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無気力になる原因と脱出する方法|人生の意味に無気力になるとき

カテゴリ:自己啓発

更新日:2024年04月19日

無気力・無力感の主な原因はストレス

毎日を忙しく過ごしている皆さんは、ふとした瞬間に「自分は何をしていたのだろう」とか「何のために生きるのか」、「自分は何をしたいのか」わからなくなり立ち止まってしまうことがありませんか。
そして、何をしたらいいのかわからないと何もできる気がしなくなってきて何かをする気が起こらなくなる無気力な状態になってしまうことも。
無気力な状態は、放っておくと時間ばかりが過ぎてゆき、悪循環になりかねません。そんな無気力・無力感はなぜおこるのでしょうか。原因は、大きくまとめると「ストレス」です。自分でも気づかないうちに受けている「ストレス」をまずは自覚することが無気力・無力感から脱出する近道です。
まずは無気力・無力感を引き起こす可能性のある「ストレス」の例をいくつか見てみましょう。

勉強に関する周囲からの期待

勉強ができるからえらいわけではありませんが、相変わらず学歴を気にする人も多いことは事実です。そのため、特に学歴にこだわるご家庭で育った場合は受験シーズンではなくともなにかしらの機会に「勉強ができるはず」と周囲から勝手に思われていたり、実際に言われたり、心当たりのある方も多いのではないでしょうか。
育ってきた環境だから気づかないという人も多いはず。勉強に限らず、スポーツや芸術、家業など育ってきた環境だからこそかけられる期待というものが多かれ少なかれ誰にでもあるはずです。
この機会に、自分の家では当たり前だけれどもどの家庭でも当たり前とは限らないということがあれば、覚えておきましょう。強みになることもあれば、それが逆にプレッシャー=ストレスになることもありますよ。

結婚するかどうかを決意するとき

ご家庭の環境にまったくストレスを感じずに育った場合、もしかすると最初に直面するのは恋人からの「結婚する?しない?」といった「恋愛」の大きな方針の確認を迫られたときかもしれません。羨ましい悩みではありますが「結婚」というのは人生の一大イベントで、確かにやり直しはききますが、基本的にはうまく進めたいと思うものです。
「結婚」もしくは「結婚しない」、今後パートナーとどう付き合っていくか(もしくは、パートナーを作らないか)、将来を誰とどのように過ごしていくかを決める際も大きなプレッシャーを感じることになります。

新しい仕事を任されたとき

「新しい環境」というのは、ストレスを感じやすいことを覚えておきましょう。その新しい環境で「仕事を任された」というのは、確かにチャンスです。ぜひ活かしたいものですが、その「チャンスを活かそう」「うまくやろう」という自分自身の気持ちが、周囲の期待以上にプレッシャーになることもあります。

自分や周囲からの期待とのギャップ

先に挙げたような、大きなチャンスや決断の後が無力感に苛まれる可能性がある時期といえます。それは、期待と現実のギャップがはっきりしやすいからです。

「自分が思っていたよりできなかった」、「周囲の期待に応えられなかった」もしくは「周囲の期待に応えたものの疲れ切ってしまった」、このような思いが無力感の原因です。

何かしようと思っても「できる気がしない」、「挑戦するのが怖い」、「疲れ切ってしまっている」ので、やる気が出ず無力感に苛まれ、無気力な状態になります。

無力感に苛まれたらまずは受け止めよう

無力感に苛まれてしまったら、どうしたらよいでしょうか。まずは、落ち着いて原因を突き止めましょう。それから、適度な休憩をとりつつ、目標をもって生活していくことで「無気力」状態は改善できます。

ここでは、例として公立高校を受験する予定の中学2年生(A君)を例に検討します。

できることとできないことを明確にしよう

無力感は期待と現実のギャップによるストレスが原因で起こることが多いです。つまり、期待や自信が適度であれば無力感に苛まれることはありません。


【A君のできることとできないこと】
公立高校を受験予定のA君、家族は近隣の高校の中では偏差値の一番高い高校に入ってほしいと思っていますが、本人は絶対無理だと思っています。絶対無理と思っているものの、家族からのプレッシャーをはねのけることができません。
そこで、なぜ無理だと思うのか、どうしたいのか考えることにしました。

まず、A君は中学1年生の時の成績を思い起こしてみました。英語と音楽は習い事のおかげで5段階の「5」ですが、それ以外はほとんど「3」。学習塾には通っているものの、このままでは家族の期待に沿えそうにありません。なので、家族からはもっと勉強するようによく言われています。
ところが、A君、実は小さいころから習っていた「英語」以外は、先生に褒められることがないので授業も勉強も楽しくありません。
そこで、以下のように整理しました。
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【できること】
「英語」「音楽」
どちらの先生も明るく楽しくできるところを伸ばしてくれるから授業も宿題も練習も楽しい。
【できないこと】
「数学」「国語」
公式や漢字を覚えるのが苦手。覚えてもすぐに忘れてしまう。
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好きなことや得意なことを見つけよう

現状を把握して「できること」と「できないこと」を確認したら、好きなことや得意なことを見つけましょう。「できないこと」を「できない」と主張することも大切ですが、できないことばかりでは困ります。「じゃあ、何ならできるの?」と聞き返された際に、自信をもってできること、これから伸ばしたいところ、ゆくゆくはそれでお金を稼ぐ見通しがつくことが必要です。


【A君の好きなこと・得意なこと】「英語」「旅行」
さて「英語」と「音楽」はできることを確認したA君、実はこれまでいろいろな習い事を試しましたが特に「英語」は長続きしている習い事なのでした。「ピアノ」、「書道」、「水泳」、「サッカー(中学校に入ってからは部活動)」は、小学生のうちに辞めています。
A君にとって「英語」は、学校だけではなく家族からも褒められることが多く、旅行に行ったときなどにも大活躍で楽しいです。「英語」教室での外国人の先生と過ごす時間も非日常的で大好きです。

大きな目標と小さな目標を立ててみよう

好きなことや得意なことだけしていられたら楽しいのですが、好きなことや得意なことだけをする方が努力が必要かもしれません。大きな目標として得意を伸ばす目標を立てて、それに向けた小さな目標をできるだけたくさん作りましょう。できるだけ細かく目標を作ると、達成感を感じやすくなるのでです。


【A君の大きな目標】通訳になって世界を駆け巡る!

「英語」が得意で楽しいと感じているA君、あっさり「英語」を活かす道を選びました。「通訳になりたい!」そこで、A君はご両親に「英語が好きで楽しくて旅行にたくさん行きたいから、通訳になる!英語はがんばる!」と言ってみました。
するとお父さんから「旅行する人だっていろいろな人がいるはずだろう、もしかすると誰かが日本に旅行にきて日本の歴史や日本の気候について英語で説明することだってあるんじゃないかな?それに・・・」
いろいろと話してみた結果、以下のように目標を設定することにしました。
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【小さな目標】
・英検は毎年受験する
・英検に向けた勉強は5教科とは別に計画を立てて進める
・塾を辞めて、個別指導または通信教育(5教科)を検討する
・5教科に関してはテスト毎に無理のない目標を設定して取り組む
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他人との距離を適切に保とう

小さめの目標を設定したら、計画を立てて大きな目標を達成していきましょう。現状を正確に把握し、くれぐれも無理のないように目標を設定しましょう。周囲や自分からの期待と現実のギャップが無力感を生み出します。できることからコツコツと進められるように検討しましょう。

【A君のその後】
A君は無事にご両親に「通訳を目指したい」「望まれている高校には入れる気がしない」ことを伝えることができました。ご両親もより適切な勉強方法を選びなおすことにし、大学受験も見据えた高校に入れるよう励まし方を変えることにしました。
A君の中学校生活は高校受験の悩みに押しつぶされるものではなく、家族とも「英語」の上達を喜び合える日々となりました。A君はもちろん、無力感よりも希望8と時々葛藤)に満ちています。

無力感に苛まれたら気分転換してみよう

無力感に苦しみ、原因を見つけて新たな一歩を踏み出しても、立てた目標すべてが達成できるとは限りません。できそうだと思った目標が達成できないと、また無力感に苛まれることもあるかもしれませんね。そんな時は、少し気分転換をしてみましょう。

気分転換には、からだを動かすことや物語の主人公に感情移入をして感動するなど、深く考える必要のないような趣味をします。

1:ウォーキングや一人旅

だれでも気軽にできる運動が「ウォーキング」。特別な道具を用意しなくても思い立ったらできるので、です。走ったり、速く歩くのが苦手という人でも、自分の歩くリズムを一定に保つことで気持ちが落ち着く効果があります。
一人旅も、計画を立てていくというよりは、休日に電車にふらっと乗って車窓を眺めてみたり、降りたことのない駅で降りて散策してみたり、空模様や道端の草など普段気に留めないことに注意してみたりすると、猫や鳥なども目に入ってきたりして意外と気が付くこともありますよ。

2:読書や映画

初回公開日:2017年03月14日

記載されている内容は2017年03月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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