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臨床心理士の試験内容と問題例・面接対策|合格率は低い?

更新日:2024年02月01日

ビジネスマナー

臨床心理士という職業を聞いたことがありますか?臨床心理士はスクールカウンセラーのように心のケアをする職業です。臨床心理士の試験はむずかしく、しっかりと参考書を買って取り組まなくてはいけません。試験対策や面接対策も記事にありますのでぜひ参考にしてみてくださいね。

臨床心理士の受験資格

臨床心理士になるには、日本臨床心理士資格認定協会の試験に合格することが必須要件となります。ただし資格試験を受けるためには臨床心理士養成に関する受験資格のある指定大学院または専門職大学院を修了していなければなりません。

主な受験資格

●指定大学院(1種・2種)を修了(所定の条件を満たしている者) ●臨床心理士養成に関する専門職大学院を修了した者 ●諸外国で指定大学院と同等以上の教育歴があり、修了後の日本国内における心理臨床経験2年以上を有する者 ●医師免許取得者で、取得後、心理臨床経験2年以上を有する者   など誰でも受験できるわけではありません。

臨床心理士の試験内容

一次試験(筆記)と二次試験(面接)があります。一次試験は、100題のマークシートによる ・「多肢選択方式試験」(2時間30分) ・定められた字数の範囲内で論述する「論文記述試験」(1時間30分) の2種類を、1日ですべてを実施します。

臨床心理士 試験問題例

一次試験の、100題のマークシートによる問題「多肢選択方式試験」は、臨床心理士として最低限理解しなければならない専門基礎知識が中心です。 ○心理学の基礎的設問 ○臨床心理士の基本業務(4種) ・臨床心理査定 (面接や観察、検査などによるクライエントの包括的な理解) ・臨床心理面接 (心理療法を用いた援助) ・臨床心理的地域援助 (地域や社会に対するアプローチ(コミュニティ心理学の視点)) ・それらの研究調査 (臨床活動をするだけでなく、その根拠となる研究活動) ・臨床心理士に関する倫理 ・臨床心理士に関する法律等基礎知識および基本的な姿勢や態度にかかわる設問 も出題されます。

臨床心理士 試験対策 多肢選択方式試験ポイント

一次試験の「多肢選択方式試験」では、臨床実践において身についた経験と総合的な知識が身についているかが問われます。専門知識の単語などの暗記力や試験対策だけの知識や技術だけを勉強するだけではなく、実際に実習などで行った臨床実践体験に照らしながら生きたものとして学ぶように、常日頃から心掛けることが大切です。

臨床心理士の一次試験対策 論文記述試験 

一次試験には多肢選択方式試験と論文記述試験の2種類ありますが、そのうちの論文記述試験は、「心理臨床に関する1題のテーマ」について、所定の解答用紙に(1,001字以上1,200字以内)の範囲内で論述記載します。

簡潔で論理的に内容を表現することと、厳密に求められた字数制限内(1,001字以上1,200字以内)で内容をまとめることが大切です。

臨床心理士試験対策 過去問

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初回公開日:2017年03月01日

記載されている内容は2017年03月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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