「決断力」がない人の特徴・決断力を鍛える方法・判断力との違い

決断力がない人が敬遠されることがありますよね。大事な時に決断する力は仕事においても重要です。決断力は日頃から鍛えることで養われていくものでもあります。決断力と判断力の違いや決断力を鍛えるためのおすすめの本をご紹介します。決断力のあるタイプへ変わってみませんか。

「決断力」とは自分の意志を決定する能力

「決断力」がある人と言うのはどういう人でしょうか。自分がこうしたいというのを決定できる人、何か迷った時に自分の意志はこっちとはっきり言える人のことですよね。

AとBと自分が迷った場合にどちらかにサッと決めることができる人のことで、なかなか決められずに迷っている人の場合は「決断力」がない人と言われますよね。

よく似た言葉として「判断力」と言う言葉がありますが、それとはどう違うのでしょうか。

「判断力」とは何事かを断定し、物事を正しく認識、評価する能力

「判断力」とは、Aを行うのが正しいのかどうか、今やるべきことがAなのかなどと言った判断を行うこと、物事が正しいのかややるべきかどうかなどを評価することができる力を「判断力」と呼びます。

「判断力」を発するためにはきちんと物事を認識したり、評価する能力を伴っていないとできないのが「判断力」となります。

「決断力」と「判断力」の違い

つまり、「決断力」とはAにするかBにするかとにかく自分で決めることができればいいのですが、「判断力」となると例えばAが高くていい商品でBは安いが品質が劣るなどの評価がしっかりした後に判断をするということになります。

「決断力」と「判断力」のない人は違うということになりますね。

「決断力」はあるが「判断力」があまりない場合

「決断力」があって何でも迷わずに決断することはできるが、判断が間違っていたり、あまり判断ができていないこともありますよね。

それを決断したことによってどんなことが起こるのかがしっかり分析されていないこともあります。きちんとした評価がなされていないという可能性もあるでしょう。

「判断力」を鍛える経験が大事、類似の経験をすることも必要

この「判断力」については、それを鍛えるためにはこれまでの経験が役に立つことが結構あります。以前にこれと似たようなことがあって、その時にこちらを選んだ方が良かったから今回も同じように判断をするというようなことが実は多くあります。

意外とそうした判断の機会を多く経験することで「判断力」は鍛えることができるようになります。

上司に相談して判断を仰ぐことも必要

また自分に「判断力」に乏しい場合は、上司に相談して判断を仰ぐことも重要です。判断を誤って決断しても大変なことになりますので、事前に相談して決断することも大切です。

そうやって相談していく中で自分の「判断力」も上司ならこう判断するということがわかってきて次第に鍛えることができます。

逆に「判断力」はあっても「決断力」がない場合

仕事においてはいろいろなタイプの人がいると思いますが、「判断力」があっても「決断力」がない人がいますよね。

例えば、AとBと言う商品があって、Aが高くていい商品でBが安くして品質が劣る商品と言ったような正しい評価をする「判断力」はあっても、それでは今どっちを買うべきかなどと言った「決断力」がない人もいます。

どちらかに決めるような場面では結構決断が難しいこともよくありますよね。何を基準に決断するのかと言う軸がしっかりしていないと判断はできても決断が難しくなります。

「決断力」がない人の特徴

「決断力」がない人の特徴は、決める軸がはっきりせず、決断できないでいるというのが特徴です。何を基準に決めたらいいのかと言うことが定まっていないのです。

優柔不断などと言われたりしますが、Aがいいと思ったけど、Bもいい、他人がAがいいと言ったから迷っている、また目の前にAがあるからAに惹かれるなどと言った様々なことで決断力が揺るいで定まらないのが特徴です。

そうした「決断力」を鍛えるためには、どうしたらいいのでしょうか。何を基準に今回は決めるという軸を自分自身の中にしっかり持つように心掛ける事です。

決められないのは決める軸がしっかりしていないから!

「決断力」を付けるためには、決める軸がしっかりしていないということであれば、決める軸はどうやって考えていけばいいでしょうか。

例えば沢山の情報の中から何を最優先するのか、これが一番優先されるというものを自分の中で判断することが大切ですよね。

それがしっかりできていれば、決断できるようになります。まず、情報を整理する能力、そして優先順位を付ける能力、全体を把握する力や先を見越す能力などを養ってみることが必要です。

日頃から決める軸を持つように努力をしてみませんか。ぶれない人と言われる人がいますが、信念のようなものや将来を見据える力などを養い、その判断に基づいていつでも決定することができるような人を目指しませんか。

「決断力」を鍛える方法

「決断力」を鍛えるためには、日常の様々な場面で「決断力」が必要な瞬間を大事にします。なぜそれに決めようとしているのかをしっかり自分の中で確認した上で決める訓練を行っていくようにするのです。

例えば外食の機会にも今日は寒いので暖まるものを食べようと思った場合、そのためには体が暖まる「カレー」がいいと考えながら決めます。

今日は、家であまり作らない物を食べようと思っているから「ハンバーグ」にしようと理由を考えながら選んでみます。「ハンバーグ」にしようか「カレー」にしようか贅沢に「ステーキ」にしようかなどと迷った時は、なぜ外食にしようと思ったことや最初にどんな物を食べに行きたかったのかなどをしっかり思い起こし、自分の気持ちを整理して判断します。

「決断力」を鍛える機会は本当に毎日の日常の中に転がっています。一つ一つの決断をその機会と思い、鍛える努力をすることがおすすめです。

「決断力」を鍛えるためのおすすめの本

「決断力」はそうした実際に決断をする機会だけでなく本を読んだりすることでも鍛えることができます。「決断力」を鍛えるおすすめの本もご紹介します。

『意思決定力』本田 直之 (著) ダイヤモンド社

「決断」を仕組み化する55の基本ルールを紹介しています。また、「意思決定の流れ」を7つの項目に分けている所がおすすめです。

1. 目的観を明確にする
2. 情報のインプット(目的を決めておく・量より質を優先する)
3. 選択肢の抽出(クライテリアを明確にする・ボトムラインを決めておく・選択肢をパターン化しておく)
4. シミュレーション(問題を整理する・イメージしながらシミュレーションをする)
5. 意思決定をし、行動する(見込み6割で行動する・行動しながらシミュレーションできる)
6. リカバリー力をつける(失敗は「矢面に立つ練習」だと認識する)
7. 常に意思決定力を鍛える

『決断力』 羽生 善治 (著)(角川oneテーマ21) 新書

こちらは将棋の世界の一手一手の勝負の分かれ目での集中力と決断力について書かれた本です。

興味深いのは、勝つことだけを優先していると、将来的にはマイナスになりかねないということも書かれている点です。目の前の一勝を追う将棋でなく、長く将棋を続けていくためには目先の勝負以外のことも考えないといけないということを語っています。

これは企業においてや仕事においても目先の利益だけに捉われずに先を見越した投資的なものも考えていかなければいけないということを伝えています。そういう先を見越した「決断力」も大事だということを教えてくれる本になっています。

瞬間の一手で決まる将棋の世界を知ることで「決断力」を鍛える本ですので一読してみませんか。

「決断力」を鍛える方法は鍛える訓練と経験が大切

「決断力」を鍛えるには、決断をする機会を多く経験することや鍛えるための本を読むことなどが挙げられますが、これからますます情報化社会で沢山の情報が溢れている中でどの情報を信じてどう決断するのかということはより難しくなります。

例えば、何か商品を買おうと思った場合にも口コミサイト一つを見ても一つの商品に対して、いい口コミもあれば、悪い口コミもあり、それをみんな拾っていけば、多様な意見があり過ぎて何が本当でどう判断したらいいのかもわからなくなります。

会社選びをする場合にもいい情報もあれば悪い情報もある、それでもどの情報を信じて判断していくのかを見極めることが大事です。

何を基準に判断していくのかをしっかり持って「決断力」を鍛える努力をしていく必要があります。そうした機会による訓練と経験が「決断力」を育てます。

また、自信を持って決断するためには多くの経験値やこれまでの決断による自信も大事だと言えます。自信を持って決断する生き方、「決断力」のある仕事の仕方を習得してみませんか。