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「よしなに」の意味と正しい使い方6つ・ビジネスでの注意点

更新日:2024年01月09日

言葉の意味・例文

あまり聞きなれない「よしなに」という言葉に関する意味・語源・使い方を説明し、そのあと「よしなに」という言葉を使う際の考察を踏まえた注意点を説明していきたいと思います。意味を誤解されやすい「よしなに」を時と場面に合わせて上手に使いましょう。

「よしなに」の意味

「うまい具合になるように」「よろしく」「よいように」「折り合いつけて」など、相手との間柄や物事がうまく運ぶようにお願いするときに用いる言葉です。 類語には「適切に」「 適正 」「 然る可く(しかるべく)」 「 適切」「 適宜」などがあります。

「よしなに」の使い方と例文6つ

「よしなに」の使い方としては、誰かに何かをお願いするときや依頼するときに用いられています。

よしなにの例文①:ひとつよしなに

ひとつよしなに頼みます (どうかよろしくお願いします。)

よしになに例文②:よしなにお取り計らい

勝手なお願いで申し訳ございませんが、よしなにお取り計らいのほど、お願い申し上げます。 (勝手なお願いで申し訳ないのですが、どうぞご手配・ご検討をお願いします。)

よしなにの例文③:何卒よしなに

何卒よしなにお伝えください (どうぞよろしくお伝えください)

よしなにの例文④:今後ともよしなに

今後ともよしなにしてください (今後とも仲良くしてください)

よしなにの例文⑤:あとはよしなに

〇〇さんに任せておけば、あとはよしなにしてくださるでしょう (〇〇さんにまかせておけば、あとは良い具合になるようにしてくれるでしょう)

よしなにの例文⑥:どうかよしなに

最高の条件を用意しているのでどうかよしなにお取り計らい願いたい。 (最高の条件を用意しているのでなんとかうまくいくように取り計らってください)

ビジネスシーンで使ってよいのか

「よしなに」は仕事で使わない方がいい厄介ワードとされています。なぜなら、依頼側のニュアンスが伝わりづらく責任の範囲が曖昧だからです。 依頼側がよしなにに込めた期待値と内容が正確に伝わらず、受け取り側は相手の意に沿った具体的な仕事ができません。そのため、コンプリートまでの過程が一段階も二段階も多くなってしまいます。よって、具体的な条件が必要なビジネスシーンでは使わない方がよいのです。

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初回公開日:2017年03月28日

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