人の性格を表す言葉一覧｜面接で使える長所や短所の伝え方も紹介

「人の性格を一覧で表すと、どのようなものがあるの？」
「自分の長所を見つけるコツが知りたい」
「上手に自己PRできる表現方法が知りたい」
このように、人の性格について知りたいと思っている方にはたくさんの疑問があるのではないでしょうか。

この記事では、人の性格にはどのようなものがあるのかといった性格一覧や、長所を見つけるコツや短所の伝え方などについて紹介します。

この記事を読むことで、人が持つ様々な性格の知識や自己PRで使える性格の表現方法などについて把握できます。その知識をもとに人の性格にはどのようなものがあるか説明できるようになるため、自己PRする場面でも上手に伝えられます。

人の性格について知りたいと思っている方は、是非この記事をチェックしてみて下さい。

人間の行動に現れる特徴を「性格」といいますが、そのような個人の感情や意志の傾向にはどのようなタイプがあるかご存知でしょうか。

人の話を聞かない自己中心的なタイプ、誰が何を言っても自分の意見を大事にする頑固なタイプ、自分の考えがなく何でも人任せにするタイプなど、様々な性格があります。

真面目、明るい、冷静のように性格を表した言葉は様々ですが、それらを一覧にしてみるとどの性格にも長所や短所があることが分かります。

また、一覧にすることで性格の特徴が浮き彫りになり、面接で役立つ長所や短所の言い回し方も分かりやすくなります。

ここでは、人の性格を表す言葉にはどのようなものがあるのか一覧で紹介します。

行動力とは、「思いついたこと、考えたことを実行に移せる能力のこと」を表します。このような性格を持つ人は、チームで仕事をする現場で頼りにされる傾向があります。

長所としての伝え方は「何事も自信を持って取り組める」、短所としての伝え方は「失敗を恐れず挑戦したことが裏目に出ることがある」と表現できます。

リーダーシップとは、「チームで目標達成するために、その先頭に立ってメンバーのモチベーションを高めたり、維持させたりする役割を担う存在のこと」を表します。

長所としての伝え方は「メンバー全員が働きやすく、業務への意欲を高められる環境づくりができる」、短所としての伝え方は「我が強すぎて空回りする」と表現できます。

粘り強いとは、「コツコツと持続的に行動できたり、つらい状況でも逃げずに耐えしのげる能力」を表します。

長所としての伝え方は「努力を惜しまず地道に小さな積み重ねができる」、短所としての伝え方は「一つのことに集中しすぎて周りが見えなくなる、体調が悪くても無理して続けてしまう」と表現できます。

好奇心が強いとは、「珍しいことやまだ知られていないことに興味・関心を持つ気持ちが強いこと」を表します。

長所としての伝え方は「気になったことがあれば、納得するまで没頭して調べられる」、短所としての伝え方は「没頭しすぎて周りが見えなくなり、他にやるべきことがあっても手につかなくなる」と表現できます。

真面目とは、「真心があり誠実で嘘や適当なところがなく、本気であること」を表します。

長所としての伝え方は「どんな状況でも手を抜いたり妥協することなく、自分が納得できる成果物を作り出すために取り組める」、短所としての伝え方は「苦しい状況でも助けを求められず、一人で悩みを抱えてしまうことがある」と表現できます。

気遣いとは、「良い結果になるように配慮したり、あれこれ心を配ったりすること」を表します。

長所としての伝え方は「どんな状況でも周囲への気配りを欠かさず行動できる、感受性が強く誰にでも思いやりを持って接せられる」、短所としての伝え方は「周囲に対して神経質になりすぎてしまう」と表現できます。

明るく元気とは、「表情や雰囲気が明朗なこと」を表す「明るい」と、「体の調子が良い様子」を表す「元気」を組み合わせたものです。

長所としての伝え方は「ムードメーカーとなって周りを明るい雰囲気にできる」、短所としての伝え方は「相手の気持ちを考えずに明るく接して迷惑がられることがある」と表現できます。

柔軟とは、「決まった立場や考え方に固執せず、臨機応変に判断して行動できること」を表します。

長所としての伝え方は「イレギュラーな出来事があっても、広い視野を持って状況に適した対応ができる」、短所としての伝え方は「場当たり的で計画性がないため、自分の意見がないと思われる」と表現できます。

性格一覧には漏れましたが、「人懐っこい」と似た特徴を持ち、「人と話したり、一緒に時間を共有したりすることが好きな性格」を表します。

長所としての伝え方は「調和を大切にし、誰とでもフレンドリーに交流できる」、短所としての伝え方は「内向的で警戒心の強い人からは距離を取られがち」と表現できます。

冷静とは、「物事に感じて起こる気持ちに左右されず、心が穏やかであること」を表します。

長所としての伝え方は「どんなときも理性を保って行動できるため、頼もしくて心強い存在として信頼してもらえる」、短所としての伝え方は「素っ気なく淡々とした態度をとるため、気取っていると思われやすい」と表現できます。

感情に左右されないといった特徴は、性格一覧にある「常に冷静な性格」と似ていますが、「芯がぶれない」とは、「流行やトレンドに流されないこと」を表します。

長所としての伝え方は「責任を持って最後までやり抜ける」、短所としての伝え方は「自分の意思を貫こうとしすぎて柔軟さに欠ける」と表現できます。

物知りな人の特徴は、性格一覧にある「好奇心が強い性格」と似ていますが、「興味を持って調べて得た知識を、誰かに披露したくなること」を表します。

長所としての伝え方は「色々なことに興味を持って調べることが好きなので知識が豊富になる」、短所としての伝え方は「他の知識から想像して知ったかぶりしてしまう」と表現できます。

「創造力」とは、「他とは関係なく、自分独自の手法、方法で今までになかったものを創り出す能力のこと」を表します。

長所としての伝え方は「すでにあるものでも、今の価値観に沿ったものづくりが実現できる」、短所としての伝え方は「誰かと協力して一緒に考えながらものづくりできない」と表現できます。

こだわりとは、「どうでもいいことでも必要以上に気にする考え方」を表し、性格一覧にある「芯がぶれない性格」と似た特徴があります。

長所としての伝え方は「完璧を目指すため、ものづくりなどでは質の高い成果物を作り上げられる」、短所としての伝え方は「考え方に柔軟性がなく、周囲の意見に耳をかさない」と表現できます。

ここでの冒険とは「リスクや危険性」を表し、冒険しないとは、「できるだけリスクを避けた行動を心掛けること」を表します。

長所としての伝え方は「安心・安全を第一とする安定志向の考えを持ち、注意深く慎重に行動できる」、短所としての伝え方は「チャンスの場面でも積極的に行動できない」と表現できます。

情熱的とは、「喜怒哀楽の表現が激しいこと」を表し、性格一覧にある「行動力がある性格」「明るく元気な性格」と似た特徴があります。

長所としての伝え方は「平凡な日常でも楽しく感じられる」、短所としての伝え方は「分かりやすい性格のため、表情などから気持ちを読み取られてしまう」と表現できます。

性格一覧には漏れましたが、「マイペース」と似た特徴を持ち、「周りに流されることなく、一人で目標達成に向けてじっくり行動すること」を表します。

長所としての伝え方は「しっかりとしたビジョンを持っていて何事にも真面目に取り組める」、短所としての伝え方は「自分のペースで行動するため、周囲と足並みを合わせるのが苦手」と表現できます。

野心とは、「密かに抱く大きな望み、または新しいことに取り組もうとする気持ち」を表し、そのような気持ちを持って行動する人を「野心家」といいます。

長所としての伝え方は「向上心が強く、常に成長したいと考えている」、短所としての伝え方は「目標達成を重視しすぎて周囲への気遣いを忘れがち」と表現できます。

貢献とは、「ある物事や社会のために役立つよう力を尽くすこと」を表し、面接で自分を良くアピールするために有効な性格の一つです。

長所としての伝え方は「自分の特徴や長所を活かして貢献できることに喜びを感じられる」、短所としての伝え方は「必要とされてないのにおせっかいして困らせてしまう」と表現できます。

前向きとは、「物事に対して積極的に取り組む姿勢のこと」を表し、建設的や意欲的といった言葉とよく似た意味を持ちます。

長所としての伝え方は「目標達成のために実行・改善を恐れず行動できる」、短所としての伝え方は「積極的すぎるあまり、得られる対価を考えずに行動してしまう」と表現できます。

「後ろ向き」とは、「主張や考え方などが消極的、または否定的なこと」を表し、一覧で前述した「前向きな性格」とは反対の意味を持つネガティブな言葉です。

長所としての伝え方は「感受性が豊かで、他人の長所に気づける」、短所としての伝え方は「何をするにもネガティブな思考が先行してしまう」と表現できます。

履歴書を書いたり面接したりする際に触れることもある性格ですが、自分の長所や短所といった特徴を把握できているとアピールしやすいメリットがあります。

長所は志望企業の経営理念に沿った内容を、短所は対処方法を伝えることで良い印象が与えられるでしょう。

ここでは、就職活動における面接での性格の伝え方について紹介します。

面接で長所を伝える際は1つに絞ることがポイントで、そうすることで分かりやすく印象に残るアピールができます。話す順番は結論、長所を発揮したエピソード、入社後どのように活躍できるか、のように伝えることがポイントです。

話し終わるまでの時間は長くても2分以内で収まるよう、コンパクトにまとめましょう。

面接で短所をそのままマイナスイメージとして伝えるのではなく、きちんと自覚があることと、短所を克服して改善するための対処方法をセットにしてアピールしましょう。

また、嘘はいけませんが、全ての短所をありのまま正直に伝えてしまうことは、面接官に良くない印象を与えかねないため避けましょう。

長所が多い人は、「自分の長所を見つけるのが上手い」という特徴があります。「あなたの長所を教えてください」と質問されて答えに困ってしまう人は、性格一覧で紹介しているコツを意識することで自分らしい長所がスムーズに見つけられるでしょう。

ここでは、自分の長所を見つける7つのコツを一覧で紹介します。

志望企業がある程度絞れている場合は、適性のある長所を導き出すために性格診断ツールを利用する方法があります。

面接で好印象を与える重要なポイントには、どれだけ業務内容とマッチした長所を持っているかが挙げられるため、自信を持ってアピールできる自分の強みを知るためにも性格診断ツールはおすすめです。

自分の長所に気づけない人は理想を求めすぎている可能性があります。「長所はオリジナリティがなければならない」というわけではなく、志望企業で活かせる内容であることが重要です。

そのためには、自分が思っている長所のイメージよりもハードルを少し下げて、普段の何気ない行動を振り返って考えてみましょう。

毎日の生活の中で楽しんで取り組んでいること、習慣になっていることがないか振り返ってみましょう。時間を忘れて没頭できる趣味から長所を導き出す方法があります。

毎朝のランニングなら「体力がある」、お菓子作りなら「研究熱心」など、どんな些細なことでも継続していることを深掘りしていけば長所にできます。

自分が成したこと、行動したことで誰かに感謝された、褒められた経験があれば長所を導き出すヒントになります。

「道でうずくまっていた人を病院まで送り届けた」といった具体的なエピソードがあれば、「気配りと行動力」をアピールできる長所につながります。話を盛ったりせず事実を正確に伝えることがポイントです。

自分目線では気づけないことでも、身近な人に聞いてみると意外な長所が見つかる可能性があります。

普段一緒に過ごす時間が長い人ほど特徴をよく理解しているため、実際に付き合ってきた中で感じられたリアルな長所を知れるでしょう。

時間も手間もかけずに説得力のある意見が聞けるため、とくにおすすめの方法です。

社会人基礎力とは、「実社会で働くために求められる基礎的な能力のこと」で、企業や地域の中で自分が持つ能力を発揮するために必要なものです。

具体的には行動力、思考力、団結力、傾聴力など多様なメンバーと目標達成するために欠かせない能力のことで、そのような項目の中から長所がないか考えてみましょう。

長所が思いつかない、分からないといった場合は発想を逆にしてみる方法があります。自分が短所だと思っている性格を挙げて、それらを長所として変換できないか捉え直してみましょう。

例えば、「飽き性」なら「フットワークが軽い」、「自分の主張がない」なら「協調性がある」といった言葉に言い換えられます。

面接では、「あなたの長所はどこですか」と質問されることがありますが、どうしてそのようなことを聞くのか疑問に思ったことはないでしょうか。

それは、企業へ貢献する気持ちや業務にマッチした適性のある人材かどうかを見極めるためなどの理由が挙げられます。

ここでは、面接で長所を聞かれる理由について紹介します。

様々ある業界の中から志望企業を決めるためには将来何がやりたいのかといったことも大切ですが、志望企業でどのように貢献できるかといったことも重要です。

そのためには何ができるか、学生時代に力を入れた活動の経験が採用後どう活かせるのか、といった自己分析ができているかどうかを企業側は知りたいのです。

どんなに優秀な人材でも、身に付けているスキルや持っている長所が業務に関係なければ採用する意味がありません。リーダーシップをアピールしても、協調性を求めている業界ではマイナス評価になることもあります。

仕事に責任と意欲を持って臨んで欲しいと考える企業は、自社にマッチした人材かどうか知るために長所を聞くことがあります。

自分の長所を把握したうえで上手にアピールできる表現方法を知っていると、評価につながりやすくなります。志望企業に自分の内面を知ってもらうことは重要なポイントですが、強みを効果的に表現するためのキーワードにはどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは、自己PRで使える10個の表現について紹介します。

「協調性があります」という言葉は、目標達成のために様々なメンバーと助け合って行動することを表すため、性格一覧にある「気遣いができる性格」「人と関わることが好きな性格」に当てはまる例文で使われます。

面接でアピールする際には、周囲に気配りができることや傾聴力があることを具体的なエピソードに添えて伝えられると評価につながります。

「縁の下の力持ちです」という言葉は、他人のために自分が陰で苦労や努力することを表すため、性格一覧にある「気遣いができる性格」「貢献することが好きな性格」に当てはまる例文で使われます。

ビジネスシーンでの活躍をアピールするための表現方法として、裏方でも貢献できることは評価されるポイントです。

「継続力があります」という言葉は、一つのことを突き詰めるために続けることを表すため、性格一覧にある「芯がぶれない性格」「粘り強い性格」に当てはまる例文で使われます。

継続力は目標達成のために努力したことが評価されるため、ただ考えているだけだったり、なんとなく続けていたりといったものは長所にはならないため気をつけましょう。

「最後までやり遂げることができます」という言葉は、中途半端にすることなく目標達成するまでやり切ることを表すため、性格一覧にある「真面目に取り組む性格」「芯がぶれない性格」に当てはまる例文で使われます。

社会人として当たり前と思われがちな内容ですが、具体的なエピソードを盛り込むことで人間性が伝わります。

「慎重に物事を進めることができます」という言葉は、注意深くて、軽々しくリスクのある行動はしないことを表すため、性格一覧にある「冒険しない性格」「後ろ向きな性格」に当てはまる例文で使われます。

もしものことを考えてしまうネガティブな性格でも、「慎重」と言い換えることでアピールできるようになります。

「計画性があります」という言葉は、あらかじめ方法や順番を考えておくことを表しているため、性格一覧にある「常に冷静な性格」「物知りな性格」に当てはまる例文で使われます。

スムーズな業務進行のために計画性があることは強みですが、上手にアピールするためには物事の優先順位とリスク管理を意識することがポイントです。

「物事を深く追求することができます」という言葉は、気になったことに対してどこまでも追い求める気持ちを表しているため、性格一覧にある「好奇心が強い性格」「情熱的な性格」に当てはまる例文で使われます。

業務に関わる事項について詳しく知りたいという性格は、将来性のアピールにもなるため評価されるポイントです。

「チャレンジ精神があります」という言葉は、与えられた業務に対して精一杯取り組もうとする姿勢を表現しているため、性格一覧にある「行動力がある性格」「前向きな性格」に当てはまる例文で使われます。

ビジネスで成果を上げるために重要とされる性格なので、貪欲に取り組める意欲は評価につながるでしょう。

「責任感があります」という言葉は、自分の行動について立場上負わなければならない義務を果たそうとする気持ちを表すため、性格一覧にある「真面目に取り組む性格」に当てはまる例文で使われます。

面接冒頭で伝えておくことで、責任感があることの具体的なエピソードや採用されてからどう活かされるかといった話題につなげやすいメリットがあります。

「コミュニケーション能力が高いです」という言葉は、他者と円滑に意思疎通が取れる能力を表すため、性格一覧にある「明るく元気な性格」「人と関わることが好きな性格」に当てはまる例文で使われます。

コミュニケーション能力をアピールするときは、相手の話を聞くスキルである傾聴力がアピールできると評価につながります。

まずは理想の性格、こうなりたいと思う姿を想像し、今現在の自分の性格を分析したものと比較してみましょう。そこから口癖や話し方といった会話によるコミュニケーションや、仕草などの行動を理想に近づけることで性格は変えられます。

また、現在の自分は過去の積み重ねから構成されているため、ゆっくり時間をかけて変えていくことがポイントです。

今回は人の性格を表す言葉や、面接で使える長所や短所の伝え方などについて紹介しました。客観的な目線で自己分析できることで、自分の適性にマッチした企業を見つけられるでしょう。

面接で長所を聞かれても、自分の長所が盛り込まれた具体的なエピソードと志望企業で求められる適性を結びつけてアピールできるようにしましょう。