会社・仕事における「木を見て森を見ず」の意味と例

「木を見て森を見ず」ということわざを聞いたことがありますか?実際に仕事上で使われた時にどういう意味を持つのでしょうか。ことわざから学ぶ仕事への姿勢は結構大事でもあります。振り返る時に「木を見て森を見ず」を思い出したり、いつも念頭に置いてみませんか。

「木を見て森を見ず」の一般的な意味は?

「木を見て森を見ず」とは小さいことに心を奪われて森全体を見通すことができない状態のことを言うことわざとなっています。視線が一本の木や周りの木だけにとどまって森全体を見ていないことを言っていることわざです。

よく俯瞰で物を見ることが大事だと言われますが、自分の立っている所から見るだけでなく視線を上から見るように変えることで全体を見渡してみるように言っています。そうすることで見えてくることが多くあるからです。

「木を見て森を見ず」には類義語も!

また「木を見て森を見ず」には類義語もいっぱいあって「木を数えて林を忘れる」「鹿を追う者は山を見ず」「獣を逐う者は目に太山を見ず」「金を攫む者は人を見ず」などと言う言葉が近い意味を持った言葉としてあります。

こうして考えると、「木を見て森を見ず」は、目の前のことばかりに気を取られるのではなく、先を見越したり、違う価値観で物を捉えることでもっと大事にすべきものがあるということも言っています。

「木を見て森を見ず」の一般的な使われ方の例は?


また、この言葉は意外と一般的にも使われ、例えば「エコブームでマイ箸やマイバッグを持参する人は増えたが、身につけるものは安く購入し、すぐに使い捨てる傾向にある。木を見て森を見ずだ」などと使われたりします。

ある一方だけでは行っているが全体として考えていないということを示唆しているようです。「木を見て森を見ず」は、問題の本質のようなものをもっと捉えてほしいと語っています。

会社で使われる時はどういう時?その例は?

さて、この言葉が会社で使われる時とはどういう時なのでしょうか。

ビジネス書などでも良く使われたりする言葉ですが、仕事上のことで「木を見て森を見ず」と言われたら、例えば細かなことや一部分のこと、自分の仕事だけを見て会社全体の目指すものがわかっていないなどということがあります。

自分の仕事、自分の部署だけのことを考えて会社全体を考えていない、細かな目先のことだけに捉われて先々のビジョンなどがないような時にも「木を見て森を見ず」と言われるのではないでしょうか。

営業などで商品のちょっとした儲けばかりを考えてお客様へのサービスや商品の貢献度合いなどを見失うといつかは業績も落ち、会社全体のイメージダウンにもなりえます。

「木を見て森を見ず」は個々人の業務的なことから会社の経営に関することまで様々に使われる言葉と言えます。

「木を見て森を見ず」と言われたらどうすればいいのか?

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では、具体的に「木を見て森を見ず」と人に言われたら、どんなことを考え、どう対処すればいいのでしょうか。

木をしっかり見ることは大事で一生懸命自分の仕事や目先のことを考えるのは大事なことですよね。それを否定するわけではなく、大切にしながらも全体を見ることも忘れないでいることを言っています。

例えば、仕事上で失敗した時になぜ失敗したかという事を追求するとともにもともとの考え方が間違っていないのか、目指すべき大きな森を見失っていないのかなども考えてみることも重要です。

この業務の本来の大きな目的は何だったのか、会社全体の経営方針はどうだったのかということにもう一度立ち返ってみることもあるでしょう。様々な意味で捉えられる言葉です。

「森を見て木を見ず」もある?

また、逆のことわざもあります。「森を見て木を見ず」と言う言葉で、全体を見ているばかりで、一つ一つのことを見失っていることを意味しています。

この「木を見て森を見ず」と「森を見て木を見ず」ということわざは全く反対のことを言っていて相反しているように見えますが、そのどちらもとても大切な言葉です。

両方の視線が大事だということを考えさせられます。会社の利益ばかりを考えてお客様のことを考えていない、また、会社全体のことばかりを見て社員を大事にしていない、労働条件や環境が悪いなどということで会社の業績が悪くなることもあるでしょう。

経営の面でも組織の面でも「森を見て木を見ず」ということわざもとても大事な言葉としての意味を持ちます。

「木を見て森を見ず」「森を見て木を見ず」色々な視線が大事!?

いかがですか。「木を見て森を見ず」は全体や理想を見る事の大切さを説き、「森を見て木を見ず」は一つ一つの個人を大切にしたり、本質を見失ったりしないでおくことを説いています。そのどちらの視線も大事ということです。

時には森全体を上から見て、また時には一つ一つを大事に視線を下すといった両方の視線が重要です。

会社が社員に言う言葉としては「木を見て森を見ず」ということが多いかもしれませんが、それはもっと広い視野を持って仕事をしてほしいということでもあります。

行き詰まったり困難に当たった時ほど視線を高くして目標や森全体を見失うことがないように考え方をちょっと変えてみるのもいいことです。

「木を見て森を見ず」とはよく言った言葉でなかなか森全体を見る機会は少なく、あえて全体を見渡すちょっと遠い場所に立って見なければいけません。そうした視線に合えて立つようにしましょうと言うことです。

一度遠くに立って視点を変えてみることを時にはやってみませんか。

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