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インターネットスラングの「足軽女」について|元ネタについて紹介

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「足軽女・・・女性の足軽のこと?」
「似たような漫画は知っているけど、関係はあるの?」
「ゲームキャラクターの話?」
初めて「足軽女」という言葉を目にした人は、その言葉からどんな意味なのでしょうか。

一体どのような女性なのかなど想像する姿はさまざまでしょう。

本記事では足軽女について、その言葉が持つ本来の意味や、どういった場合に使用されるのかそもそもどこから生まれた言葉なのかを紹介しています。

またテレビドラマとして放送もされた人気少女漫画「アシガール」と「足軽女」の関連性についてや、足軽女はひとつのカテゴリとしても使われる言葉であることも含め、詳しく解説しています。

本記事を読むことで「足軽女」の意味や使われ方を知ることができるでしょう。

興味を持った方はぜひチェックしてみて下さい。

「足軽女」とはどういう意味?

足軽女とは女性の足軽を指す言葉ではなく、いわゆる造語であり、インターネットスラングです。読み方は「アシガルオンナ」です。

歴史的に女性の足軽の存在が発見され、そのような人物を意味する言葉として足軽女が使用されている訳ではありません。

それでは、どのような意味を持ち、「足軽女」という言葉が使用されているのでしょうか?

インターネットスラングの「足軽女」について

インターネットで有名な大型掲示板での単語の書き間違い・誤字によって生まれた言葉が「足軽女」です。

本来正しく書き表したかった言葉は「尻軽女」であり、気が多い、移り気が激しい、多くの異性と関係を持つような女性を指すインターネットスラングとして使用されています。

つまり、「足軽女」とは「尻軽女」を意味します。

言葉だけで見ると単なる誤字なのですが、どういった経緯で足軽女が生まれ、そしてインターネットスラングとして使われるようになるほど広まっていったのか?元ネタについて詳しく解説します。

「足軽女」の元ネタとは

インターネットの大型掲示板2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)でのある書き込みから始まりました。

とある匿名のユーザーが「尻軽女」と「足軽女」を書き間違え、それに反応した別のユーザーたちの間で話題となったのです。

掲示板内でからかうようにわざと足軽女と書き込むほか、アスキーアート(コンピュータの画面上に文字・記号を縦横に並べて絵に見立てたもの)まで作成され、戦国時代の兵士「足軽」と結びつけ、ネタとして用いられるうちに広まりました。

その後、ツイッターでのツイート投稿が話題となり、足軽女はさらにSNS上でも広まりました。

現在でも多くのまとめサイトなどで、足軽女について当時の掲示板の内容が掲載されているため、SNSから元ネタを知った人たちの間で拡散され、足軽女は多くのネットユーザーが知るインターネットスラングとなったのです。

このように、誤字や勘違いがきっかけでネット上で話題となり、それが思わぬ形で拡散され、インターネットスラングとして使われるほど広まるケースも少なくありません。

「足軽女」を用いた会話例

(Aさん)「付き合ってる彼女がとんでもない足軽女だった・・・」

(Bさん)「彼女と戦(いくさ)してるの?」
(Cさん)「よし、出陣しろ!」

足軽女と書き込むと、「お前の彼女、戦場にいるのか」「戦国時代かよ」と突っ込まれることがあります。また、足軽女というワードをあえて出すことで、その反応を楽しむ一連やりとりがお決まりの流れにもなっています。

ゲームやイラストの女性キャラの「足軽女」

昨今のゲームや漫画・アニメでは、剣と鎧をまとって戦う魅力的な女性キャラクターがたくさん存在します。ソーシャルゲーム・アプリゲームでも、戦う女性キャラクターが多く登場・実装される作品は多種多様であり、人気を集めています。

ファンタジーものが主流ですが、和装のキャラクターデザインもとても人気が高く、戦国時代を舞台としたゲームでは、美しい着物姿をしたお姫様のキャラクターや、女性の忍者であるくのいちのキャラクター、鎧をまとい槍や刀を武器にし、中には火縄銃を扱うなど、強く勇ましい女性の戦闘キャラクターが多く登場します。

ゲームによってはキャラクターに専用の職業(ジョブ)というシステムがあり、その中で足軽の職業(ジョブ)が選択可能な場合、キャラクターデザインが変化し、足軽のような衣装、具足や槍・刀を身につけた女性キャラクターを「足軽女」と呼ぶこともあります。

ゲームシステムにもよりますが、足軽は装備などが決して強いとは言えません。キャラクター育成・レベルアップによる職業(ジョブ)の変更により階級が上がり、自分の選択で武将・軍師・サムライ風のキャラクターデザインに変化させ、使用するキャラクターをより強くすることも可能です。

中には足軽姿のキャラクターデザインが好きで、あえて職業(ジョブ)を足軽でプレイする人もいるようです。

また、足軽の衣装を着た女性のイラストが「足軽女」というカテゴリに分類され、足軽女と呼ばれることもあります。

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漫画やドラマの「アシガール」

「足軽女」というワードを調べた際、「アシガール」が関連して出てくることがあります。

「アシガール」とは、「研修医なな子」や「ごくせん」などの作者である漫画家、森本梢子氏によって描かれた少女漫画で、NHKの総合テレビでドラマ化・放送された人気作品です。

テレビドラマでは、黒島結菜氏が演じる主人公は足の速い女子高校生で、戦国時代にタイムスリップし、伊藤健太郎氏演じる美形の若君様に一目惚れしてしまいます。そして、若様を守るために男装をし、取り柄の足の速さを活かし足軽として活躍するラブコメディな内容となっています。

足軽+女の子(ガール)で「アシガール」を意味しています。

メディア化もされている人気作品ですので、ご存じの人も多いでしょう。中には足軽女と聞いて、こちらの作品のことを思い浮かべた人もいるかもしれません。

漫画の連載は2012年から、テレビドラマの放送は2017年であり、続編となる特集ドラマも2018年に放送されています。

作品タイトル「アシガール」が「足軽女」を連想させたことによってネット上で話題となり、テレビドラマの放送時にSNSでトレンド入りすることによって多くの人の目に留まり、足軽女が再熱したきっかになったとも言われています。

時期的にネットやSNS上で流行るきっかけになりましたが、少女漫画「アシガール」とインターネットスラング「足軽女」に、明確な関連性はないようです。

ゲームやイラストの女性キャラクターのように、足軽姿の女の子を「足軽女」と呼ぶことはありますが、インターネットスラングの意味で呼ばれている訳ではありません。

「足軽女」の意味や使われ方を知っておこう

「足軽女」はあくまでもインターネットスラングですので、ネタとして楽しむ程度が丁度いいでしょう。

もし使用する際には、場所を考えましょう。基本的に、インターネットスラングは現実世界で通じる言葉ではありません。事前に足軽女の意味や会話例などを知っておくことで、不用意に使用せずトラブルを避けることにも繋がります。

元ネタの出所は数年前ですが、現在でも使用されているインターネットスラングのため、もしかすると今後ネット上で偶然見かけたり、すでに足軽女が使用されている投稿を見たりしたことがある人もいるのではないでしょうか?

SNS上では、ゲームの職業(ジョブ)やイラストに関する意味で使用したにもかかわらず、思わぬ反応が返ってきたりするかもしれません。

インターネットスラングでの足軽女の意味を正しく理解していれば、その際もネタのひとつとして楽しむことができるでしょう。

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