レジャー業界研究|「現状」「今後の動向・将来性」を学ぶ

今回は、レジャー業界について、現状や動向、将来性などをまとめていきます。誰でも子供の時の楽しい思い出があるこの業界。就職先として夢描いていても中々一歩を踏み出せない方も居るんじゃありませんか?ここでは、そんな皆さんの背中を押すために様々な情報をお知らせしていきます。

レジャー業界研究:現状

始めにご紹介するのは、レジャー業界の基本情報です。市場規模や労働者数、平均年収などを具体的な数字を通して見てみることで、レジャー業界の「今」と客観的に向き合ってみましょう。

レジャー業界の現状:基本情報

以下は、平成25年~平成26年までの業界の情報を元にしたデータです。

・市場規模:2兆3,353億円
・労働者数:41,460人
・平均年齢:40.9歳
・平均勤続年数:12.8年
・平均年収:591万円

引用元:「業界動向SEARCH.com(※1)」

全体的に見て、市場規模・労働者数が少ない数値です。レジャー業界が最も活発だったのはバブルの時代です。かつては次々に新しいレジャー施設が建設され人々も次々に新しいレジャー施設で余暇を過ごしていました。しかし、現代は余暇の過ごし方は人それぞれ。多様化が進み新たに建設されても早々に営業終了に追い込まれることも珍しくありません。かつてのように活発な景気は今後はあまり期待出来ません。

平均年齢はそれほどでもありませんが平均勤続年数が若干短いのが気にかかります。やはり業界全体がそれほど安泰ではないことがこの部分にも現れています。働きやすさよりもやりがいを求めた方が充実感を得られる業界と言えます。

レジャー業界の現状:業界シェア

続いて、レジャー業界の市場が、どのような内訳で成り立っているのか、業界シェアを見ていきます。

・業界シェア1位:オリエンタルランド
・業界シェア2位:西武ホールディングス(ホテル・レジャー事業)
・業界シェア3位:第一興商

引用元:「業界動向SEARCH.com(※1)」

上記は、平成25年~平成26年の、レジャー業界企業の売上高を元にしたランキングです。

オリエンタルランド

レジャー業界の業界シェアトップは、オリエンタルランド。東京ディズニーリゾートが有名な日本を代表するリゾート企業です。売上高は4.735億円。なんと売上高シェアは20.3%もあります。1企業だけで国内生産の2割以上のシェアを獲得。まさに独走状態となっています。平成25年には開業30周年イベントの効果も奏功し、過去最多の3.129万人の入園者数を記録。純利益も705億円と過去最高益を記録しました。今後もこの一強状態はしばらく続くことが予想されます。

西武ホールディングス(ホテル・レジャー事業)

続いて、2位は西武ホールディングス(ホテル・レジャー事業)でした。売上高は1.625憶円。売上高シェアは7.0%です。3位以下には差がついておりますがそれ以上に1位との差は埋められないほどのものとなっています。巨大な西武グループはホテルやレジャー事業以外にも様々な業種があります。中でも鉄道事業を所持していることは影響が大きいです。各種イベントや運営次第ではホテルやレジャー施設の利用者数を効果的に伸ばすことが可能です。まだまだ業績を上げる可能性は広がっています。

第一興商

3位の第一興商の売上高は、1.305憶円でした。売り上げ高シェア5.6%です。カラオケが主要産業の企業。店舗数の多さを強みに巨大グループの足元を狙っています。

レジャー業界研究:動向

次に見ていくのは、レジャー業界の動向です。今、レジャー業界ではどのようなことが起こり、業界はどのように変化しているのでしょうか?業界が現在抱えている課題や、業界規模の推移などから読み取っていきましょう。

レジャー業界の現状:課題

まず、レジャー業界が現在抱えている課題や問題点をご紹介していきます。

レジャー業界の課題1:世間の好不況の影響が大きい

遊園地、テーマパークといったレジャー施設にとって、収益をもたらしてくれるのは来場者となってくれるお客さん次第。しかし、娯楽施設であるレジャーに足を運ぶには生活に余裕があることが大前提。景気が悪い場合には生活のことで精いっぱいになってしまいます。そのような状況では趣味や休日の楽しみに時間やお金を使う余裕がなくなってしまい、消費行動は消極的になります。

いくら業界で頑張って盛り上げようとしても世の中の好不況の影響を最大限に被るのがこのレジャー業界です。

レジャー業界の課題2:常に新しい付加価値を生み出さなくてはいけない

レジャー業界は来ていただいたお客さんに普段の日常生活とは違う世界を感じさせるのが仕事です。施設で働くスタッフ・キャストの皆さんは常に最高のパフォーマンスとサービスをもたらすことが望まれます。このため、最大限の努力と共にいつも新しい体験を与え続けようと頑張っています。しかし、世の中には様々なレジャー施設があります。最新のここだけにしかない体験を与えるのはもはや難しくなっています。

最近はその見せ方に工夫をすることも必要になっています。全国からお客さんを集め続けるのは現実には難しいのでよりリピーターを増やすことが必要です。そのためにはまたここに戻ってきたい、ここでしか味わえないような世界観や見せ方を工夫することが重要です。

レジャー業界の課題3:海外からの強力な話題性

近年では国内だけではなく海外からやってくるレジャー施設が話題になっています。もっとも有名なのは大阪にあるUSJでしょう。映画会社ユニバーサルの資本提供もあり映画の世界観を現実に上手く表現し長年収益を上げています。それだけでなく最近では日本のアニメなどとのコラボレーションも行いさらに話題を集めています。

今後は日本の中の企業だけでなく世界に視野を広げることも必要になってきます。国内トップのオリエンタルランドも早くからアメリカのウォルト・ディズニー・カンパニーとライセンス契約を結んだことが今日の躍進に繋がっています。まだ世間に表れていない魅力をいち早く発見し、それを現実世界に上手く落とし込むことも今後は目を向けることが必要です。

レジャー業界の現状:市場動向

次にレジャー業界の市場動向を見ていきます。業界規模の推移から業界の将来性を考察していきます。

レジャー業界の市場動向:業界規模の推移

以下は、平成17年~平成25年までの業界規模の推移を示したグラフです。

引用元:「業界動向SEARCH.com(※1)」

業界規模の推移としては、平成18年~平成20年までは好調。それ以降の21年~24年は苦戦が続いていたことが分かります。

やはり業界の性質上世間の影響を大きく受けていることが分かります。平成21年にはアメリカ発金融危機やリーマンショックが世界で話題になりました。この余波は翌年以降も続きこれが原因で景気が一気に傾き潰れた中小企業もたくさんあります。24年には前年よりも業界規模は回復をもたらすことに成功したようです。このようにいくらそれまでの業績が良くても世間の影響が大きいので常に注意が必要です。

レジャー業界の現状:将来性

続いて基本情報や現状、業界規模の推移からレジャー業界の将来性を考察していきます。

先ほど示した通り、世間の不況の波の影響が非常に大きいレジャー業界。その受難はこれからも続きそうです。

今年は日本国内では熊本の震災・世界に目を向けるとイギリスのEU離脱など景気に影響を与える大きな出来事がありました。このような事件が起きると世の中は自粛ムードが漂い、あまり余暇に目を向けなくなってしまいます。多少は我慢の時期が必要となるかも知れません。しかし、夏にはリオのオリンピックが開催。4年後には東京オリンピック開催という嬉しいイベントも控えています。長期的に見れば決してなくならない業界なので常にお客様のことを考えた最高のサービスを与え続けていくことが大切です。

レジャー業界研究:業界研究本

最後に、レジャー業界について更に詳しく学びたい!という方に向けて、おすすめの業界研究本をご紹介していきます。

レジャー白書2015

1977年創刊以来の白書。107種目の動向を全国規模で調査しています。業界を俯瞰で見つめることが出来ます。

図解入門業界研究最新旅行業界の動向とカラクリがよ~くわかる本[第4版]

おなじみの図解入門本です。レジャー業界は旅行業界と密接な関係があります。業績を上げるヒントや今後の動きも予測できるようになります。

ディズニーランドが教えてくれた「お客様を大切に想う気持ち」

業界1位オリエンタルランドについて分かり易く書かれています。業界で働く際の心がけや大切なことを学ぶことが出来ます。

終わりに

いかがでしたでしょうか?今回は、レジャー業界の現状や動向、将来性などをご紹介しました。皆さんの業界研究のお役に立つような情報は、あったでしょうか?

レジャー業界で働く方々は日常生活で疲れた皆さんを癒したり・楽しい気持ちにさせることを第一に考えてくれています。世の中の喧騒を忘れさせてくれるような空間を作れ挙げてくれる、まさに夢の国の住人です。そんな夢の国で皆さんも将来は働いてみませんか。

[参考資料・引用元]