人手不足による倒産の原因・人手不足が深刻な業界

会社が倒産する原因に人手不足による倒産があります。労働者が減ってしまうと会社は運営をする事が難しくなるため最終的に倒産してしまうのです。実はいくつかの原因が重なった事で倒産する事もあります。今回は人手不足倒産の原因と人手不足が深刻な業界を解説していきます。

人手不足倒産5つの原因

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人手不足倒産はなぜ起きてしまうのでしょう。その原因はどこにあるのでしょうか。人手不足倒産には5つの原因があります。以下に詳しく解説していきます。

①仕事が忙しいのに給料が安い

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人手不足倒産の原因の1つに仕事量と給料への不満があります。労働者はその労働に見合うだけの対価である給料を求めるものです。

仕事が忙しい場合はそれだけ高い給料を求めるでしょう。高い給料をもらえれば労働者も満足しますし、働く意欲が出てきます。人は継続して働こうとするものです。

労働量と給料のバランスの崩壊

しかしバランスが崩れてしまうと人手不足に陥ってしまうわけです。

例えば、「忙しいのに給料が安い、」「休みがないのに給料が安い」等、労働に対してもらえる対価が低いとそれだけ人は不満を溜めこみ、いずれは仕事を辞めてしまいます。

そうなってしまうと徐々に会社や店舗から人がいなくなってしまうでしょう。

人が集まらずに店舗閉鎖、最悪は人手不足倒産

そして、元々忙しかった仕事はさらに忙しくなり、なんとか残っていた従業員だけでは仕事が回せなくなります。

人を増やしたくても労働と給料が見合ったものではないため、人手も集まらずいずれは店舗の閉鎖、その状態が続くと会社は倒産してしまうでしょう。

これが人手不足による倒産の理由の1つですね。

②会社に良いイメージが持てないため

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会社のイメージは大事な事です。従業員が会社に対して良いイメージが持てない状態が続くどうなるのでしょう。

従業員は不満を抱いたまま辞めてしまいます。その従業員は不満をどこに向けるでしょうか。

人によってはその不満を知人や友人や家族に話してしまう人もいるでしょう。そうなると取り返しがつかない事もあります

第三者に話す事でさらに拡散する悪評

友人や知人に話したりした事で人によっては、その事をSNS上で話してしまう人もいるでしょう。

そうした悪評というのは拡散するスピードは速い物です。話した本人に悪意はありません。広めるつもりもないかもしれません。

しかし人はそうしたネガティブな話題を好みます。それを人に話したがるのです。

気づいた頃には評判の悪い会社

インターネット上で話題になるとその拡散スピードはさらに加速します。

インターネット上にはあらゆる情報を検索する事で探す事ができます。例えば飲食店のアルバイトを探している時に募集広告を見ている時、応募者は会社の事を知りたいものです。

どの会社が良くてどの会社の評判が悪いのかを調べるとすぐに良い評判や悪い評判の会社名がヒットします。

そこに名前が出てしまうとアルバイトの募集をかけていてもなかなか応募してこなくなります。

人手不足が悪化し店舗の閉鎖、最後には倒産

悪評が拡散され続けるとアルバイトや正社員を募集しても、いくら良い待遇で広告を出しても、人は集まりません。おまけに悪評のおかげで売り上げも伸び悩む事もあるでしょう。

そのような事が続くと店舗の運営も難しくなり、店舗の閉店まで追い込まれる事になります。

その状態が続くと当然売り上げが伸び悩み従業員への給料の支払いさえも難しくなり会社そのものを運営するのが難しいため倒産する事になるでしょう。

③労働者に即戦力を求めすぎる

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効率性を求めると即戦力になる人を募集したくなるのは理解できます。新人教育には時間やお金かかりますので、尚更早く一人前になれる即戦力を取りたいでしょうね。

研修のために従業員を増員させたりするのは、いくら研修のためとはいえ会社にとっては負担なのです。

未経験者よりも即戦力を求めるのは仕事を早く覚えてくれる事も理由ですし、会社の運営負担が減るというのも理由でしょう。

即戦力を求めすぎると人は集まらない

しかし即戦力を求めすぎると人は集まりにくくなります。募集広告に経験者のみを募集と書かれていたら応募する人も減るのは当然ですよね。

即戦力ばかり求めた結果、後継者不足で人手不足倒産

即戦力の応募者ばかりを求めるとどうなってしまうでしょうか。即戦力ばかりを求めてしまうと後継者不足に陥る事になります。人間は歳をとります。

いつまでも同じ会社で長く働ける人ばかりではありません。今会社を引っ張っている従業員がいなくなったらどうなってしまうでしょうか。

会社は運営していけるでしょうか。即戦力ばかりを求めてしまった結果、後継者を見つける事も出来ずに人手不足に陥り、会社は運営が難しくなり最悪の場合、倒産してしまう事でしょう。

④社員教育ができていないため

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社員教育は大事な事です。新しく入ってきた新入社員を育てるためには、仕事を丁寧に的確に教育ができる先輩社員が必要です。

教育する事に慣れていない社員ばかりだとどうなってしまうでしょうか。新入社員の教育ができない事は新入社員の仕事への継続するやる気にも影響してきます。

教え方が下手だと新入社員は辞めていく

新入社員への教育がうまくできないという事は新入社員へのコミニュケーションもうまくいかないという事です。

例えば先輩社員に新入社員が「何か仕事ないですか」「お手伝いする事ないでしょうか」と手が空いているので作業をしたいと自らやる気を見せてきたとします。

教育が下手な先輩社員は「自分で探せ」と言ったり「やる事無いからいいよ」等と言ってせっかくの新人教育の機会と新人とのコミニュケーションの機会を逃してしまいます。

このような事が続いてしまうとどうなるでしょう。新人はこのような職場に嫌気がさしてしまう事でしょう。最悪辞めてしまう事でしょう。

教育が下手だと人は育たない その結果人手不足倒産

教育が下手だとコミニュケーションも下手です。その結果新入社員は育たず、不満ばかりが増すばかりです。

また新たに新入社員が入ってきても教え方が下手な部分は改善されていないと新入社員は継続して仕事をする気も無くしてしまい、会社を辞めてしまうので、ますます人手不足に陥る事でしょう。

この状態が続けば運営は厳しくなりますし、後継者問題も起きます。いずれは人手不足倒産が起きでしょう。

⑤売り上げで人件費が回収できないため

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会社の運営は売上が無くては始まりません。従業員やアルバイトへ支払う給料等の人件費も運営費の一つですね。こうした給料も売り上げによって支えられているので、売り上げが上がれば上がるほど人を雇う余裕が出てくるわけです。

突然の売り上げ低下

例えば人出を増やしすぎた事と売り上げが急激に下がる事が重なってしまうとどうなるでしょうか。アルバイトや従業員への支払いはできるでしょうか。

人件費にかけていた費用が売り上げでカバーする事ができれば良いのですが、売り上げが下がってしまうと人件費を売り上げで回収する事が難しくなります。

給料の遅延、未払いの発生でさらに人手不足

給料の支払いの遅延や未払いなどが起きてしまう事でしょう。そのような状態になってしまうと従業員の不満が増し、辞めてしまう従業員も出てくるでしょう。不満は不満を呼び悪評にまでつながりさらに人も売り上げも減る悪循環に陥る事でしょう。

最悪人手不足倒産

その結果売り上げも人手も増えず最悪倒産してしまう事でしょう。人手不足倒産の原因は様々な要因が重なった結果起きるわけです。

人手不足が深刻な7つの業界

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人手不足が深刻な7つの業界があります。どのような業界なのでしょうか。以下に詳しく解説していきます。

①IT系

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ここ最近、急激に人手不足に陥ってしまったのはIT業界です。インターネットの普及に伴いIT長者が生まれるほど業界は活性化していたはずです。なぜこのような人手不足に陥ってしまったのでしょうか。

理由は3K「きつい」「帰れない」「給料が安い」

IT業界がなぜ人手不足に陥ってしまったのかと言いますと、大きな理由は3つあります。3Kと呼ばれる理由です・(「きつい」「帰れない」「給料が安い」3つを略して3Kと呼ばれています。)このような悪いイメージがあるため人手不足はさらに悪化しています。

②農業

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人手不足な業界の一つに農業があります。なぜ農業は人手不足なのでしょうか。

年齢層の高さと大変さ

農業で働く人の多くが70歳以上と年齢層がとても高いため、若い人は農業を敬遠してしまうため、後継者が現れず悪循環が起きさらに高齢者が増えていく一方です。

そして農業は肉体労働のため若者はますます敬遠していくのでますます人手不足に陥ってしまいます。

③警備

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人手不足の業界の一つに警備業界があります。募集広告を見ても給料は高めで条件もよさそうに見えますし、人が集まりそうなイメージがありますが、警備業界はなぜ人手不足に陥っているのでしょうか。

仕事のある時期と無い時期が極端

警備業界の仕事には雑踏警備や交通警備があります。他にも施設内での警備の仕事もありますが、雑踏警備や交通警備の仕事は仕事の依頼が多い時期と仕事が全く無い時期があります。

そのため仕事の依頼が多くなる時期は人を募集しますが、少なくなると人が極端に少なくなり、人手が安定していないのです。

また仕事量と人員のバランスが悪いのです。仕事が多いときに我先にと仕事を求めて人が溢れてしまいますよね。このような状態が続けば警備業界から人がいなくなるのも無理はありません。そのため人手不足に陥ってしまうのです。

④介護

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次に人手不足に陥っている業界は介護業界です。なぜ介護業界は人手不足におちいっているのでしょうか。

待遇面の悪さ

長期高齢化社会と呼ばれる現代、介護の仕事は重要な仕事の一つです。これからさらに高齢化が進むといわれているので需要も高まる業界です。就職の面でも未経験者を正社員採用する事もありますので就職のしやすい業界なのですが、なぜ人手不足に陥っているのでしょう。

それは待遇面が良くないからです。老人介護は肉体労働なんです。重たい老人を持ち上げたり抱えたりと重労働です。

そして精神的にもつらいという事があります。とでもハードな業界なんですね。そんなハードな業界であるのにかかわらず待遇面が良くないのです。労働の割に合わない給料なので人はやりたがりませんよね。そのため人手不足に陥っています。

⑤建設

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人手不足に陥っている業界はまだまだあります。次に人手不足に陥っている業界は、建設業界です。なぜ人手不足に陥っているのでしょうか。

若者に人気がない 過酷なため続かない

2020年の東京オリンピックもありますので建設の仕事の需要はあるはずなのですが、なぜ人手不足に陥っているのでしょうか。

原因は若者に人気の無い事と若者が入ってきても長く続かない事です。建設業は肉体労働であり過酷ですから、続けていくには体力も必要です。これではいくら給料がもらえても他の仕事を探してしまうのは無理もありませんね。そのため人手不足は増すばかりです。

⑥運送

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次の人手不足に陥っている業界は運送業界です。運送業界が人手不足に陥っている原因はどんな理由なのでしょうか。

ドライバーの高齢化と需要の拡大

運送業はなぜ人手不足に陥ってしまったのでしょうか。理由は二つあります。ドライバーの高齢化と需要の拡大が原因です。

運送業と言えば配達員等を思い浮かべますがタクシー運転手や電車の運転手も運送業です。人を運ぶ仕事ですね。車社会になった現代、タクシーや電車は生活する上で無くてはならない存在になっていますので需要はとてもあります。

移動するにも車は便利です。車の無い人はタクシーを使って移動したりととても便利です。使う人がいる限り、需要はこれからも増えていく事でしょう。

こうしたタクシーの運転手には若い人はあまり見かけないと思いませんか。タクシー運転手の高齢化です。若者が増えない理由に運送業界へのイメージの悪さがあります。

若者が少ないイメージ、高齢者が多いイメージ等そうした悪いイメージがあるため若者が近寄りにくい業界になってしまっているため人手不足に陥っているのです。

⑦小売・飲食(サービス業)

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いよいよ最後に人手不足の業界は小売・飲食業界です。二つは別々の業界ですが、あえてサービス業として同じ枠に入れる事にしました。なぜこの小売・飲食業界は人手不足に陥ってしまったのでしょう。

ブラック企業が多い

ここ最近よくテレビやニュースなどで聞くようになったブラック企業。小売や飲食に特に多いのです。こういった悪評を聞いてしまうと働く意欲のある人も飲食や小売を避けてしまうのです。

募集広告で良い条件を出していてもなかなか人が集まらないのはこうしたブラック企業の噂が多くあるからです。また労働と給料が見合わないというのもあるでしょう。

あまりの多忙さと人員不足で休憩もまともに取る事ができず、過労で倒れてしまう人がいるほどです。こうしたイメージの定着によりこれからも人手不足を解消するのが難しい業界でしょう。

終わりに

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いかがでしたか。今回は人手不足倒産の原因と人手不足が深刻な業界の解説をしてきました。人手不足倒産の原因は5つあり、いずれも起きる前に改善していれば倒産する事に至らなかった事ばかりです。大したこと無いと放置してしまう過信から生まれた結果ですね。

人手不足が深刻な業界がこんなに多くあり、人手不足に陥る原因や理由は様々ですが、やはりどれも元々は小さな火種だった物であり、改善しようと努力していたらこのような結果にはならなかったのかもしれませんね。

しかし人手不足になっている業界があるという事はそれだけその業界へ挑むチャンスがあると言う事です。今もまだ自分にあった仕事見つかっていないなら、あえて人手不足の業界に挑んで見るのも一つの生き方かもしませんね。もしかしたらそこにあなたの転職が見つかる可能性もあるかもしれませんよ。

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