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UターンとIターンの違い・Uターン/Iターン希望者の求人情報

就活ノウハウ

Uターン・Iターン希望者の就職・転職・移住は、さまざまな企業や地方自治体によって支援サービスが行われています。代表的なサービスをご紹介しますので、Uターン・Iターンを考えている人はこの記事を読んで参考にしてみてください。

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Uターン・Iターンとは?

Uターン・Iターンとは?

「Uターン」「Iターン」という言葉は、就職活動や転職活動の時によく目にするでしょう。ビジネス用語のひとつで、Uターン就職、Iターン現象などと言ったりもします。 当たり前のように使われている言葉ですが、その意味をどれだけ正確にわかっているでしょうか。就職・転職を考えている方、周りにそのような人がいる方は、この言葉の意味をしっかり把握しておきましょう。

Uターンの意味

Uターンとは、そのままの意味だと「行って戻る」になります。行動の軌跡がUの字のようになることからそう呼ばれています。 では、「Uターン現象」とは何でしょうか。デジタル辞書コトバンクによると、

「Uターン現象【ユーターンげんしょう】 大都市から地方への人口還流の一つで,地方から大都市へ移動した者が生れ故郷にもどる現象。高度経済成長期の後半に入った1970年ごろから大都市の過密化(過疎・過密)による環境悪化が顕在化し,大都市圏から農村への人口流出が目立つようになった。」

ここから転じて、ビジネス用語として使われるときは、地方育ちの人が都市部で就職した後に故郷に戻って働くこと、と定義づけられています。 Uターンをする人は、キャリアアップというよりは、結婚・出産・育児に最適な環境を求めて故郷に戻る、という人が多いです。

Iターンの意味

では、Iターンとは何でしょうか。

I ターン もともと都市部に住んでいた人が、地方に移住し定職に就くこと。 〔行動パターンを U ターンと同様にたとえたもの〕

そもそも「ターン」はしていないのになぜIターンなのか。それはUターンから派生した言葉だからです。行動の軌跡が一方向のみなのでIターンと呼ばれます。 ちなみに、地方から都市部へ移住もIターンになります。最近は都市部から地方への移住というパターンで使われることが多いので、そちらを意味することがほとんどです。地方出身者が都市部に進学・就職して、地元に戻ればUターンですが、地元ではない地方に就職・転職した場合は、Iターンになります。

Jターンとは?

似たような言葉で「Jターン」というのがあります。その意味は、

Jターン 地方出身の都市部の居住者が、出身地に近い中核都市に移住して定職に就くこと。 〔行動パターンを U ターンと同様にたとえたもの〕

例を挙げると、北海道の釧路出身の人が、東京に進学・就職した後、札幌に転職・移住した場合はJターンになります。都市部と地方のいいとこどりができる方法です。

Uターン・Iターンのメリット・デメリット

Uターン・Iターンのメリット・デメリット

Uターン・Iターンに共通しているのが、地方都市への移住です。都会の喧騒から離れ、田舎の澄んだ空気と自然豊かな環境で暮らす、というのが最大のメリットでしょう。また、地方都市は物価が安い・都市部ほど治安が悪くない、という点もメリットとして挙げられます。 反面、運転免許や自家用車がないと不便だったり、給料が安かったり、地方独特の習わしに慣れるまで時間がかかったりとデメリットもあります。しかし、パートナーとゆったり過ごしたり、家を建てて子育てをするのにいい環境を持ちたいと思ったら、地方への移住は大きなプラスとなるでしょう。

自治体によるUターン・Iターン支援情報

地方では、若者の都市部への流出による人口減・過疎化が問題となっています。地方自治体では、それを食い止めるためにいろいろな政策を施していますが、その中でUターン・Iターン移住者への助成を行っている自治体が多数あります。

補助金と空き家バンク

だいたいは、補助金による金銭的な助成を行っています。例えば、地方の大学に通った場合は奨学金が出たり、一定年数住み続けることが条件で住宅補助が出たり、引越し費用や家賃の手当てが出たりと、やり方は自治体によってさまざまです。 また、空き家バンクと言って、Uターン・Iターン希望者が地方の空き家を安く借りられるシステムもあります。 他には、具体的にどんな支援サービスがあるのでしょうか。

Uターン・Iターンを歓迎・促進している自治体情報

ここからは、Uターン・Iターンを支援している自治体を簡単にご紹介します。詳細は各自治体のWebサイトなどをご覧ください。

北海道

北海道

北海道庁の雇用労政課には、「U・Iターンサポートデスク」という部署があります。ここには、北海道内の企業が多数登録しており、道外のUターンIターン求職者との橋渡しを行っています。 求職者は無料で求人情報を閲覧でき、就職相談や面接のセッティングなどもサポートしてくれます。 また、東京にある「札幌UIターン就職センター」では、道内の求人情報や住宅情報・暮らしの情報を多数抱え、4名のカウンセラーが北海道へのU・Iターン就職、移住についての相談を受け付けています。 東京駅の近くにあるので、関東圏に住んでいる人は気軽に相談してみましょう。

東京

東京にも、Uターン・Iターンの求人は多数あります。大手就職・転職サイトで、U・Iターン者向けの求人を出している都内の企業を検索してみてください。 また、東京の西の方には自然豊かな場所もありますので、都心からそこに移住しその近辺の企業に就職すればそれは立派なIターンです。 田舎に住みたいけど都心からあまり離れたくない、という人には、そんなU・Iターンもおすすめです。

長野

長野

県内企業の情報は、なかなか外には出回りません。このため、長野県は県外で企業の合同説明会を行ったり、首都圏でガイダンスや相談会を行ったりしています。就職活動・転職活動でわざわざ長野県まで足を運ばなくてもいいのです。平日だけではなく土曜日に行っているものもありますので、働きながらの転職活動にはありがたいシステムです。 また、「Iターン信州」というWebサイトでは、Iターン登録をすると長野県内の求人情報や転職セミナー・相談会などの情報がメールで送られてくるサービスを行っています。

新潟

新潟県のU・Iターン情報は、「にいがた暮らし」というWebサイトがおすすめです。

県内や東京で行われる合同説明会・セミナーの情報、空き家の検索システムなどがわかりやすく紹介されています。県だけではなく、市町村別でもどのような支援策を行っているかが、仕事・住宅・結婚子育てといった項目ごとにすぐに調べられるので、便利なサイトです。 また、UターンIターンで新潟県に住んでいる人のインタビューも載っているので、とても参考になります。

福井

法政大学が発表した、「幸せな県ランキング」で第1位に輝いた福井県ですが、自然環境・労働環境・住環境ともに充実しています。 Uターン・Iターンにも県を挙げて力を注いでおり、「ふくいUターン就職ネット」「キャリアIターンふくい」といったサイトで無料の就職・転職相談や住宅情報などが入手できます。 ふくいUターン就職ネットは東京・大阪・名古屋にもオフィスがあるので、事前予約をすれば首都圏にいながら福井県の転職相談ができます。

和歌山

紀伊半島に位置し、世界遺産の熊野古道や高野山を有する和歌山県ですが、特に太平洋側は冬でも暖かいので、1年を通して過ごしやすい気候です。 U・Iターン就職についての情報サイトも充実していますが、特に和歌山への移住を考えている人におすすめなのが「WAKAYAMA LIFE」というサイトです。

和歌山に移住した人たちのインタビュー・各市町村の支援政策・仕事情報・住宅情報などが多数載っています。南北に広い和歌山県は場所によって気候や環境が大きく異なりますので、ぜひこのサイトを見てリサーチしてみてください。

香川

全国で初めて、「地元で就職した学生の奨学金返還免除」という制度を実施したのが、福井県と香川県です。卒業後にそのまま香川県内で就職し、いくつかの条件をクリアすると、月額1万5000円~2万5000円の返還が免除されるという仕組みになっています。 また、小豆島は年間で200名もの移住者を受け入れています。瀬戸内の暖かい気候、豊かな自然に家族そろって移住する人たちも多いです。 小豆島町役場のWebサイトでは空き家バンク制度を設けており、多くの物件が登録されています。

福岡

九州の中でも特にUターン・Iターン転職をする人が増えているのが福岡県です。有名企業が福岡に支社を設けたり本社を移転したりしていることが多く、地方都市ながらキャリアアップを図れることが大きな特徴でしょう。 また、公共の交通網が発達しているのも福岡ならでは。しかしながら人口は東京の10分の1なので、通勤ラッシュに苦しむこともありません。 さらに、中国・韓国と地理的に近いので、対アジアの拠点として国際的な仕事に関わることもできます。大企業で働きたい、でも田舎に住みたい、という人には福岡がおすすめです。

長崎

長崎

長崎県といえば、昔から国際交流の盛んな異国情緒あふれる街。さらには、対馬や壱岐などの離島が多くあります。自然が豊かであることはもちろんですが、温暖な気候で、日本一空気のきれいな県であるという統計も出ています。 そんな長崎県もUターンIターン支援を行っており、「ながさき移住ナビ」では仕事情報・住宅情報などが入手できます。

東京にも長崎への移住サポートの窓口がありますので、気になった人は一度覗いてみてください。

大分

全国有数の温泉地がある大分県。「おおいたde就職するねっと」では、無料のユーザー登録をすると、そんな大分県の求人情報が多数手に入ります。

また、「おおいた産業人財センター」では、大分県内だけではなく東京・大阪・福岡などでも相談会や合同面接会を行っているので、Webのやり取りだけでは不安、でもわざわざ大分に行くのは大変、という人にもおすすめです。

鹿児島

「鹿児島県ふるさと人材相談室」では、県内の求人情報が無料で手に入るサービスを行っています。東京と大阪にも事務所があるので、首都圏に住んでいても無料で就職相談ができます。

また、鹿児島県内の大学に進学する、あるいは県内の大学・大学院を卒業して県内に就職し居住した人に対して、奨学金の返還支援制度があります。 詳細は鹿児島県育英財団のWebサイトをご覧ください。

沖縄

沖縄

沖縄県には近年、IT企業がどんどん進出しており、その数はここ10年で3倍以上に増えています。その分、雇用者数もどんどん増えています。 その理由は、人件費が抑えられるだけではなく、優秀な人材が集まりやすいからです。沖縄県は移住希望者も多いので、魅力的な企業が集まり、結果、さらに移住希望者が増えています。 Uターン・Iターン支援として、沖縄県では「ITキャリア沖縄」というサイトで、移住・転職支援サービスを行っています。専門のコーディネーターが転職から内定・移住までを徹底サポートしてくれるので、今まで沖縄に住んだことのないIターン希望者も、安心して利用できます。 また、実際に沖縄の企業を無料で見学できるツアーも企画されています。航空券や宿泊費を沖縄県が負担してくれるので、自分の目で見てみないとわからない、という人はぜひ活用してみましょう。

Uターン・Iターン希望者のための求人情報

Uターン・Iターン希望者のための求人情報

以上、自治体ごとの支援サービスをご紹介しましたが、ここでは全国をカバーしたUターン・Iターンの就職・転職支援サービスをご紹介します。

転職

Uターン・Iターンともに大手転職サイトでも取り扱いがありますが、それ以外でおすすめなのが、「REGIONAL CAREER」という転職支援サイトです。

1万件以上ある求人情報のほとんどが他の求人サイトには載っていない独自のもので、しかもキャリアコンサルタントが直接企業に出向いて確認しているので、企業情報もとても信頼できます。 サービス展開エリアは北海道から沖縄まで広くカバーしています。東京・大阪ではTV面談も実施されているので、現地に赴かなくてもOK。 大手転職サイトでマッチする求人が見つからない人は、ぜひこちらも参照してください。

新卒

「キャリタス就活」は、リクナビやマイナビなどとともに就活生によく利用される就活サイトです。 こちらの「地元就活&U・Iターン」というページでは、エリアごとに求人が検索できるようになっています。全国を網羅しており、豊富な求人情報は特に上場企業の掲載が多いのが特徴です。

既卒

新卒ではない(卒業後フリーターをしていた、無職期間がある、入社してすぐに退職した)人が就職活動をする場合、新卒に比べて苦戦する傾向にあります。 そんな既卒や第二新卒と呼ばれる人たちの就職活動を支援しているサイト「ウズキャリ既卒」でも、UターンIターン向けの情報が公開されています。ここでは、無料ながら徹底したサポート体制ができており、80%以上の内定率を誇っています。 エリアごとに特徴やデータを掲載しているので、それを参考に就職先を考えるのも一つの手でしょう。

フェア

転職イベントはいろんな場所で開催されていますが、中でもUターン・Iターンフェアは、その地方だけではなく東京や大阪など首都圏でも開催されることがあります。 大きなイベントになると、多数の企業が出展し、無料相談会やU・Iターンの先輩の話を聞いたり、おすすめプランを参考にできたりと一度にたくさんの情報を得ることができます。 具体的にU・Iターンを考えていないまでも、ちょっと様子を見てみたい、という人は、まずはこういうイベントに参加してみるのもおすすめです。

UターンIターンの門戸は広く開かれています

UターンIターンの門戸は広く開かれています

インターネットが普及し、都市部と地方の情報格差はどんどん埋まりつつある昨今。これだけ自治体や財団法人、転職サイトなどUターンIターンを支援しているサービスが充実しているので、いい住環境を求めて地方に転職・移住する人が増えているのも頷けます。 ここで紹介した以外にも支援サービスはたくさんあります。将来の選択肢の中にUターン・Iターンがあるならば、自分あるいは家族の希望にかなった転職・移住ができるよう、しっかりとリサーチしましょう。それが、ひいてはあなたの幸せに繋がることでしょう。

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