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初詣の作法の仕方やマナー|参拝/鳥居/手水・場所別での注意点

ビジネスマナー

お正月になると「初詣」に行かれる方も多いです。しかし、最近は初詣のマナーや作法がよく分からないままお参りをする方が増えてきています。年の初めを気持ちよく過ごすためにも、正しい初詣の作法をきちんと覚えて日本人として恥ずかしくないようにしておきましょう。

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初詣の作法の仕方やマナー

毎年お正月になると、恒例行事として初詣に行かれる方も多いです。しかし、どれぐらいの人が正しい初詣でのお参りの作法を覚えているのかはいささか疑問です。神聖なる場所で、新年の誓いをおこなうわけですので、正しい作法を覚えておきましょう。

初詣に参拝する時の作法

参拝する時、もっともきになる作法といえば「手を打つ回数」「頭を下げる回数・タイミング」「手や口の清め方」です。最後の「手や口の清め方」についての作法は、後程「手水」の項目で詳しくお話ししますので残り2つの作法についてお話ししてみます。

手を打つという作法

あなたが初詣に行く場所はどこでしょう。実はこれが手と打つ回数の作法と大きく関係します。初詣先が「神社」であればお参りの時に手を打ちます。ですが、初詣先が「寺」の場合はお参りの際に手を打つことはおこないません。

神社での参拝の作法

神社に初詣に行く場合の作法は以下の流れに沿って行います。 ・鳥居の前で一礼する ・手水舎で口と手を清める ・お賽銭箱にお賽銭を入れ、鈴を鳴らす ・お参りを行う ・帰る際鳥居を出たら再度神様に向かって一礼をする 以上が神社への初詣・参拝の作法となります。 ここで気になるのが先ほど登場した「手を叩く回数」の作法です。基本的には「二礼二拍手一礼」とされています。読んで字の通り、まず2回頭を下げます。次に2回柏手を打ちます。そして、再度一礼し静かに手を合わせましょう。これがお参りの作法となります。 この「二礼二拍手一礼」については、宗派や行き先の神社などで異なる方法をとることもありますので、後程ご紹介しますができれば事前に確認をしておきましょう。

寺院への参拝の作法

お寺に初詣に行かれる方は、以下の参拝の作法でお参りを行います。 ・山門の前で一礼する ・手水舎で口と手を清める ・ろうそくとお線香を供える ・お賽銭箱へお賽銭を入れ、平たい形をした鐘を鳴らす ・静かに頭を下げ、そのまま手を合わせお参りをします ・帰る際山門を出たら再度振り返り一礼する 寺院と神社で異なる作法は「ろうそく」と「お線香」を備える点と、手を打たない事が一番の違いとなります。「ろうそく」と「お線香」については寺院によっては用意がない場合がありますので、無い場合は行わなくても大丈夫です。 鳥居と山門と名前や形は違いますが、作法は同じで入る時と出る時には、必ず神様・仏様に一礼することが必要です。 ちなみに、神社で鳴らすのが「鈴」に対し、寺院に用意されているのは平たい形をした「鰐口(わにぐち)」と呼ばれる鐘です。実はこれも寺院によっては用意されていない場合もありますので、臨機応変に対応してください。

鳥居

鳥居は、神様のいる場所へ足を踏み入れるいわば入口です。人に家にお邪魔する時に無断で入り込み土足で踏み荒らすようなことはしないように、神様の住む家に入るのだという気持ちで正しい作法をおこないましょう。 初詣で神社にいっても寺院にいっても、入るときと出た時に一礼をするのは基本的な作法であることは、先ほどの項目でお話ししました。そこでここではさらに突っ込んだ、初詣・参拝時の鳥居・山門の作法をご紹介します。 鳥居や山門をくぐる際、決して真ん中をくぐってはいけません。真ん中は、神様が通る道と言われていますので、人がくぐってしまうと神様の進行を妨げてしまうのです。作法としては、左右どちらかに寄って鳥居・山門をくぐるようにしましょう。

鳥居をくぐる時の作法

鳥居・山門をくぐる際の作法の流れをご説明します。 ・鳥居をくぐる前に一礼 ・くぐるときの最初の一歩は中央に向かって反対の足にする

鳥居を出る時の作法

帰る際は、鳥居を食くぐった後に神様のほうに振り返り一礼します。鳥居・山門のところだけが神様の通り道ではありませんので、鳥居・山門をくぐった後の参道の中央も歩かないようにしてください。 くぐる時の最初の一歩となる足には、右に寄ってくぐる場合は「右足」からスタートし、左に寄ってくぐる場合は当然「左足」からスタートするのが正式な作法です。ここまで徹底できれば、初詣・参拝の作法としては完ぺきです。

鳥居をくぐる際の注意点

注意したいことは、できるだけ神様にお尻を向けないということです。くぐる時にうっかり気を抜いてしまい、連れの人と話しながら、周りの風景を見ながら、写真を撮りながらなどしてしうまうと、時折神様にお尻を向けてしまっていることもあります。これは、神様にとって大変失礼な行為に当たりますので注意が必要です。 帰る際にお尻を向けてしまうのは物理的に向けない事のほうが不可能なので気にする必要はありません。しかし、最後の一礼時は必ず振り返って神様に対してきちんと一礼するようにしてください。

手水

初詣で神社にお参りに行くと気になるのが「手水」のお作法です。ただなんとなく手をゆすいでしまっている方も多いので、この機会に正しい手水のお作法をマスターしておきましょう。 初詣などで神社に参拝する際は、必ずお参りをする前に手水で身を清めてからがマナーとなっています。神様の前に出る前に実を清めておきましょう。

手水の作法

・右手で柄杓(ひしゃく)を持ち、水をすくい左手にその水をかけます ・今度は手を入れ替えて、左手で柄杓を持ち水をすくい右手にかけて清めます ・もう一度柄杓を右手に持ち、残っている柄杓の水を左手で受け、その水で口をすすぎましょう ・口をすすいだ左手に水をかけてもう一度清めます ・最後に柄杓に水を入れて、柄杓を縦に持ち持ち手の柄の部分を清めて終了です ここで注意したいのは、最初にすくった水で最初から最後までをおこなうということです。 また、口をすすぐ際うっかり柄杓に直接口をつけてしまいがちですが、これもタブーとなりますので、必ず左手で水を受けてその水で口をすすいでください。 口をすすぐときも、周囲にかからないようにする事「ぺっ」と吐き出す音が立たないようにする事、自分の足元の前あたりに吐き出すことの注意しましょう。

いよいよお参りの時です。初詣ともなると混雑しているので、焦ってマナー違反を犯してしまいがちです。それがこの「鈴」の作法でも大きくあらわれます。 なぜ初詣などの参拝の時に鈴を鳴らすかというと、神様に自分が来たことを知らせるためです。ですが、勢いよく大きな音を立てるのはマナー違反です。落ち着いて無理に鳴らすようなことは避けてください。この鈴は、いわば神様の家の玄関にある呼び鈴のようなものと考えておくと良いでしょう。そうすれば、おのずとどのように鳴らすのが正しい作法か見えてきます。 初詣のような参拝時に鈴を鳴らすことには、自分が来たことを告げる以外にも理由があります。それは、この時の鈴の音は魔を払う力を持っているとされています。初詣のようなお参りをする時に鈴を鳴らすことで、悪いものを追い払い魂や体の回復が起こると昔から信じられています。 このように、きちんと作法の意味を知ることで気持ちを新たに、丁寧なお作法でお参りすることができるようになります。

お賽銭

初詣の時のお賽銭の作法は、とにかくお金を投げたりしない事、これにつきます。初詣の時などは大変混雑し、遠くから投げてお参りする人の姿がよく見受けられますが、神様の前でそのような失礼の振る舞いは作法としていかがなものか考えてみましょう。 お賽銭を入れる時の作法は、静かにそっと入れるが正解です。しかし、実際はお賽銭を入れるお作法よりも、入れる金額について悩まれる方のほうが多いです。その前にまずはお賽銭の意味から理解しておきましょう。初詣に行ったからと言ってお賽銭を必ず入れないとお参りをしてはいけないわけではありません。

お賽銭の本来の意味と、お賽銭の金額

そもそもお賽銭と言うのは、願い事がかなったことに対する神様へ供物の代わりに、お礼としてお金を入れることなのです。沢山お賽銭を入れたので願いをかなえてくださいとお参りするのは、作法として間違いであるというわけです。 では、そのお礼としてのお賽銭は一体いくら入れるのが正しい作法なのでしょうか。お賽銭の金額に、正しいも悪いも存在しません。あくまでも感謝の気持ちであることが肝心なのです。きちんと気持ちがこもっているのであれば、ごろ合わせされた金額でも高額でも差異はないのです。

お賽銭でよく使われる語呂合わせ

・5円 ご縁がありますように ・5円玉2枚 重ねてご縁がありますように ・29円 「ふ(2)く(9)」が来るように これらが一般的ですが、複数枚の硬貨を使っての語呂合わせで縁起を担ぐ場合は、必ず「5円玉」を重ねるようにしましょう。例えば、5円玉2枚で重ねてご縁がですが、合計金額が同じだから10円玉1枚でというのではげん担ぎとしてはNGです。ですが、実はお賽銭として縁起が悪いと言われている硬貨を使わなければ、合計金額でのごろ合わせもOKです。 お賽銭の時使用しないほうがい硬貨は「10円玉」と「500円玉」です。10円玉は「10」を「とお」と読むことから「遠縁」と言われて縁起が悪いものとされます。また500円玉に関しては、これ以上大きい硬貨(効果)がないという意味になります。

おみくじ

おみくじにも正しい作法が存在します。何気なく周りに合わせてしまいがちですが、ぜひ正しい作法を覚えておきましょう。 ・おみくじは必ずお参りが終わってから引く ・願い事がある人はおみくじを引くときにも願い事をすると良い ・願い事を唱える際は、願いとあなたの名前を一緒に心の中で唱える おみくじは神様からのメッセージですので、内容にかかわらず持ち帰っても、決められた場所に結んで帰ってもどちらでも作法として間違いではありません。どちらの場合でも、ゴミにしてしまう事が大きなタブーとなるのです。持ち帰った場合も、翌年の初詣で神社にお守りなどと一緒に返すようにしてください。

動画

これを見れば次の初詣は完ぺきな作法でお参りができる、そんな動画をご紹介します。大阪神社庁が公開している初詣の作法の一連の流れが分かる動画となっています。実際に動画を見ることで分かりやすく覚えることができます。

場所別での初詣の作法や注意点

ここまでで初詣などの参拝のお作法は、完ぺきにマスターすることができたでしょう。しかし、行き先によって、そこが神社なのか寺院なのかわかりにくいところもあります。そこで、有名な間違えやすい初詣スポットをいくつか例に挙げて、神社か寺院なのかをご紹介いたします。 ちなみに、島根県にある「出雲大社」は、作法自体が異なりますので、その点も行かれる方はチェックしておきましょう。出雲大社でのお参りの作法は「二拝四拍手一拝」が正しい作法となります。

住吉大社

神社と寺院では参拝のお作法が異なるとここまででお話ししてきましたが「住吉大社」はどちらにあたるかご存知でしょうか。「大社」は「神社」の扱いとなりますので、作法は神社の作法で、二礼二拍手一礼で問題ありません。

川崎大師

川崎大師は神社ではなく「寺院」となりますので、参拝方法はお寺の作法でお参りを行いましょう。拍手をせずに、静かに手を合わせる作法となります。

明治神宮

明治神宮は「神社」の扱いとなりますので、神社での初詣おお参りのお作法をおこないましょう。大変な人出になりますが、慌てず焦らず、決してお賽銭を投げたりせず、神様に静かに新年のご挨拶をしましょう。

浅草寺

浅草寺は、その名前にも「寺」の文字がある通り、寺院となりますので、参拝のお作法は「お寺」の方法で行います。こちらもうっかりお参りの際、拍手をしてしまわないように要注意です。

正しい作法を身に着けて、気持ちの良い初詣を

初詣での正しい参拝の作法についてご紹介いたしました。なかなか正しい作法を教えれ貰う機会も少なくなってきていますが、やはり日本人として外国の方に恥じない正しいマナーを身に着けておかなくてはなりません。そして、神聖なる初詣などの参拝時に、きちんと正しい作法でお参りができることは大人のたしなみでもあります。 いざという時に恥をかかずに済むように、また気持ちよく初詣を済ませられるよう、正しい作法を身につけておきましょう。

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