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映画館の座席でおすすめの選び方とは?
みなさんは映画館で映画を見る時、どの座席を選びますか。
家のテレビよりも大きなスクリーンと臨場感満載の大きな音で、非日常を感じながら作品を鑑賞できる映画館です。映画館での特別な時間をよりよい座席で快適に過ごしたい、そして、どの席で見ても同じ金額ならば、できる限りいい席で見たいと思うはずです。
では、映画館で映画を見る時に、おすすめの席というのはどこなのでしょう。今回、詳しく紹介していきます。
人気は中央列真ん中辺りの座席
やはり人気なのは、中央列の真ん中辺りの座席です。この座席は、映画館によって別料金になっていたり、シートが普通の席よりも高級な素材になっていたりすることがあります。映画館側にとっても、この席はほかの場所よりも良い席であるという証拠です。大変人気の席なので、中央列の真ん中辺りのから座席が埋まっていきます。
では、どのような理由でこの座席が人気なのか、紹介していきます。
視界がよく見やすい
1つ目の理由は、「視界がいい」ということです。スクリーンと視線が同じ高さになるので、視線を大きく動かさずに全体が見渡せます。視界いっぱいに大画面が広がり、映画の世界に入り込むことができます。目の疲れも感じずに、長時間の上映をリラックスして過ごせます。見上げたり見下ろしたりすることもないので、首も辛くありません。
古い映画館は席がフラットなため、前の人の頭で画面が見にくいということがありましたが、最近の映画館はひな壇状になっていて高さがあるので、中央列でも前の人が邪魔なって見えないということはありません。
前の方の席に行ったからといって、見やすくなるということにはなりません。全体が一度に見渡せる中央席が一番見やすいと言えます。
サウンド音響がよい
2つ目の理由は、「音響のバランスがいい」ということです。最近の大型映画館のほとんどは、「5.1chサラウンド」を採用しています。「5.1chサラウンド」とは、前方に3つ、後方に2つのスピーカー、さらに低音専用のスピーカーの6つが設置されている状態です。スピーカーは6つですが、1つは低音専用スピーカーなので、「5.1サラウンド」と言われます。
そして、その6つのスピーカーがすべて中央を向いているため、中央の座席は、どの方向からもバランスよく音を聞き取ることができます。臨場感をより感じるためにも音はとても重要です。よって、音響の面からしても中央列真ん中の座席は人気が高くなっています。
映画館の座席の種類(TOHOシネマズの場合)
最近は普通の座席の他に、特別感のある座席を設置している映画館が増えてきています。TOHOシネマズもその一つです。TOHOシネマズは全国に60か所以上もある大型映画館です。映画館にいる時間を特別なものにしてもらいたいという理念の元、最新の上映設備や高級感のある座席を数種類を設けています。
それでは、TOHOシネマズを例に挙げて、映画館にはどのような座席の種類があるのか紹介していきます。
指定席
指定席のシステムを置いている映画館は、最近多くなってきています。指定席の利用方法は、1.パソコンやスマートフォンで予約。2.映画館にある発券機で発券。3.上映時間に指定された座席で映画を観る。このように、とても簡単で便利です。
予約をすれば、座席をピンポイントで指定することができます。混んでいるところを避けられたり、自分のお気に入りの座席を選べたりすることは、映画を観る時にとても嬉しいポイントです。また、窓口に並ばずに買えるので、急いで映画館に行く必要も、開演時間ギリギリになってしまって焦る必要もなくなります。
そして、映画館に行く前に席が用意できているということは、気持ちの上でもとても安心です。
プレミアシート
TOHOシネマズには、プレミアスクリーンという特別なスクリーンがあります。プレミアスクリーンにあるシートは、「映画館のファーストクラス」というコンセプトで、全席リクライニングシートになっています。サイドテーブルも付いているので、映画館で買った食べ物や飲み物を置いて映画を鑑賞することができます。
プレミアシートは、普通の座席よりも特別感を感じながら、ゆったりと映画を鑑賞できます。しかも、通常料金で特別感を感じることができるのは大変お得です。
プレミアボックスシート
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プレミアボックスシートは、通常の映画館の中に設置されている特別席な座席です。ドリンクホルダーと荷物置き場があるので、広々とした空間で映画を楽しむことができます。通常の座席と同じスクリーンにあるので、優越感を感じることもできます。
プレミアムシートやボックスシートのメリット
TOHOシネマズの映画館に設置されたプレミアシートとプレミアボックスシートには、普通の座席と比べて、どのようなメリットがあるのでしょう。座り心地と、座席の位置に注目してみていきます。
シートの座り心地
それぞれのシートの座り心地を比べてみます。
プレミアシートは、リクライニングができるので、自分の好きな体勢でリラックスして鑑賞することができます。2時間ほどの上映時間、せっかく好きな映画を楽しんでいるのに、座席の座り心地を気にしながら過ごすのは苦痛です。プレミアシートは、そんな思いをせずに、快適な時間を過ごせます。
プレミアボックスシートは、海外エアラインのレザーを使用しており、長時間の鑑賞であっても疲れやストレスを感じません。座席の広さも、通常の座席よりも1.5倍広いので、隣の人のことを気にせず、自由な体勢で映画に集中することができます。
どちらも、座り心地は抜群です。映画を観る際には、座席の場所も気にしますが、座席そのものも重要になります。
シートのある場所
ボックスシートのある場所は、その映画館の中央列辺りです。特別なボックスシートが中央列辺りにあるということは、やはり映画館の座席で一番おすすめなのは中央列辺りだといえます。それ以外には、2階のバルコニー席に設置されている映画館もあります。どの場所でも、前の人の頭が気にならないように、プレミアボックスシートは高い位置に設置してあります。
TOHOシネマズには他にこんな座席も!
TOHOシネマズには、先ほどの特別席の他にも高級感のある座席が設置されています。
「フロントリクライニングシート」は、映画館の最前列にあるリクライニング可能な座席です。最前席で観ると首が痛くなってしまう心配がありますが、この座席であればリクライニングすることができるので、自分好みの姿勢で映画を鑑賞することができます。
最前列なので、足も自由に伸ばすこともできますし、前の人を気にすることもありません。そして、視界全部が映像でいっぱいになり、自分だけのかなり大迫力な映像が楽しめます。
「ラグジュアリーシート」は、革製の電動リクライニングと、フットレストが付いた高級感溢れる座席です。頭の位置の左右に木目調の囲いが取り付けてあるので、隣の人を気にせず、自分だけの世界に浸りながら、映画に集中することができます。映画館の一番後ろに設置されていますが、前の人が視界に入らないよう高い位置にあります。
他の映画館にも特別な座席が!
TOHOシネマズ以外の映画館の特別な座席も、いくつか紹介します。
新宿ピカデリー
新宿ピカデリーには、普通の座席の他に2種類の座席があります。
1つはプラチナシートです。値段は2人で5000円。座席は映画館の後方、高い位置にあります。スクリーンが目線の高さに来るようになっていて、とても見やすく快適です。2人掛けのソファー席で、クッションとテーブルもついています。
2つ目はプラチナルームです。値段は2人で30000円と少し高いような気がしますが、スクリーンに設置されたプライベートルーム型の座席で、完全にプライベートな空間で映画を楽しむことができ、お値段以上の高級感を感じさせてくれます。高級なソファー席なのでインスタ映えも期待できます。
ユナイテッドシネマ豊洲
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ユナイテッドシネマ豊洲には、プライベートペアシートというものがあります。平日は2人で5000円、休日は6000円です。シートの長さは通常の座席の約3倍の170センチ。2人で座るには十分すぎるほど余裕があります。映画館の後方に設置されており、目線がスクリーンの下にちょうど来る、絶好のポジションにあります。
109シネマズ二子玉川
109シネマズ二子玉川には、エグゼクティブシートとグランドエグゼクティブシートがあります。エグゼクティブシートは、足も伸ばせるリクライニングシートになっています。専用テーブルもついていて、食べ物や飲み物を置いてゆったりとくつろぐことができます。座席は、映画館内の中央列に設置されていて、見やすさも抜群です。
グランドエグゼクティブシートは、電動リクライニング付きの革張りの座席です。フットレストもついているので、最後までリラックスした体勢で映画を楽しむことができます。専用ハンガーとテーブルも付いていて、広々と座席を使えます。座席は映画館の後方、2階席にあるので前の人が邪魔になることなく、スクリーンが視界いっぱいに広がります。
特別席のいいところは上映中だけではない
特別な座席は、映像や音響を十分に満喫できるというだけでなく、更なる高級感と特別感を味わうことができます。それは、映画館にあるラウンジの使用が可能ということです。ラウンジとは、特別な座席を予約した人だけが使うことができる高級な雰囲気の待合室のことです。ドリンクのサービスがあったり、そこでしか食べることのできないおいしいお料理を頼むこともできます。
上映時間前に入ることができるので、上映までの時間をラグジュアリーな空間でゆったりと過ごすことができます。上映後に、作品の感想をラウンジで語りあえばきっと盛り上がります。
真ん中の席のデメリット
席を立ちにくい
見やすくて音もよく聞こえる真ん中の席ですが、デメリットもあります。
1つ目は、席を立ちにくいということです。よほど空いていない限り、真ん中の席から通路に出るまでに、他のお客さんの前を通らなければなりません。鑑賞の途中でトイレに行きたくなってしまった時や、小さいお子さんが飽きて外に出たいとぐずった時に、「すいません」と謝りながら、他のお客さんの前を通るのは迷惑になるので誰でもやりたくありません。
しかも、映画館によっては前の座席との間の距離が狭いので、暗い中で荷物を避けたり、足をどかしてもらったりしながら通るのは至難の業です。
上映後、エンドロールを最後まで見ずに帰りたい人も、真ん中の座席に座ってしまうとなかなか席を立ちづらくなります。
人が多い
デメリット2つ目は、人が多いということです。
真ん中の席は人気がありので、自分の座席の周りに人が密集することになります。人が多いということは、マナーがよくないお客さんが座る可能性も高くなります。座席を蹴ったり、友達とおしゃべりをしていたり、食べ物を食べる音がうるさかったりすると、映画に集中できなくなってしまいます。
せっかく選んだいい席で映画を楽しもうとしているのに、そんな人たちのせいで台無しにされてしまうのは悔しいです。
そして、周りを人に囲まれながら鑑賞するということに圧迫感を感じる人もいます。人気の座席であるがために、トラブルも多くなってしまうとこがあるということも事実です。
映画館で2番目におすすめの座席
映画館で1番見やすい座席は中央列の中央だとおすすめしました。しかし、スクリーンも見やすく、音響もバランスよく聞こえる人気の座席なので、すぐに埋まってしまいます。それでは、次に見やすい座席を紹介します。
映画館で2番目におすすめなのは、中央列左右の座席
映画館で2番目に見やすい人気の席は、中央列の左右の座席です。左右の座席は比較的空いていることも多いので取りやすくもあります。左右のどちらがいいかというのは、ご自分の好みが大きいのですが、選ぶための方法を紹介します。
1つ目は、足を組んだ時に傾く方向で選ぶ方法です。足を組んだ時に右足が上に来る人は、体が左に傾くので、右側の座席を選ぶと見やすくなります。2つ目は、視力のいい目の方向で決める方法です。右目の視力がいい人は右目で見ようとして左側を向く癖があるので、右側の座席に座るといいです。
左右のどちらが見やすいかというのは人それぞれ好みもあるので、紹介した方法を試して、自分の見やすい方向を見つけてみてください。
目線がまっすぐになる位置
目線とスクリーンがまっすぐ平行になる高さが、スクリーンが見やすい位置です。座ったままスクリーン全体が一度に見渡せます。視線を大きく動かす必要がないので、疲れを感じずに映画を見続けることができます。
音響は多少左右差は出てきますが、最近の映画館の音響設備は進化してるので、大きく気になるほどのバランスの悪さは感じることはありません。このことが、中央列の左右の座席が2番目におすすめの理由です。
立ちやすい通路に近い席
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左右の席がおすすめなのには、他にも理由があります。
それは、通路に近いということです。通路に近いので、誰の邪魔にもならずに席を立ちやすいです。映画を観ている時に「トイレに行きたくなったらどうしよう」と心配になってしまうことがあります。映画を観ている最中に、そんなことばかり気になって映画の内容に集中できないというのはもったいないです。
しかし、左右の座席は通路に近い席が多いので、他のお客さんの邪魔にならずに席を立って移動することができます。その安心感は、映画を集中してみるために重要です。このような理由からも、左右の座席をおすすめします。
映画館でおすすめしない座席
映画館でおすすめしないのは一番前の座席
一番前の座席は、映画館がとても混んでいる時くらいしか、座っている人を見たことがないくらい、人気がありません。一番前なので、前の席の人が気になることはありませんし、画面を独り占めできる特別感がありますし、大迫力で臨場感もあります。それなのになぜ、一番前の座席は人気がないのか、いくつか理由を挙げます。
首が疲れる
1つ目は、首が疲れるからです。一番前の座席はスクリーンよりも下にあるため、少し上を向いて鑑賞しなければなりません。2時間ほどずっと上を向いていなければならないため、上映中や上映後に首が痛くなってしまいます。
字幕が見にくい
2つ目の理由は、字幕が見にくいからです。字幕は一番後ろの席の人でも見やすい大きさになっているので、一番前に座った人にとっては非常に大きくなります。そのため、字幕を読む速さが遅くなります。後ろの方に座っている人は、視線を動かさずに字幕を一気に読めるのに対し、一番前に座っている人は、視線を左右に動かしながら、字幕を読まなければなりません。
展開の早い作品の場合、字幕を読み終わらないうちに次の字幕が流れてしまうこともあります。読み飛ばしてしまったところが気になって、最後まで作品を楽しめないなんてこともあり得ます。
画面が見にくい
3つ目の理由は、画面が見にくいことです。先ほど述べた字幕の見にくさのせいで、字幕にばかり目が行ってしまい、画面の様子を楽しむことができなくなってしまいます。せっかく大きな画面で映像を楽しむために映画館に来たのに、文字ばかり読んでいて内容がわからない、大事なものを見逃した、なんてことになったら悔しいです。
さらに、見づらい画面を長時間見続けることになってしまうため、目も疲れてしまいます。お金を払って映画館に来たのに、疲れて楽しめないというのは残念です。
映画館でお気に入りの座席を見つけよう
おすすめの座席を紹介しましたが、人によって好みの場所は異なります。いろいろな場所を試して、ご自分のベストな座席を見つけてみてください。映画館によって、または、上映作品のジャンルによっても見やすい座席の位置は違ってきます。自分にとってのベストな座席で、映画を満喫してください。そして、映画館で過ごす時間をさらに素晴らしい特別な時間にしてください。