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投資における株とFXの違い | 手法・税金対策

家事

株取引とFX、一度は耳にしたことがあるはずですが、その違いをご存知でしょうか。投資に興味のある方は、株取引とFXの違いやその内容を確認して投資の候補として検討してみてはいかがでしょうか。今まで知らなかった投資の世界を知るきっかけにしていただければ幸いです。

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株とFXの違いとは?

株価に為替、毎日ニュースで報道されます。株とFXはどちらも投資ですが、その違いを知っていますか?まず、ここでは株取引とFX取引がどういったものかについてご説明します。

株取引

株取引とは、上場している企業の株を売買することによって利益を得る(または損失を被る)行為です。投資対象は、上場している企業(東証一部、二部、マザーズ、ジャスダック等)計4,000社以上になります。 取引時間は、平日9:00から15:00までで、途中午前11:30~午後0:30まで昼休みとなります。午前中の取引を前場、午後の取引を後場と言います。 現物取引はそのままの金額ですが、信用取引ではレバレッジ3.3倍までかけることができます。レバレッジというのは、例えば100万円ある方が現物取引では100万円分の取引ができるのに対して、信用取引では100万円×3.3倍の330万円までの取引ができるということです。 自分が持っているお金よりも多く株を売買できるためうまく行けばより利益を得ることができます。 しかし、反対に読みが外れた場合は大きく損を被ることになります。また、信用取引でマイナスとなった場合は、その損失分について証券口座から追証という形で補わなければならなくなります。ですので信用取引は、自分の持っているお金以上にかけられる分、借金を作るリスクがあるということです。 また、株取引は上場企業を相手に購入しますので、その企業の業績や将来性をみて購入するため身近な世界への投資であり、ミクロ経済であるというのに対して、FXは為替への投資なので世界経済の行方が起因しているのでマクロ経済であるといわれます。

FX取引

FXは為替への投資です。各国通貨への投資というよりは、その国の魅力であったり世界経済の動向をみて投資します。 株が上場企業へ投資しているのに対して、FXは世界50通貨に対して投資します。そして、為替の値動きによって差分によって利益を得ます。 金利を受け取る時期は毎日で、レバレッジは25倍までかけることができます。前述にある説明でいうと、100万円に対して2500万円までかけることができるのです。通貨の値動きは株のように激しくはありませんが、レバレッジが大きいのでかける金額が大きいためにちょっとした値動きで大きな利益を生んだり、逆に大きな損を被ることになります。 取引時間は平日24時間です。株取引のように平日日中ではないため、サラリーマンなど日中取引できない人でもFXは取引可能です。

株取引とFXの比較

株取引とFXについて、主な違いを比較してみました。同じようなものだと思っていた人も、以下を確認すると全く違うものだということがわかっていただけるでしょう。

投資対象(数)レバレッジ取引時間変動要因
FX通貨(50通貨)25倍平日24時間金融対策(マクロ経済)
企業(4000社以上)3.3倍(信用取引)平日9:00~15:00企業業績(ミクロ経済)

株価と為替

株価は、前述のように企業業績によって変動します。企業の決算は企業毎に時期は異なりますが、年4回発表されます。その決算発表によっても株価は上下しますし、企業毎のプレスリリース(業務提携や新商品発売、不祥事など)によっても株価変動があります。 一方、FXの為替変動は世界情勢により変わります。最近でいうと、イギリスのEU離脱では株価も大きく変動しましたが、為替も大きく変動しました。また、天災やテロ勃発などでも為替は変動します。最近は、円は安心と思われているのか世界情勢が不安定になると円高になって円が買われる傾向があります。 また、FXの投資対象として通貨は50種類ありますが、実際には米ドル、日本円、英国ポンド、欧州ユーロ、カナダドル、豪ドル、NZドル、南アフリカランドなど8カ国への通貨に投資できます。ほかにもシンガポールドル、ノルウェークローナ、トルコリラ、香港ドル、人民元、メキシコペソなどの売買をできるFX会社もあります。 ただし、後者の通貨はマイナー通貨と呼ばれ流動性が少なく安定しない通貨で、証券会社のディーラーさえあまり手を出さない通貨です。個人で手を出すにはリスキーな通貨だといえるでしょう。

マーケット

株取引の場合、株取引を行う市場のことをマーケットと呼びます。株取引のマーケットとして日本では、東京証券取引所や名古屋証券取引所など全国各地の取引所で上場企業銘柄の取引が行われています。 また、外国ではダウ取引を行っているニューヨーク証券取引所があります。また、株の変動状況をマーケットと表現する場合もあります。 一方、FXのマーケットは外国為替市場です。FXは東京、ロンドン、ニューヨークなどの世界の外国為替市場で取引されています。 しかし、外国為替市場は、株取引を行う東京証券取引所やニューヨーク証券取引所のように実在するものではなく、完全にバーチャルな市場です。バーチャルな市場というのは、取引所でみんなが集まって競りをするような場所ではなくネットや電話で取引が完結する市場ということです。

実際にどうやってやるの?

実際にどうやってやるの?

では、実際に株取引やFX取引を始めたい場合は、何をすればできるのでしょうか。投資を始めるための手順をご説明します。

投資

投資を始めようと思って株取引やFX取引をしたい場合は、口座開設が必要です。株取引については、まずは証券会社に自分の証券口座を開設しなければなりません。証券会社は、一昔前であれば実際に証券会社に足を運んだ上でそこで開設せねばならず、取引もそこでのみ行うことができました。 現在でも証券会社で口座開設したり取引することはできますが、今ではネット証券で口座を開設するのが一般的で、また家でもどこでもスマホやPCさえあればどこでも売買ができるので、とても便利です。例えば、SBI証券、松井証券、楽天証券、マネックス証券などのネット証券会社で開設可能です。 一方、FXの口座開設についてはDMMFX、外為オンライン、マネーパートナーズなどがあり、そこでFXの口座を開設します。

トレーディング

株取引でもfxでもトレードにより利益を取ることになります。 ただし、株取引の場合だと配当金目的や、優待目的という場合もあるので一概にトレードによる利益が全てではありませんが、デイトレードによって利益を上げている人もいます。 一方、FXの場合は為替変動によるトレーディングで利益をあげます。しかし、デイトレードについては、株価や為替変動を読むのは初心者には難しく、売買で利益を生むには技術も必要になります。

レート

為替レートとは、海外通貨と日本円、または2国間の通貨を交換する際の取引価格や相場のことを指します。例えば「1ドル〇〇円△△銭」というのは米ドルと円の為替レートです。 取引をする場合には、売り手と買い手がいて、為替レートは通貨を売りたい人と買いたい人が納得した価格で決められていきます。その価格は、世界経済や世界情勢による売買判断によって変わりますので、為替レートは常に変動しています。

業者

株取引や為替取引が大きく動く場合に、大手の証券会社などの業者が関わっていることが多いです。大手の業者が売買することで大きく上がったり、また下がったりします。そこに値動きの激しい銘柄を見つけて個人投資家が集まったり去っていったりして価格変動をより激しいものになることがあります。 株取引は企業の業績や発表によって変動することが前提ですが、特に何もないのに突然上がったりすることもあります。業者が関わっている場合も多く、その場合先読みはとても難しくなります。資金量などからも個人による売買には限界がありますので、上下激しい相場では個人がなかなか勝てないのも事実です。

利益を得たら税金はどうなる?

利益を得たら税金はどうなる?

株取引やFX取引を行った場合に利益が出たときに税金を納めなければなりません。しかし、どちらも納める名目が違います。 税金について株取引の場合は、「株式等に係る譲渡所得等」の所得種類で計上されるのに対して、FXの場合は「先物取引に係る雑所得等」の所得種類に計上されます。そのため、株取引とFXはお互いの損益通算をすることができません。 損益通算とは、株取引に関して言えば、A株については100万円儲かった場合通常税金として20.315%の203,150円払うことになりますが、B株については50万円損したという場合、損益通算で結局は100 - 50 = 50万円の利益ということになり、税金は10,1575円払うことになるということです。 しかし、FXで損しても株取引の利益とは損益通算できないということです。また、株取引の場合は特定口座を選択すると自動的に税金を源泉徴収する仕組みがありますが、FXについては原則として自分で確定申告しなければなりません。 もし、申告しないでいれば「無申告加算税」や「延滞税」などの罰金が課せられることになりますので、申告漏れがないようにしましょう。

初心者

FXと株取引において、初心者に向いているのは何かという点については、どちらが向いていると断言することはできません。 FXは値動きが激しくないといってもレバレッジの高さからリスクは少なくなく、初心者ですぐに数十万なくなってしまったという話はよく聞きますし、株取引についても何も考えずに買ってしまうとすぐに塩漬け株となってそのまま動かせない状態に陥る人が多いからです。 ただし、資金が減るというリスクは防げませんが、株の現物取引であれば自分の持っている資金以外に借金を背負う危険がありませんし、株価変動によってマイナスだったものがプラスに転じる可能性もあるため、初心者でも少額から始めてみても良いのではないでしょうか。 株取引やFXを行うにはリスクを伴いますが、それを承知の上で始めるのであれば、今まで興味がなかったかもしれない経済状況や世界情勢に目が向いて新たな発見もあるでしょう。

投資に興味のある人は、株取引とFXについて学ぼう

投資に興味のある人は、株取引とFXについて学ぼう

いかがでしたか。株取引やFX取引というと難しいことのように思ってなかなか手が出せないと感じる方も多いでしょう、特徴別にみるとそう複雑ではないということがわかっていただけたでしょうか。 なかなか理論や説明だけ見ても頭には入ってこないでしょう。FXや株取引に興味のある方は、まずは証券口座やFX口座の開設と少額からの投資を始めてみてはいかがでしょうか。

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