検索したいワードを入力してください
更新日：2024年03月27日
[PR]
引用：リスミィ公式アプリ
＼＼今すぐリスミィを始める！／／
妥協という言葉の正式な意味として、何らかの物事の中でお互いに譲り合って解決に導いていくといった肯定的なニュアンスが込められています。この点は多くの人々にとって意外だったことに違いないでしょう。例えば討論の場合、二人にはどうしても譲れないポイントがあったとします。しかし、お互いが譲る事をしなければいつまで経っても討論は終わりません。なので、ある程度の方向性を決める事で妥協するといった具合です。
普段何気なく使う言葉でも辞書などで調べてみれば、正確なニュアンスがわかって興味深いものです。
妥協という言葉は前述した通り、良いイメージで使われますが、悪くも使われることがあります。何故なら一般的に妥協することはこだわりすぎず、素直なイメージがある反面、諦めることのようなニュアンスで考えられがちだと思われるからです。きっと何かで成功したい人にとっては否定的な意味の部分がクローズアップされるのではないのでしょうか。
妥協の類義語として、譲り合い、歩み寄り、譲歩、折れるなどといった言葉が挙げられます。おそらく近いニュアンスも言葉は、探すと更に出てくることだと思います。譲り合いと言えば、譲り合いの精神などから日本人の美学や心を表しているかのような肯定的なイメージが持てるのではないかと思います。しかし、譲歩や折れるといった言葉からは、どういうわけか敗北感さえも感じさせられます。欧米などの外国人からすると、そこまで妥協する必要はないと感じられるかもしれません。妥協は良い意味でも悪い意味でも日本人の奥ゆかしさを表しています。このように、妥協という言葉には、肯定的な部分と否定的な部分があることが受け取れます。
妥協しない人の特徴・性格として、こだわりが強かったり頑固だったりすることが挙げられます。一般的に、職人気質な人やプロフェッショナルな人がそこに当てはまるのではないのでしょうか。こだわりを持って仕事に取り組んでいる人こそ、自身との戦いの中で、妥協できない場合が多いように思います。言い換えれば完璧主義ということでしょう。妥協しない人こそ学問や芸術的な分野、またはスポーツなどにおいて、個性と才能を発揮しているかもしれません。
一方で、常に妥協することに甘えていると、世界の技術革新は望めず、産業は衰退することになるかもしれません。個人的なことで妥協しないことと公のことで妥協しないことでは周囲の人々の感じ方は180度変わってくるのではないかと考えられます。公のことで譲り合いの精神のニュアンスを含む意味で妥協できないとなると、周囲から自分勝手な人と受け取られる可能性も出てくることでしょう。時に妥協しない人は協調性のなさが顕著に表れ、人間関係の構築の中で、壁に衝突することもあるでしょう。
また、職業選択などに関して妥協点が少ない人になればなるほど、就職・転職活動に時間がかかるかもしれません。なぜなら、自分が正解だと思う事を納得するまで突き詰めるからです。妥協しすぎることが必ずしも正しいとは言えませんが妥協しない人の特徴として、臨機応変な対応が苦手と受け取られたり、柔軟性に欠けていると思われたりすることも多くあるかもしれません。時には妥協し、そこから少しずつスキルアップしていく気概が今の時代では求められることでしょう。
あの吸引力の強い掃除機で有名なジェームズ・ダイソン氏は、「こだわりに妥協しない」といった明言を世に出しています。彼は頻繁にビジネスの場で公言していたそうです。
これは妥協しない精神がもたらした、大きな成功と言えます。何かを突き詰めていく中で、独創的な視点を持って妥協しないことが大切だと考えられるのではないでしょうか。最初は批判を受けることがある場合もあり、柔軟性を持つように周りから言われることも多いかもしれません。しかしそこに強い信念があるならば、決して無駄なことではないはずです。彼の強い信念と妥協しないこだわりがなければ、あれほど有名な掃除機や扇風機が世に出ることはなかったかもしれません。頭がかたい状態で妥協しないことは良くありませんが、発想力と柔軟性を持って妥協しないことは、多くのメリットがあるように感じました。この点からも妥協しないことは発明の母でもあると言えるのではないでしょうか。
妥協しないことを表す四字熟語として、完全無欠といった言葉が浮かんでくることが多いのではないのでしょうか。「妥協しない＝完全無欠を目指す」といった言い回しで考えられることだと思います。常識的な視点で考えると、完全無欠を目指すには数多くの努力が必要となります。そうすると必然的に妥協しない人は努力家である（ことが多い）といった方程式が成り立ちます。
初回公開日：2017年05月01日
記載されている内容は2017年05月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
