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【ケース別】「美容師」が面接や履歴書で書くべき転職理由とは

転職ノウハウ

小さな頃から憧れて美容師になったという人は多いですが、美容師は転職する人も多いです。せっかく就職したのに、なぜ美容師は転職する人が多いのでしょうか。履歴書に書くべき転職理由、プラスになる転職理由、マイナスとなる転職理由についてまとめましたので、ご参照ください。

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美容師の仕事の現実とは?

美容師はカッコよく見えますよね。小さな頃から美容師に憧れていて夢を実現したという方も多くいらっしゃいます。一生ものの資格で手に職をつけられるし、定年もないからずっと働けるし、自分のライフプランに合わせて店を変えたり開業したりと夢が膨らむ職業です。しかし実際には美容師の現状とは結構厳しいものなのです。

美容師の仕事の現実-食事休憩すら取れないほどハード

例えば、新人美容師となって入社してから1人前にカットができるようになるためには、開店前から夜遅くまで働き、さらに閉店後の深夜までカット練習なんてのは当たり前です。 またお店がお休みだとしてもカラー剤などのメーカー研修に行かせられたりで、実質休みがない状態というのもザラです。美容師は練習以外にもその日の反省や、お客様1人1人へのカルテ作り、DM作成などやることは沢山あります。 営業時間内は施術やアシスタント、営業時間外にはそれ以外の練習、雑事、掃除、その他様々なことをやらなければならないのです。そのため、営業中は休憩時間はまともに取れないですし、食事もまともに取れない人も多いのです。そんな現状を実際に肌に感じて、入社して間もなくして離職される方も多数いるのです。

美容師の仕事の現実-就労時間以外の修行が必須

美容師は新人アシスタントとして入社してから、営業終了後の練習会は続きます。最低でも3年は練習するという方が多いです。そして、美容師としての技術を身につけた後には、後輩の練習の面倒を見なければならなくなります。 またそれだけでなく、休日も講習会に出かけなければなりません。美容師は楽したいと思う人には向かない職業なのです。美容師としての技術習得のための練習は自発的ではなく強制的なのですが、練習をしなければ下積みの期間が長くなるだけですので、頑張らないと辛い状況に追いやられます。 このように見ていくと、美容師は憧れの職業に挙がりやすいですが、なかなか過酷な現状だということがわかります。そういった背景も原因にあって美容師の転職は非常に多いです。

美容師に多い転職理由とは?

美容師の過酷な労働環境の理由として、常に腕を磨き続けるというプロ意識とキャリアアップのためという点があります。では、美容師が転職する理由とは何かを見ていきます。

美容師の転職理由その1

美容師の転職理由の代表的なものの1つに、重労働であり低賃金であることが挙げられます。美容師の新人アシスタントとして美容室に入社して、3年以内であれば多くの美容師がアシスタントですが、アシスタントであろうとスタイリストであろうと、勤務する時間は皆同じです。 しかし、アシスタントは開店前の準備や営業後の練習もあるため、実質の行動時間は多くなります。入社してから環境や仕事に慣れるまでにとにかく肉体的疲労が溜まります。更に、それだけの重労働をしても低賃金だということがあります。 初めてお給料をもらった美容師さんは、「あれだけ働いたのにこれだけ?」と愕然とする人も多いでしょう。その結果、労働の対価としての賃金が割に合わないと考え、美容師を転職する人が多いのです。 

美容師の転職理由その2

美容師の仕事をする上での体調不良で多く挙げられるものが腰痛です。美容師の仕事を始めると、アシスタントの頃は毎日毎日お客様のシャンプーをすることになります。シャンプーは中腰で行うため腰にかなりの負担がかかり、ヘルニアなどで体調を崩す人も多いです。 また手荒れも体調不良での離職理由に多いです。入社後の毎日のお客様のシャンプーでは、手荒れがどうしても避けられず離職する美容師もいます。 他にも、接客が向いていない、同じ美容院内での人間関係による精神的負担、労働環境による体調不良などの原因もあります。仕事に慣れないうちの接客は、精神的にかなりの負担があります。先輩や同期スタッフとも長い時間同じ空間にいるため精神的疲労は大きいので、そういった理由で離職する場合もあります。

美容師の転職理由その3

美容師の離職理由として挙げられるものの一つに年齢による限界があります。男の美容師で雇われている場合だと寿命は30歳くらいまでと言われているそうです。それ以上の年齢になると、お客さまによっては髪の毛を触って欲しくないから若い人に変更して欲しいというクレームが入ったりする場合もあるそうです。 男の美容師だと、30歳を堺にして独立するか、全く別の職種に転職するか、という人が多いです。

美容師の転職理由その4

美容師に限ったことではないですが女性の美容師の場合は、出産・育児を機に辞める場合が多いです。一日中立ち仕事で体力も使うし、拘束時間も長いので、妊娠すると同時に辞めるしかなくなるというパターンです。また、出産後に復職したくても育児休暇の間にお客様のほとんどが別の美容室に流れていってしまい、復帰しても売上がほとんどなくなってしまうという人も少なくないです。

美容師の転職理由その5

スタイリストになる前には、夜遅くまでの練習や先輩のアシスタント作業が2~4年程続きます。そんな厳しくて長い美容師の下積み時代に「なぜ自分だけが苦労するのだろう」とネガティブになって他の業界に憧れを抱く場合もあります。要するに、スタイリストになるための練習から逃げてしまうことです。前職が美容師という方で、全く別の職業になっている方は多くいらっしゃいますが、そんな理由で辞める人も多いのですね。

美容師が書くべき転職理由とは?

他のサロンに転職をしようという場合に、履歴書に書いたり、面接で言う転職理由では、前職(または現職)のサロンの愚痴を言い過ぎないように注意しましょう。美容院での実務経験がある方は、サロンからの需要も高くなります。面接の際には、転職理由や退職理由を聞かれるでしょう。そこでは、これまでの美容師としての経験をアピールしましょう。 前職(または現職)の店舗規模や売上金額、指名客の有無について具体的な数字を踏まえ説明すると強い自己アピールになります。 美容師の転職理由で多いのは、前述したように拘束時間の多さと低賃金です。自分の転職理由が転職先で好転すれば良いですが、変わらなくては元も子もありません。しっかりと転職先の情報をリサーチしておくことも重要です。その上で転職理由を書くようにしましょう。

美容師の転職理由でマイナスになることとは?

美容師の転職理由でマイナスとなるのは、以下のようなものです。 ・記入欄の枠に対して、一言二言など短すぎる。 転職理由はきちんと説明しなくてはなりません。ほとんど説明がないと、何か知られたくない理由が他にあるのでは?など憶測される恐れもあります。きちんと相手が納得できる転職理由を書くようにしましょう。 ・志望動機がよくありがちなものの写し ネットや本を読むと例文は多数ありますが、それを丸写ししたような転職理由だと相手は読めばすぐにわかります。そういったありがちな理由だと、かえって評価を落としてしまう危険があります。自分の言葉で、よく考えて書くようにしましょう。 ・自分のやりたい事や好きなことばかり書いてある 自分のやりたいことや理想を全く話してはいけないということではありませんが、自分の実力や実績を全く言わずに、終始理想論を言っても相手には貴方のことが伝わりません。具体的な内容を書くようにしましょう。 ・勉強したい、技術を習得したいだけ 勉強したいという希望だけではダメです。飽くまで仕事として自分に何ができるかを考えましょう。 ・前職のサロンの悪口のみ 転職理由を述べるときに、前の職場の悪口を書くのは評価されるどころかマイナス評価となる確率が高いです。絶対に言わないようにしましょう。 

美容師の転職理由でプラスとなること

美容師の転職理由でプラスとなることは、以下のようになります。 ・なぜこのサロンを選んだのか(このサロンでなければならない理由) これは、転職先である企業を選んだ理由ですので、絶対に入れましょう。他のサロンでも良いような理由だと突っ込まれてしまいますし、他に候補がいた場合に負けてしまうかもしれません。しっかりと、そのサロンを選んだ理由、そこでないとダメな理由を書くようにしましょう。 ・これまでにどのような経験を積んできたのか(仕事にどう活かせるのか) 前職(または現職)で、どのような経験を積んだのかを書きましょう。経験があることが転職者の強みです。特に技術職である美容師は、その経験値がものを言います。自己アピールにもなりますので、是非自分の経歴を盛り込みましょう。 ・自分の強みは何で、その強みでどうサロンに貢献できるのか 前述の前職での経験につながるものですが、その中でも自分の売りは何か、何が得意でどのように新たなサロンで貢献したいのかを具体的に記載しましょう。ここで具体的な説明をすることで、転職先のサロンでも貴方にどんな風に働いて欲しいか具体性が増します。理想論やこうあるべきというものよりも、実際にどのように貢献できるかが重要なのです。 これらのポイントを入れた自分独自の転職理由をしっかりと考えましょう。よくありがちな転職理由では相手にも自分の良い点をアピールできません。転職理由といいつつも、自己アピールをしっかりと入れるように努力しましょう。

美容師は過酷で重労働かつ低賃金なので転職が多い

いかがでしたか。美容師の現状や美容師が転職を決める理由について見てきましたが、華やかに見えてなかなか過酷な職業だということがわかりました。 美容師は日々技術を向上させて流行に合わせて行かなければならないし、深夜まで及ぶ練習や研修も日常的に行われているというかなり過酷な職業なんですね。しかも、狭い空間に同じメンバーで長時間過ごすのでストレスも溜まります。 しかし、このような過酷な中で本当に自分の技術を高めれば一生ものの技術を習得することが出来ますし、自分のサロンを開くことも夢ではありません。自分がどのような美容師になりたいのか、そのためにはどのような道をたどっていけばいいのかをよく考えて転職によるキャリアアップを成功させていただきたいです。

美容師をしっかりと理解して仕事に就きましょう!

いかがでしたでしょうか。今回は美容師の転職理由についてご紹介してきました。美容師の仕事に就く際は美容師のことをしっかりと理解することが大切です。今回の記事が読者の皆様のお役に少しでも立てれば幸いです。

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