈夫です。

艦底色

大型船の艦底を模した色です。艦の底は茶色のような、赤褐色のような色でカキやフジツボが停泊した艦に付着しないように化学塗料を塗っていますが、資料が少ない昭和16年ほどより前の艦の底は「緑」色に近かったといわれています。 メーカーによっては、グレーが混ざったものもあり単に「艦底色」がこの色と断言できない色ともなっています。

軍艦色

日本の軍艦といえばグレーっぽいですが、他国では白っぽいグレーや黒っぽいグレーの軍艦が存在します。「軍艦色」についても万国共通ではない色の楽しみがあります。

焼鉄色の作り方

市販の焼鉄色もありますが、ここは、好みやこだわりを持って自分のスタイルを表現できるよう、焼鉄色の作り方をご紹介していきます。

用意するのは「シルバー」「黒」「茶」

焼鉄色の調色には、まずシルバーを基調として用意します。それに黒色と茶色を混ぜます。艶消しカラーならギラギラ感を抑えられより渋めの焼鉄色になります。黒色は茶色より多めに使い、茶色で色味を感じながらスタイルを出していきます。

自分のスタイル全開で焼鉄色を調色する

シルバーとブラックを強めるとメタルブラックに近くなります。銃や武器などに利用できる色味でしょう。コックピット感を出したいなら、シルバーを少し多めに入れてあげます。もちろん艶消しがいいです。茶色を強めると艦底色のような赤みを帯びた焼鉄色を再現できます。茶色が多い配色では鉄道のレールにも使えます。 前述通り、焼鉄色にはこの色だという決まりがありません。調色次第でシーンに合わせた色が作れます。自分の好みやこだわりに合わせて楽しく色を混ぜ合わせることが前提条件です。

塗料の種類

まず、塗料には水性タイプと溶剤タイプの二種類に分類されます。この二種類の塗料からご紹介していきます。

水性タイプの塗料

水性タイプの塗料は、価格が安く臭いがしないというメリットがあります。耐磨耗性が弱く、気温が低いと定着しにくいというデメリットがあります。

溶剤タイプの塗料

溶剤タイプの塗料は、耐久性に優れており、密着力が高いのがメリットとして上げられます。しかし、価格が高く、溶剤であるシンナーなどの有機溶剤の臭いがきついです。

焼鉄色の塗料の種類

市販されている焼鉄色についての塗料の種類をご紹介していきます。

瓶タイプ

一般的な溶剤塗料で使用されている瓶タイプの塗料です。細部から広範囲にかけて筆を利用して塗っていきます。焼鉄色の塗料で有名なのは「ミスターカラー」や「タミヤ」といったところでしょうか。

スプレータイプ

ラッカータイプの溶剤塗料です。広範囲を数回に分けて塗ることが可能なので、下地処理に適しています。「焼鉄色」のスプレーはまだ市販されておらず、自分で配合するしかありません。

焼鉄色をスプレーで再現してみる

焼鉄色のスプレーが市販されていませんので作ってみましょう。 用意するのは、艶消しのシルバーとブラックのスプレーです。茶色を混ぜたいところですが、「混ぜる」という行為がスプレー缶を使った作業ではできないため二色で留めておきます。 まず、シルバーで全体をスプレーし乾燥を待ちます。乾燥したシルバーの上からブラックのスプレーを薄くかけていきます。透明なブラックを意識してスプレーしていきましょう。色味を見ながら、ブラックの拭きかけを調整できるので好みの色合いに仕上がります。ブラックが多いとメタルブラックに近くなっていきます。 スプレー缶を2本使うため、塗料範囲によっては瓶タイプの「焼鉄色」を1本買った方が低コストで仕上がる可能性もあります。

水性ホビーカラーのおすすめメーカー

ガンプラのバーニアなど、焼鉄色を使って渋く塗装してスタイルを出したいけれど、色んなメーカーがあって塗料選びに困ってしまう事があるでしょう。ここでは、メーカーごとの使用感や仕上がりをご紹介していきます。

タミヤ

タミヤカラー アクリルミニ X-11 クロームシルバー 光沢
タミヤカラー アクリルミニ X-11 クロームシルバー 光沢

水溶性のアクリル塗料で「タミヤカラー」と呼ばれています。乾燥後、塗った面がややパリッとした感じがします。他の水性ホビーカラーに比べて塗料の伸びがいいでしょう。乾く前なら水溶性塗料なので、筆やエアブラシを洗うことが可能です。 臭いは抑えられており、アルコールっぽい臭いがします。下地の色を隠しきれないところは、やはり水溶性といったところでしょう。 また、タミヤ製品のプラモデルには専用のカラーがあります。説明書にタミヤカラーの番号が指定されているので、カラー選びに迷う事が少ないです。

クレオス

水性ホビーカラー H76 焼鉄色
水性ホビーカラー H76 焼鉄色

水溶性塗料は一般的に塗料自体の臭いが少く、乾燥前なら水に溶けます。クレオスの塗料も同じく、乾く前なら筆やエアブラシを水洗いする事が可能です。塗料が乾いてしまえば耐水性となり水に溶けない膜となります。 クレオスの塗料は、乾燥にかなりの時間要します。さらに、塗った面の強度も弱いので、製作途中やディスプレイ中、爪などでガリっと引っかいてしまうとと簡単に塗料が剥がれたり傷がついたりします。 重ね塗りは必須レベルと言っていいほど、下地を隠す隠ぺい力は弱い方といえるでしょう。イエローやレッドなど明るい色調のカラーでは何度も重ね塗りをしてください。塗料の伸びもあまり良くなく、ムラが出るときがあります。 専用の希釈液で薄めて伸びを良くしたいところですが、発色が悪くなったり、乾燥に時間がかかったりする可能性もあるので注意が必要です。

Mr.カラー

「Mr.カラー」はクレオスが販売している塗料の一つです。乾燥が速く、乾燥後の膜も強いです。また、発色も良く下地を隠す隠ぺい力も高いです。筆ムラにもなりにくく、価格も他の塗料と大差ありません。 タミヤのプラモデルにはタミヤカラーの番号が表記されているため、タミヤ以外の塗料を使用する際は、専用の希釈液で薄めて、他の色と混ぜて塗装していくことをおすすめします。

ファレホ

ファレホ パンツァーエース 70302 暗い鉄さび色
ファレホ パンツァーエース 70302 暗い鉄さび色

プラモデルが大好きという人は、「全ての塗料をファレホにしたい」と思わせるぐらい、高性能かつカラーが豊富なメーカーです。ファレホの塗料は他の水溶性塗料には無い特徴が3つあります。 1.塗料の伸びの良さが非常に良く、筆塗りがメインの方にはもってこいです。 2.下地の隠蔽力も高く色調の明るいカラーでも目立ちづらいです。乾燥すると硬い膜になるので引っかき傷にも強いです。 3.「ちょっとだけ塗装したい」という時にも役立つボトル型というのも嬉しい限りです。また、使い終わりもボトルがプラスチック製なので処理が簡単にできます。

色で自分流を!

ガンプラ HGUC 191 機動戦士ガンダム RX-78-2ガンダム 1/144スケール 色分け済みプラモデル
ガンプラ HGUC 191 機動戦士ガンダム RX-78-2ガンダム 1/144スケール 色分け済みプラモデル

今回、焼鉄色に関する情報をご紹介していきましたがいかがだったでしょうか。プラモデルの完成は塗装でしっかり表現、シーンの再現ができたときに感動を覚える事でしょう。ちょっとした一手間で、自分流を出していきましょう。

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